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少女怪異紀行...⛩  作者: 枢木 縁
23/23

終章『令和九年四月。浅草、神谷バーにて』

 挿絵(By みてみん)

(浅草、神谷Bar)


 ……その後。


 月日は流れて令和九年、吉日。


 私、枢木縁はJR浅草駅に居た。

 色々あったものの無事に高校を卒業、そして大学へと進学した。先日ようやく二十歳を迎え、合法的に飲酒ができる年齢となったため、かねてより約束していた浅草の神谷バーへ、蒼子とお酒を飲みに行こうという話になっていた。


 私と蒼子は怪異を巡る長い旅を終えた後、定期的に連絡をとっていたものの、会うのは久々であった。


 私はスマホで時刻を確認する。自宅で小説を書いていたら没頭してしまい、約束の時間から三〇分以上も遅刻していた。


 もしかしたら会うなり、蒼子に怒られるかもしれない。そう思うと少し緊張する。


 神谷バーの扉をくぐると、すぐに蒼子の姿は見つかった。全く風貌は変わっていない。蒼子は相も変わらず、周囲から浮くほど格好良い風貌をしていた。


 近づくと、蒼子が私に気づき手を振ってくる。怒っている様子はなく、私は胸を撫で下ろす。


 と、そこで蒼子の座るテーブルの向かいに、誰かがいる事に気が付く。一瞬、もしかして寧音だろうか? と思うものの姿形が全く違う。


 私や蒼子と、似たような年齢の女性だ。

 一体、誰だろう? 私は少し身構える。

 テーブルまで行くと、蒼子が私の手を握ってくる。


「やあ縁、ご無沙汰だね! 元気だったかい?……実は、今日はちょっと紹介したい友人がいるんだけど……」


 蒼子の言う友人、テーブルに座っている人物の顔を見て、私は嘆息する。


 ……なんだ。緊張して損した。


 知っている顔だった。私に、その人物を紹介する必要はない。彼女の方は知らないが、私は彼女を覚えている。


 とても他人とは思えない彼女。


 だから私は馴れ馴れしく、その人物に握手を求めながら開口一番に言う。


「はじめまして。ゆかりん?」


 すると彼女――――鬼一佑雁は、元気そうに笑った。



 了


挿絵(By みてみん)

作者です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

このお話は、これで完結です!


感想等を頂けたらとても嬉しいので、ぜひ宜しくお願いします!!!


本作はカクヨムコンも応募しておりまして、読者選考等そちらも応援して頂けると泣いて喜びます…!


個人的には、とても好きな作品です。できれば、続きを描きたいなぁとも思ってます。


重ねてになりますが、お付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。


それでは!

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