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編光炉  作者: Nox
101/152

君も

240215

酷く透明で薄氷の中に作られた箱庭を歩こう

君も、君も、天使と悪魔の贄の中にいる

大通りの先にある人形焼屋はいつも賑わっているよね

そうして君のための歌を紡ぐんだよ

おかしいな昨日の残りがポッケに入っている

おかしいなまだ焼き上がりはしないのに

君が静かに息を引き取る日まで僕はつまらない日を繰り返すんだ

ほら、紫と金は何の象徴だっけ

だけど彼女は天の使いで

白き神に尋ねようか

白き神を訪ねようか

誰も地下の水素の奥の底を知らない

暗闇の中で待っている

暗闇の中で君が待っている

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