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編光炉  作者: Nox
25/165

あまりもの いち

人は欲の生き物だとはよく言ったもので

常私はそれを起点に物事を進めていた

欲しいものがあれば手に入れる

手に入れるためには金がいる

金を得るには仕事をし

そうして求めたものを買う

よくある話だ

よくある退屈な日常だ

ふと、見返した日

私は"非"を欲した

人とは違うもの

退屈を壊す異様なもの

常を壊す"非"日常

それを求めた時


壊して戻して全て食らって永遠となれなんだってしよう"非"を犯そう他者を殺し奪い喰らえ全てが一変する追われ逃げ惑い嘲笑え朝焼けと共に汽車に乗れ明日の一面私だろうさ夜明けは我が手元にあれどそれを知る由他者になし嗚呼嗚呼なんと素晴らしいことかこれが本来あるべき姿でこれが私の本性でありこれが人として獣としての頂点だ素晴らしい素晴らしい素晴らしいこれが楽園かこれが"非"かこれが崇高かこれが支配かこれがこれがこれが


ふと、見返した

そうして思う

"日常"だ

退屈である

変わり映えがしないのである

そうして私は"非"を求めた

今とは違うもの

退屈を壊す異様なもの

常を壊す"非"日常

それを求めた時


顔を変え戸籍を変え人を変えた私は"私"となり欲を満たすため仕事をし金を得たそうしてまた欲を満たし仕事をし金を手に収めた嗚呼嗚呼なんと素晴らしいことかこれが


ふと、見返す

退屈を

"非"を


壊せ


ーーーー獣の話

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