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三十二
目の前の床には、焦げ臭い臭いを放ちながら炎に包まれた物体が転がっている。
これに声を出すのも忘れた叔母さん、必死で羽織っているものを脱いで炎の上に被せている。
そして、一方のくの一はというと
「秘技、絶対零度!」
さすがに風魔忍法、一瞬で周囲の全てを凍らせてしまったのだが――
「と、時すでに遅し、ですう」
そう吐いたと同時に、目を皿のようにし
「この着物、わずかに残ってる赤い髪の毛……まさかのお滝さんですう!」
目の前の床には、焦げ臭い臭いを放ちながら炎に包まれた物体が転がっている。
これに声を出すのも忘れた叔母さん、必死で羽織っているものを脱いで炎の上に被せている。
そして、一方のくの一はというと
「秘技、絶対零度!」
さすがに風魔忍法、一瞬で周囲の全てを凍らせてしまったのだが――
「と、時すでに遅し、ですう」
そう吐いたと同時に、目を皿のようにし
「この着物、わずかに残ってる赤い髪の毛……まさかのお滝さんですう!」
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