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五十六

 そして、やはりあらためている吟味方。やがて出てきた結論は


「こら、そのお滝はんっちゅう妹とちゃいまんな」


 これに愕然とする、叔母さんとお加世


「そ、そんな」


「まずでんな、この赤い髪やけんど」

 そう言いながら、手で触れている破近


「他さんと色が違ってまへん?」


「た、確かに。でもこの間までは、気づきませんでしたが」


「それって、染めたんが色落ちしたんちゃいます?」


「染めた?」


 これに続けて


「そして、この火傷ですわ」


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