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過労死デバッカーの異世界デバック学院無双 〜魔力0だけどバグさえ使えばなんとかなります!〜  作者: 甘い肉うどん
第二章 第二クール 伝説のデバッカー、冒険者となる

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幕間 休日

やっぱ幕間はさみます!

世界の裏側での決戦から数日。王都は平和そのものだった。ギルドも落ち着き、依頼も減り、アレンたちには珍しく“完全オフ”の日が与えられた。アレンは隠れ家のソファに寝転がり、久しぶりに何も考えず天井を見ていた。

「……やっと休めるな」

シルヴィアが呆れたように言う。

「休むって言っても、どうせバグ探すんでしょ?」

「探さねぇよ。今日は休む。絶対に」

リーゼロッテが微笑む。

「アレン様が休むと宣言するのは珍しいですね」

「たまにはいいだろ。世界も落ち着いてるし」

そう言いながらアレンは目を閉じた。

だが――

「……ん?」

シルヴィアが眉をひそめる。

「何よ、その“ん?”って」

「いや……なんか、魔力の流れが……」

「休むって言ったでしょ!!」

アレンは手を振った。

「違う違う。これは俺の気のせいだ。多分」

「多分って言うな!!」

リーゼロッテが静かに補足する。

「アレン様。魔力の流れが乱れています」

「ほら見ろよ!!」

「いや、俺じゃねぇし」

シルヴィアが頭を抱える。

「もう……休む気ゼロじゃない」

アレンはソファから起き上がり、窓の外を見た。

王都の空は晴れている。

だが、裏側の線がほんの少しだけ揺れていた。

「……まぁ、休日にバグが出るのはいつものことだな」

「いつものことにしないで!!」

リーゼロッテが静かに言う。

「アレン様。どうされますか?」

アレンは伸びをしながら答えた。

「決まってんだろ。

休日だろうが何だろうが――」

「やめて!!」

「バグがあるなら直すしかねぇだろ」

シルヴィアが叫ぶ。

「休めぇぇぇぇ!!」

アレンは笑った。

「休むよ。直したらな」

リーゼロッテは微笑み、セフィが淡々と告げる。

『マスター。休日のデバッグは非推奨ですが、マスターの性格上、止めても無駄でしょう』

「わかってんな、セフィ」

「褒めてないわよ!!」

こうしてアレンの“休日”は、結局いつも通りのデバッグ作業で始まった。

だが、そんな日常こそが――

アレンにとって一番“平和な時間”なのかもしれない。

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