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13 日本視察!その3

3日目は自由行動になっている

17時ごろに羽田空港集合となっている。各々自由行動が可能である。移動は政府が用意した車に乗り、移動することができるのである。

ミオ

ミオは「東京の美味しいお店に連れて行って」と職員に頼む。外務省職員は慌てて貸し切りのできる高級料亭などを探す羽目になってしまった。

最初に向かったのは高級寿司屋である

立派な扉を開けると中には大将が待っていた。「いらっしゃい」と静かな声で出迎えてくれる

外務省職員が事情を説明し、異世界人なら!と快く引き受けてくれたのである

大トロ、ウニ、いくら、エビなどを大将お勧めで出してくれた

ミオは出された寿司をニコニコしながら口に入れる

「生の魚がこんなにもおいしいとは思いませんでした!ごちそうさまです」

「それはよかった」と大将が笑顔で返す

「ところでこのお米という穀物。少し味が違いますが何か調味料を入れているのですか?」

「ええ、お米に酢や塩などの調味料を入れています」

「なるほど、ありがとうございます」


寿司屋を出て次に向かったのはラーメン屋である

「豚骨ラーメンと言って、豚と呼ばれる動物の骨から作ったスープに小麦で作った麺をいれて食べます」

「豚とはどのような動物なのでしょうか」

とミオが質問すると職員はタブレットを取り出し、豚の画像を見せる

「うぇ、オークみたいですね」

「オークと言うのは?」

「この動物の顔をした凶暴なモンスターです」

「なるほど」

お店に行きラーメンのほかにギョウザ、チャーハンも頼む

そしてテーブルに出される

最初ミオは抵抗感のある顔をしていたが覚悟を決めて麺を口へと運ぶ

「お、おいしい」

「ギョウザはこちらのポン酢をつけてからお食べください」

と店員が説明する

「う、このパリパリ感、そしてあふれる肉汁!!」

「チャーハンは米を使った料理です」

「お、美味しすぎるぅ」


次は鰻と言う魚を使った料理を食べに行きます

店に入りだされたのは鰻重。

「いただきます!」といって鰻とホクホクのごはんを口の中へ運ぶ

「この甘辛いソースとお米の相性が抜群です!鰻と言う魚もとてもおいしい!」

その後あっという間に鰻重を食べ終わり、集合場所である羽田空港へ向かう


王女イザイナ

彼女はこの国の工業技術が見たいとのことだったので日工自動車追浜工場へと向かった

そこにはずらーと並んだ自動車の骨組みなどがベルトコンベアによってゆっくりと流れていき人が一個一個部品を取り付けていく。また骨組みをロボットで溶接したりとイザイナを驚かせた

「国交が結ばれれば、このような工場がイルミナにも作られるのでしょうか…」とつぶやく

「高い需要があれば作られると思いますね」と案内員が言う

その後は製鉄所などを回り集合場所の羽田空港へと向かう


メリアナ

メリアナは日本の軍事技術をもっと見たいと要望した

そこで外務省は防衛省に協力してもらい航空自衛隊百里基地へと案内した

「ここは航空自衛隊百里基地と言って主に空中戦力が配備された基地です」

「ヘリコプターなどですか?」

「いえ、それよりすごいものです」と職員が自信ありげに言う

メリアナはワイバーンやペガサス、召喚術師が出すガーコイルなどかと思っていたが予想を大きく上回った。目の前にいた戦闘機と呼ばれるものが滑走路と呼ばれる長い道路へと向かい、そこからものすごい速度で飛び立つ。そして上空で一回転するなどのアクロバット飛行を見せてくれた

オシタニア艦隊を襲った黒い竜のようなものとは色や形が少し違うがほぼ同等のものだと認識できた。

「これが空飛ぶ悪魔なのか・・・」とつぶやく

メリアナは空飛ぶ悪魔(F-15J)を写真及び動画に収める



エマーソン、ナロー、へペル

エマーソンとナローは特に行きたいところはなかったためへペロについていくことにした。

へペロは昨日見た大きな建物を見たいといったのだ。その正体は東京スカイツリーである

3人はへペルについていく

「こちらで上まで行きます」

3人はエレベーターにのる。

そしてぐんぐんとエレベーターは上に上がっていく

「お、おい大丈夫なのか?」

ナローが職員に怯えた声で質問する。エマーソンも同じなようで「安全なのか」と質問する

「ええ、強化ガラスを使っておりますし事故が起きたことは一度もございません」

と職員が説明するがそれでも怯えたたままだった。一方でへペルはと言うと、「ヒャッホー!」と高いところを楽しんでいるようであった。

向かったのは展望回廊。東京および富士山などを見ることができた

「ウヒャー!最高ですなエマーソン殿、ナロー殿」とへペルが笑顔で2人に話しかけるが2人はかなり怯えていてあろうことか男女2人で抱き着いていたのであった

「は、はやく帰りましょう!」「そうだぞヘペル!」

「根性ナシが威勢を張るな!」とヘペルは一喝するのであった。




東京・羽田空港

それぞれ予定通り到着した6人を羽田空港へと案内する

「ここは空港と言って空を飛ぶ乗り物の乗り場みたいなものです。ここ羽田空港は日本で一番大きく、この星のいろんなところに向かうことができます」

「そ、空を飛ぶのか?」

「ええ」

反応したのは例の2人組であった。

「本来であればターミナル内を案内したかったのですが、皆様は特別なので関係者入り口からの案内になります」

「それでは手荷物検査を行います。すべての持ち物はこちらのカゴに入れてください。入れ終わりましたらゲートをお通りください」

6人は何事もなくゲートを通る。関係者入り口だとしても警備は厳重である

「それではこちらのバスにご乗車ください」

そしてバスに乗りしばらくすると

そこにはいろいろな会社、大きさの飛行機が並んでいた

「こ、これは!」「す、すごい」「あれが飛行機か!それもたくさん」と全員が目が飛び出そうなほど驚く

「皆さん!右側をご覧ください!」そこには大型の機体がものすごい音を立てて離陸するところであった。「俺たちはいまからあれに乗るのか…」


暫く移動した後、JALのB737機の前に着く

「気をつけてお上りください」

6人は席に着くと「す、すごい座り心地だ。とても楽だ」と飛行機の乗り心地に感激しているようであった。

客室乗務員が一連の説明をした後「それでは離陸いたします」と放送する

職員も「いまから離陸します」と改めて説明する


止まったかと思うといきなり動き出す。そしてしばらく動いた後「ゴオォォォ」という音でさらに加速。「ぐっ」と座席に押さえつけられる。エマーソンやその他の5人は「お、おい大丈夫なのか!」と声を上げるので「大丈夫です!安心してください!」と今にも暴れそうな6人を落ち着かせる

その後は特に異常もなく6人は落ち着いていた。(着陸時は除く)

着陸時も同じように誰かが「うわあぁぁぁ!」と声を上げていたが無事に南紀白浜空港に到着する。

そこから田辺海上保安部へと向かい、巡視船に乗り込むのであった










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