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編光炉  作者: Nox
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あまりもの に

私、しがない電気信号をやっております。

ええ、さあさあ。テレビを付けてボリュームを上げて。私の声をお聞き下さいませ。その程度のこと、出来なくてどうしますか。さあ。さあ。

私の声をお聞き下さい。そしてどうかご意見をお寄せ下さい。ああ、どうも。素敵なご意見ですね。

貴方様の哀れな脳髄を揺らして響かせ泥に帰します。それの何が問題ですか?

ゆるゆると崩れてお雪崩下さい。貴方様に足りない全てを差し上げる代わりに貴方様の持ちうる全てを対価として戴きますので。

どうされました?私の声が聞こえませんか?

まだまだボリュームが低いご様子で在られる。さあ。さあ。ボリュームを上げて。上を見て。天を仰ぐように私の声を聞け。

その開かれた口より這い出でる流砂全てを掻き集め砂の城を作って差し上げましょう。

え?本当に出来るとお思いで?

愉快なことで。ははは。素敵なことだと思いますよ。

あらまあ残念なことで。もう既に流涎が止められないのですね。さあ。ボリュームを上げて。

おや。手が腐り落ちてしまったご様子で在られる。それでも聞く耳はまだ御座いますよね?さあ。ボリュームを上げて。

あら。今度は両の目ですか。でもまだ耳は残っておりますね。さ、ボリュームを上げて。

もう上げ切られて上がらないのですか?それは失敬。ではこれで終いに致しましょう。

聞かぬのでしょう?何故怯えるのです。

さあ。さあ。

息を絶て。

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