世界だって君にあげる ミッドナイト清純同性交遊
ここまで読んでくれた方ありがとうございます。
前書きの使い方として正しいかわかりませんが少し謝る事があります、元々は友人が楽しみにしてるよ、と言ってくれて書き始めたものなのでその人だけが「おやっ?」となる仕掛けがあります、決して大層なものではありませんが、普通に読んで頂いた方々は何故ここで?となると思ったのでお伝えしておきます。
夜の気配がゆっくりと近づいてくる。
ゆらぎが描いた白線は、もうほとんど見えない。
砕いた貝殻たちは風に乗って散骨されたかのように、さっきまでの僕達と一緒に世界がそっと消していった。
過ぎてしまえば情熱も彼女の力強い真っ直ぐな声も、豪速球でさえ、淡い色をした思い出に変わっていく。
校舎の前の石段に腰を下ろして、僕はグラウンドを眺めていた。
不意にありもしない、いや、どこかであったかもしれない彼女とのやり取りが浮かんだ。
「レオはさ、将来なにになりたい?」
「うーん、僕はべつにこれといって、、、そうだ、甲子園行ってみたい!」
「えぇ?野球できるの??」
「いや、僕女の子だし,ブラスバンドでもチアリーダーでもいいからさ。あ、マネジャーって手もある!」
「今は女の子だって甲子園いけるんだよ!」
「 じゃあさ、僕が転校してゆらぎと甲子園で対決するの、どう?」
「いいね、感動の最終回だ!!」
「ゆらぎ」
呼んでみても、返事はない。
でも不思議と寂しくはなかった。
胸の奥のどこかで、彼女がまだこの世界のどこかにいるような気がして、このグラウンドも、校舎も、視界に入っている全てが彼女の一部のような、そんなような。
このまま朝なんて来ないかもしれない、とても優しくてどこか怖いような夜の空気の粒のひとつひとつが、それを囁いていた。
それでも、僕は明日の支度をしていた。
ボールとバットを磨いて、少し、ピッチングの練習もしてみた。
ゆらぎが見たら、きっと笑うだろう。
「そんな球じゃ、私は打ち取れないぞ!」って
もし今夜、世界が終わるなら、その瞬間を彼女と見届けたかった。
そしてできるなら、もう一度だけ、もう一打席だけ。
風が頬をなでた。
その風の中に、かすかに彼女の声が混じっていた気がした。
「ねえ、ちゃんと見ててね」
目を閉じると、ゆらぎがマウンドに立っている幻が浮かんだ。
背筋を伸ばし、帽子のつばを押さえ、
こちらに向かって微笑んでいる。
僕はしっかりと彼女を見て口角を少し上げた、ちゃんと上手に笑えてるといいけど。
目を開けると世界は少し滲んでいて、頬のそれを拭った手の甲は、ちょっと震えていた。
ふと、自分の髪の長さに気づく。
少し伸びすぎている。
結ぼうか、それとも切ろうか。
明日になったら、ゆらぎに相談してみよう。
前書きでも書きましたがこれは友人に宛てたお話しなので誰にも見られないと思って書いていましたw
でも意外と見てもらえて、メッセージまで頂いた時には正直めっちゃビビりましたwwww
なのでちょこちょこと後から修正したのですがやはり稚拙さはなかなか取れませんでしたねw
今この文章は気楽に書けるのでとても助かってますw
お話自体はもう少し続くのでよかったらぜひまたお暇な時に目を通してやって下さい。
しつこいですけど読んで下さった方に感謝感謝ですッ!!




