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墜ちた。
230416
パラシュートに包まれている。飛行機が、飛行機だよな?
落ちてんだあれ。どこに、いや、すぐそこだ。なんで。
行かなきゃ。呼ばれてる気がするんだ。
落ちた先は、
待っているんですよ。我が神、我が使い。羽の生えた彼女を見た時確信したんです。あの子こそ私が求めていた能力!ああ、落としたかいがあった。あの人数がいても見付けたのは外から来た彼女だった。他は既に洗脳済みだ。好きに飛び降りるといい。きっと彼女の事だから、
「飛び降りますね」「はい、ここから」
「飛び降りることが使命なのです」
待ってくれよ私の心よ。愛しい君よ。可愛らしく麗しい少女よ。
この手を伸ばした。落ちることも厭わずに。
私の背に翼が生えて、抱き留めて。
明らかに正気でないその瞳を覗き込んで、
ああ!素晴らしい!
神父。
何故私を、
君こそ求めていた天使なのです!
君も飛んでいるのに何を言っているんだ。
翼が生えていることこそが証なのです。逃がさない。捕まえなさい。お前たちの命などの彼女と比べれば安すぎるものなのだから。
痛い。毟らないで。逃げないと。
何時の間にか牢獄だ。窓に格子が嵌ってる。
逃げないと、
薄明かりの空は曇っていた。




