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対の船 少年
220102
船上の夢を見た
いつも笑顔の少年がいた
氷の翼の船だった
「気味が悪い」と女が言った
少年は簪を女に渡した
少年は絵を描いていた
宝石翼の天使の夢を
月夜の死神が歌う絵を
女の人魚が氷の下で、幼い天使を食う空を
少年は絵を描いていた
いつからそこにいたのだろう
少年は笑顔を絶やさない
少年のことを誰もが知らない
少年のことを誰もが歌う
少年は絵を描いていた
氷の翼の絵を描いていた
少年は笑顔を絶やさない
「簪どうぞ」
妖精の木の銀の杖
220102
船上の夢を見た
いつも笑顔の少年がいた
氷の翼の船だった
「気味が悪い」と女が言った
少年は簪を女に渡した
少年は絵を描いていた
宝石翼の天使の夢を
月夜の死神が歌う絵を
女の人魚が氷の下で、幼い天使を食う空を
少年は絵を描いていた
いつからそこにいたのだろう
少年は笑顔を絶やさない
少年のことを誰もが知らない
少年のことを誰もが歌う
少年は絵を描いていた
氷の翼の絵を描いていた
少年は笑顔を絶やさない
「簪どうぞ」
妖精の木の銀の杖