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四十三

 そして自室にて


「ねえ蕾ちゃん?」


「はい?」


「もう二日目だから、賊にしろあの守銭奴二人にしろ、まず今夜辺り襲ってくるのは間違いないね」


「そう思いますう」


 頷く相手を見ながら


「だけど返り討ちにするってのも、怪我させたら揉めそうだし」


「確かに、おもいっくそやっつけてしまいそうですう」


「だろ? だから、ここは一旦身を隠そうか?」


「どこにですかあ?」


 ここで顔を寄せてきた叔母さん


「実はね、林の奥に離れがあるんだ」


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