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編光炉  作者: Nox
18/152

音の話

ふたりならばできたことも

ひとりではなにもできなくて


ふたりならば歩いて行ける

脚は二本、だったけれども

ふたりならば生きてゆけた

顔が近い、僕らだけれど


ふたりならば歩いて行けた

胴が一つ、それが普通で



これは双子のような他人達の願いの歌


―――――――――――――――


Downer's Market


どんなものでも、即座に換金

お宝、宝石、人の首


夢と、希望と、絶望を

全てを喰らえ

呑み込めなくても吐き出すな

吐き出せない程呑み干して


Ded or Money


触れたものをその価値に応じた金に変える

また、そのものに応じた金銭を品物変えることが出来る

触れたものに夢を与える

また、夢現に惑わせ現実を直視出来なくさせる


君も気を付けて

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