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編光炉  作者: Nox
131/152

言伝

241120

『ごめんねバーバラ』


そう書かれた手紙を遺したアリスは首だけの大皿料理に成り果てた

先程まで水の棺に収められていた人魚は何処へ行ったのだろうか


逃げ惑うアリスを追い掛けて隠して連れてきた

これで合っていたのだろうか

兵士のようにみせかけるマントを羽織り、仕立て屋の所まで運んでいったのだ

仕立て屋の名前はバーバラだったのだろうか



いつもこんなことばかりだ

ショーボーイの絵を描いていた

精神科医は夢を見ている

夢に好かれている

病人、術者、狂信者

彼女は人に追われている


ホルスの瞳を持つ男には真実が見えている

ピエロと手を組んだ彼の目を潰せ

雨の降り頻るホテルの縦階段を登る

足を一度切られてしまったが問題は無い


瞳を潰すと横道を見つけた

その中にはホルス達の滅びと贄があり、それがある限り彼等は死ぬ事がない加護者だった


それを全て崩した

ホテルの住民が雪崩込んでくる


「新たなるダンジョンだ!進め!進め!」


もう殺人鬼に追われるのはごめんだったのだろう

私も勘弁願いたい


水路の中は世界を構築する真っ最中だった

ハリネズミの夫婦は手を繋いでいる

ぱりぱりと


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