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30 イルミナ王国、観光業へ

自衛隊のサイトやSNSでは日々イルミナ王国での活動を投稿しており、偶にイルミナ王国の建物や現地の人の生活などを見れることから閲覧者数は日々増加していた。

政府には渡航できないのか等連絡が毎日のように来ていた。


そこで、イルミナ王国と協議した結果、11月に政府主導で抽選で選ばれた42人が1泊2日の観光を行う。

ニッポーエアコミューターのATR42-600機(48人乗り)が使用される。

航空自衛隊イルミナ基地に着陸後、基地内にて説明を受け、日本国のイルミナ事業について見学

その後、鉄道に乗り王都を観光し、一泊。

次の日はイルミナの街に入り観光した後、冒険者ギルドへ行き魔法の実演を行う。

鉄道を使ってイルミナ基地に戻り、帰国する


イルミナ王国は中世ヨーロッパの世界観であり、観光客もそれを体験することを希望しているため、極力車やバスは使わない。


各都市の観光は自由行動ではなく、イルミナ王国側が設定している。宿は貴族が止まるような宿をそのまま貸切る形となる。



日本人観光客招待のため王都とイルミナでは治安維持に力を入れていた。

自衛隊も87式偵察警戒車1両と9名を王都に派遣し巡回していた。

街中で手軽に銃を撃てるわけではないのでクマよけスプレーとテーザーガンも装備していた。


内戦が収まり、日本国が貢献しても太陽の悪魔と言うイメージは払しょくできず、自衛隊が街中を通るだけで人々は恐れおののいた。

しかし、貧困街に住む怖いもの知らずの若者チンピラたちは自衛隊が魔術師と言う噂を聞き、剣で後ろから奇襲し、装備を奪えば自衛隊も敵ではないと思ったのか。

しかしそんな期待とは裏腹に、気配でバレ、切りかかっても防弾チョッキに直撃しただけで、周りの隊員らがテーザーガンとクマよけスプレーで制圧し、逮捕された。


この一件以降、太陽の悪魔には剣が聞かないという噂が流れ、住民は誰も太陽の悪魔に近づかなくなった。


自衛隊が襲撃されたニュースを見て武術を極めたものや冒険者が自衛隊に挑もうとするもは別のお話である。



イルミナ王国内では日本人の観光客を迎えるにあたって緻密な計画が立てられていた。

王国自ら一流の冒険者を雇い、宿は超高級宿。イルミナ王国の体験ができるような施設として鍛冶場で防具の製作体験、ワイバーン・ペガサスとのふれあい体験などを詰め合わせていった。

イルミナでは帆船を使った沿岸観光と冒険者ギルドで魔法実演


日本のマスコミも参加するためにイルミナ王国のイメージを上げようと必死であった。


その一方で航空自衛隊イルミナ基地では

航空祭・自衛隊祭が開かれていた

開催一週間前から町中にビラが配られ、イルミナー王都ー日本人街を結ぶ鉄道は無料。

そして参加も無料で、装甲車に乗れたり、自衛隊隊員に質問が出来たりなど日本で行うものと変わらないものが用意された。これはもちろん自衛隊のイメージアップ戦略である



当日は列車は満員で増便が行われてた。

イルミナ・王都中から人々が集まり、貴族なども集まっていた。


そして観覧ブースでは

陸上自衛隊による模擬戦闘が行われていた。

16式機動戦闘車と10式戦車が空砲を撃ったり、自衛隊員が20式をぶっ放す(空砲)など、見ているものを興奮させた。何より目玉なのは、航空自衛隊の飛行であった。

今回はF-2戦闘機、F-15J戦闘機、F-35B戦闘機、C-2輸送機、P-1哨戒機が参加

その離陸シーンや圧巻の機動飛行。そしてC-2などの大型飛行機が高速で飛行する姿は観客を恐怖と興奮の波に飲み込まれた。

そして最後に登場したのがT-4練習機に乗ったイルミナ兵らであった。

人々はその姿に感動し、涙を流すものもいた。T-4練習機は空自と変わらないほどの飛行技術を披露し、去っていった。



その後は子供たちが陸自の隊員に質問したり、装甲車に乗ってはしゃいだりと平和に第一回イルミナ基地祭は終了したのであった



会社の名前とか実在している会社の名前は書かない方がいいですよね

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