1023/3502
四十二
いきなり振られた太郎兵衛
「は、はい?」
「仮にさあ、仮にだよ」
「ええ」
「このお二人さんもあの世に行ったとしたらさ、誰が相続するのさ?」
この驚くべき発言。すぐに遺言状をあらためる太郎兵衛、少々顔を青くしつつも
「どうやら又衛門様にも想定外みたいで、触れられてはいませんね」
これを聞き、大いにはしゃぐ女房二人
「まだまだ神様も見放してはいないんだ!」
「よくもまあ……」
とうとう切れた叔母さん
「犬畜生以下だね!」
いきなり振られた太郎兵衛
「は、はい?」
「仮にさあ、仮にだよ」
「ええ」
「このお二人さんもあの世に行ったとしたらさ、誰が相続するのさ?」
この驚くべき発言。すぐに遺言状をあらためる太郎兵衛、少々顔を青くしつつも
「どうやら又衛門様にも想定外みたいで、触れられてはいませんね」
これを聞き、大いにはしゃぐ女房二人
「まだまだ神様も見放してはいないんだ!」
「よくもまあ……」
とうとう切れた叔母さん
「犬畜生以下だね!」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。