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三十九
広間へと戻ってきた面々、だが皆とも昨日とは全く様子は違っている。
第一よく喋っていた女房二人が、今や貝と化しているから。
「じゃあ下手してたら、叔母さんも今頃は木に吊るされて風になびいていたかもお」
と、まあ恐ろしいことを口にしているくの一。
「そうかもねえ。ああ、くわばらくわばら」
この時何を思ったかいきなりお時が、部屋の端っこで大人しく座っているお加世に向かい
「あんたしか毒なんて盛ることできないよね?」
広間へと戻ってきた面々、だが皆とも昨日とは全く様子は違っている。
第一よく喋っていた女房二人が、今や貝と化しているから。
「じゃあ下手してたら、叔母さんも今頃は木に吊るされて風になびいていたかもお」
と、まあ恐ろしいことを口にしているくの一。
「そうかもねえ。ああ、くわばらくわばら」
この時何を思ったかいきなりお時が、部屋の端っこで大人しく座っているお加世に向かい
「あんたしか毒なんて盛ることできないよね?」
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