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五十三
「ほな、お牧はん。仏さんらにもご挨拶させてくれまへん?」
すでに、裏庭に埋葬されている仏さんたち。そして手を合わせながら、その一つ一つを掘り返している破近だが
「あ、蕾はあっちいっとき!」
しかし
「ご主人様。要らぬご心配ですう」
そう言いながら、脇に来て掘るのを手伝い始めた。
やがて出てきた仏を一目見た破近
「メッチャ髪が赤いやん? これって誰?」
「そ、それは……う、うっぷ!」
「んもう、そやから言うたやんか!」
「ほな、お牧はん。仏さんらにもご挨拶させてくれまへん?」
すでに、裏庭に埋葬されている仏さんたち。そして手を合わせながら、その一つ一つを掘り返している破近だが
「あ、蕾はあっちいっとき!」
しかし
「ご主人様。要らぬご心配ですう」
そう言いながら、脇に来て掘るのを手伝い始めた。
やがて出てきた仏を一目見た破近
「メッチャ髪が赤いやん? これって誰?」
「そ、それは……う、うっぷ!」
「んもう、そやから言うたやんか!」
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