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編光炉  作者: Nox
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犬も食わない

170116

ある少女は昔少年に苛められていた

その少年は子犬といつも一緒にいた


その世界には孤独の花というものがある

世界を滅ぼすと言われている

彼女はあまり記憶はなかったが、いつも病院に通っていた

ある日、母親との喧嘩で眼鏡が壊れてしまい病院に行った

行く途中、砂時計の森を見つけた

そして一番奥の砂時計に吸い寄せられた

コテン、とその中にいつの間にか入っていて

気が付くと幼い頃の姿になっていた

そして隣にはあの少年と、子犬がいた

少女は怯えて逃げ出そうとしたが出口はない

すると少年は砂時計の破れ目を指差した


気付けば病院にいた


診察を受けている時、その医者は言った

孤独の花、知ってる?

何故か危機感を覚えた少女は逃げ出そうとした

しかし、また砂時計の中にいた

今度は少年も成長していて、少女もそのままの姿だった

子犬は人になっていた

少年はただ遊びたかっただけだった

少年はただわからなかっただけだった

子犬が静かに語る

少年は静かに泣いていた

少女は理解した

少年は優しい人だったと

周りから苛められる前に少年が暴れまわり少女をひとりにしておけば苛められないと

砂時計の砂は全て落ちたのだ


二人は仲直りして、子犬(人)と共に出ようとした

しかし、あの医者が孤独の花を咲かせるには媒体がいる

水の中で孤独のあの子を見つけなければな

不要ならもう沈めてしまえ

少年は破れ目から逃げようといい少女と子犬と共に走った

破れ目から出て、追われながらも懸命に走った

屋敷についた時、医者は何故か死んでいたらしい


それから数年

二人ともう一人は仲良く屋敷で暮らしている

周りの家族と共に

因みに子犬は二人が早くくっつかないかなと思っている

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