47/165
氷花の竜
220915
水鏡の門がある
そこに私は立っていたのだ
鉄の古塔に少年が一人
水色がひらひらとした
長い黒髪
男の声が聞こえる
捧げものをしに来たと
螺旋の階段を駆け降りる音
その後ろから怒号が迫った
藁で出来た集落は蓮の上に建っている
銅鏡がそこにあった
少年の弟は言う
いつも自己犠牲ばかりなのだ
襖の中に彼を隠した
怒りの声は悲鳴と混ざる
長い髪
水上の蓮は咲き誇っていた
死に際の彼は何を思って私に問い掛けるのだろう
夢の末路は終わりばかりだ
220915
水鏡の門がある
そこに私は立っていたのだ
鉄の古塔に少年が一人
水色がひらひらとした
長い黒髪
男の声が聞こえる
捧げものをしに来たと
螺旋の階段を駆け降りる音
その後ろから怒号が迫った
藁で出来た集落は蓮の上に建っている
銅鏡がそこにあった
少年の弟は言う
いつも自己犠牲ばかりなのだ
襖の中に彼を隠した
怒りの声は悲鳴と混ざる
長い髪
水上の蓮は咲き誇っていた
死に際の彼は何を思って私に問い掛けるのだろう
夢の末路は終わりばかりだ