お嫁にいきたくない巫女姫

神の国と言われる『アルメア大公国』の唯一の公女—『シャロン・リューヤ・アルメア』は歴代最高の神聖力を持って生まれた巫女姫である。
ある日父である聖王に『アルディーノ帝国』に行くよう言い渡される。その理由が第二皇子が“天災”の障りに触れてしまい命の危機の為巫女姫の力を借りたいとの事―
めんどくさがりな性格なシャロンだが、父の懇親の頼みに受けるとこにした。

無事、皇子を救ったシャロンは国へ帰ろうとするが何がどうしてか皇子との婚約することになっており―—―！？
『婚約なんてしてたまるか！』と城を抜け出そうとしたシャロンだったが、ブロンドヘアーで空色のような澄んだ瞳をした美青年に捕まってしまう。
『逃がす訳ないだろ？』とニッコリ微笑みながらそう言う彼は、なんとシャロンが助けた第二皇子で——！