4話.訓練
ついにこの日がきた。
魔法があることをしってから約4年待ちに待った魔法である
誕生日でもらった杖をもち部屋を飛び出した
リビングで朝食の準備をしていた母に挨拶をする
「おはようございます。お母さま」
「おはよう。シュン今日はずいぶんと早いのね」
「はい!今日は魔法を教えてもらえるのが楽しみで早く起きてしまいました。」
「あの時の約束覚えていたのね、てっきり忘れてるのかと思ってたわ。」
「忘れるなんてとんでもない、昨日なんて楽しみすぎてあまり眠れないくらいでした。」
と話をしていると騒がしくしすぎたのか不機嫌そうに父が来た。
「シュン朝から騒がしいぞもう少し落ち着いたらどうだ」
「すみません。お父さま」
怒られてしまった、たしかに少し声が大きかったかもしれない前世では立派とまではいわないが仕事もしていた大人だったのだ。
しかし、子供の体なのか精神も子供に戻ってしまったのかもな。
その後兄も起きて来てみんなで朝食を食べる。
「シュン母さん午前中やることがあるから魔法を教えるのは午後ね」
「えー、午後ですか早く起きたのに・・・」
とつぶやいていたら
「だったら代わりにお父さんが剣術でも教えてやろう!」
と父が言ってきた。別に剣術は教わらなくてもいいのに痛いの嫌だし、
「いえ、剣術はまだ早いかと、お父さまが使っている木刀だと重くて数回振ることしかできませんので」
もう少し大きくなってからと断ろうとしたが、
「誕生日のプレゼントでにウィルフレッドから木刀をもらったろ、あれは子供でも練習できるように軽い木で作られているからなそれを使うといい」
と何か企んでそうな顔で言ってきた。これは逃げられそうにないな、昔から父の顔は苦手である。
「シュン楽しみだな!」
と兄が嬉しそうに言ってきた。
なぜそんなに剣の稽古が好きなのだろうか、思えば兄から父の稽古について聞いたことが一度もないもしかしたら案外やさしいのかもしれない、顔に似合わずといったところか。
そのときの兄の顔がとても笑顔であった理由をこれからシュンは知ることとなる
兄を不思議に思いながら朝食を食べ終え、ウィルフレッドさんからもらった木刀をもって庭に向かう
本当に軽い僕でも数十回は振れそうだ
庭に出ると父と兄がもうすでに待っていた
まずは怪我をしないように準備体操を始めるそして庭を十週走り、腕立て、腹筋etc…
こんなの聞いてない絶対に4歳児にやらせる内容じゃない…死ぬ
「はぁはぁ・・お父さま限界です。」
そう言い残し気絶した。
コムギ(作者)が書くのに疲れたので、今回は、コムギの友達に書いてもらった。
リレー小説方式になるかもしれない。
展開がわからない?そうだよ私にもわからない。