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あまりもの ろく
無機の夢に図らんで、遠矢の雪が積み崩る
風が鳴いた 有限に時を進むガザミの子らよ
爪弾き者の単衣が言うた 括るは終ぞ脚の指
泣く子が黙る通せん坊 嘗て見たのは鎹の春
叩いた笛が吉を報せた 報いは貴方にあるべきと
遠い活路の金山と 幽玄に帰す幻が
我が身挙って遠からじ 透けた身体に唐辛子
歩めば人の夢なりか 集めた嘗ての幼子か
鳶が泣いている 烏は飽いている
戸を叩く 都を叩く
牙が挙りて
遠くを見る女の話
誰も迎えに来ず、その代わりに来たものは
無機の夢に図らんで、遠矢の雪が積み崩る
風が鳴いた 有限に時を進むガザミの子らよ
爪弾き者の単衣が言うた 括るは終ぞ脚の指
泣く子が黙る通せん坊 嘗て見たのは鎹の春
叩いた笛が吉を報せた 報いは貴方にあるべきと
遠い活路の金山と 幽玄に帰す幻が
我が身挙って遠からじ 透けた身体に唐辛子
歩めば人の夢なりか 集めた嘗ての幼子か
鳶が泣いている 烏は飽いている
戸を叩く 都を叩く
牙が挙りて
遠くを見る女の話
誰も迎えに来ず、その代わりに来たものは