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閑話 自衛隊のドラゴン討伐

ちょっとイルミナ要素を

このお話は戦前の2026年のお話です

自衛隊イルミナ基地にて


外交官のミオが慌てて駐屯地にやってくる

「すみません、この基地の司令官を呼んでください。政府より緊急の依頼です!」


基地の警備をしていた自衛官は急いで司令官を呼びに行く。


ミオは基地の会議室に案内され椅子に着く


「こんにちは、イルミナ方面総監の武藤と申します」

「外交長官のミオと申します」

ミオは頭を下げる

「それでどうされましたか?」

「ホーザでドラゴンが出現しまして討伐要請を」

「ドラゴンですか・・・」


武藤は難しい顔をする

ドラゴンは日本国への脅威にあたるのか


「自衛隊の出動は国からの許可が要りますので少し待てないでしょうか?」

「はい、大丈夫です」



その後国はドラゴン討伐のための自衛隊出動を許可した。

害獣駆除という名目であり、武装は一部制限されるのだが




ホーザ

ホーザに駐屯する軍はドラゴンとにらみ合い状態であった。

ホーザ軍指揮官であるカリオスはドラゴンを睨む。ドラゴンは呑気に街の近くで寝ていた。


魔導大砲が通じなかったことは前代未聞であり、自衛隊を要請することになったのだが



そこに16式機動戦闘車1台と隊員25名が到着した

ドラゴン討伐に対してはかなり人数が少ないのだが


「どうも、ドラゴン討伐隊隊長の遠藤です」

「ホーザ軍指揮官のカリオスだ。よろしく頼む。それでは早速作戦会議に入ろう」


「ドラゴンの弱点は顔と羽根と腹部だ。優先的に狙うのは羽根と腹部だろう、顔は意外と硬くて目隠し程度にしかならん」

「そうですか、通じるかどうかはわかりませんがやってみるしかないですね」




隊員は配置に付き、ドラゴンが起きるのを待った。

暫くして、ドラゴンが起き上がる


そして体を伸ばすかのようにドラゴンは背伸びをして羽根を広げる

その瞬間に01式対戦車誘導弾を腹に、105mmライフル砲を羽根に、81mm迫撃砲をドラゴンの足を狙って撃ち込んだ。


105mmライフル砲は羽根を貫くも、それ以外は効果がなさそうであった。


羽根に穴をあけられたドラゴンは大激怒し、こちらに向かってくる。


「おい、向かってくるぞ、総員撤退!」


高機動車に隊員は乗り込み撤収していく。

16式は撤退しながらドラゴンの羽根に弾を打ち込んでいく。


そしてドラゴンが上を向いたかと思うといきなりブレスを吐いてきた。

前線にいたイルミナ兵が巻き込まれる。


「こりゃ駄目だ。防衛省に連絡しろ!制限を解除してくれ!」

遠藤は無線に向かって叫ぶ


少なくとも105mmライフル砲だけじゃ討伐できない。

ミサイルを使わないと無理だろう


防衛省は悩みに悩み、外務省を通じて「イルミナが攻撃に使った弾薬分のお金を払ってくれるなら本格的に自衛隊を出動させるよ」と告げると、イルミナは速攻で許可した。


ホーザの街の城壁はドラゴンによって破壊され、民間人にも被害が出る


武装の制限解除をイルミナ方面隊に告げると、空自に航空支援を要請し、F-15J 2機が飛び立つ。


F-15Jはドラゴンを捉えるとミサイルを放つ。

ドラゴンは突如飛んできたミサイルを受け止めようと手を伸ばすと、手が爆発し、爆発によって手が吹っ飛んでしまう。


ドラゴンは標的をF-15Jに変え、羽根を広げて飛ぼうとするが羽根に穴が開いていて飛ばない。

そこで飛ぶことをあきらめたのかブレス攻撃に変更する。


F-15Jはブレスから必死に逃げていく。


そして姿勢を崩すために足へとミサイルを撃ち込む。

すると片足が吹っ飛びドラゴンはその場に倒れてしまう。


それを見たカリオスは軍に突撃を命令する。

ドラゴン討伐隊もそれを見て顔に105mmライフル砲と01式対戦車誘導弾を放ち、戦闘不能にする。

最期の足掻きなのか咆哮を上げジタバタと体を動かすもカリオスによって首を切られ絶命した。


この件でホーザの街では自衛隊は太陽の悪魔ではなく太陽の勇者と呼ばれるようになった

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