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編光炉  作者: Nox
60/165

かにの歌

230516

6匹。

かにの、死体だろうか。


古びたアパートの階段に群がっている。

赤、紺、白。

1匹頭の抉れたかにがいた。それを呆然と眺めていた。


中央広場には大きな木が生えている。石垣の中で私を見ている。

私を。


かにが降ってきた。

食い殺されるのだと目を閉じた。何も起こらなかった。


頭片が赤い真っ白な女がいた。

頭片は赤く脈動し血の対を成していた。

女はかにだ。

その頭にかにの身を詰めて生きていくのだろう。

廃校舎の門の向こう側へ。


紺色のかにはそれを見詰めていた。


かにの歌。

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