第2話 『おいおいまじかよ...。』
皆さん。お待たせしました。
第1話で書き忘れましたが、『』が会話文に使われている場合、その場にいる全員が言っていると言うことで、『』が会話文の中にあった場合、何かの名称で、『』が文章中に出てきた場合は何か重要なポイントだと思ってください!
転入初日の朝、僕はブラジル近海に出現したミュータントを倒しに行った。
僕は校則の説明や転入最終確認やら何やらで一般生徒より早く登校した。
僕が理事長室に行くと、
「よぉ、賢人。」
「おいおい、リーリス、いつからこんなに仲良くなったんだ?」
「気にするでない。」
僕はソファーに座らされた。
「賢人、貴様はAランクのSクラスだ。」
説明しよう。それぞれのランクの中にもクラスがあって、Bほど弱くSほど強いのだ。
僕はため息をしながらうなづいた。
「あと、一応制服はチョーカーを隠すためにハイネックだ。」
「それはありがたいけど一応ってなんだ?」
「気にするな。あと、左手の人差し指の指輪は、この手袋を使え。」
と言いながら、リーリスは左手だけの手袋を投げてきた。
「ありがとう。」
僕はリーリスと色々話した。
そのうちに、チャイムがなってしまった。
僕は理事長に新しい担任の所に案内された。
僕は担任の顔を見て驚いた。
「み、みゆ姉!?」
「け、賢人?!」
みゆ姉こと、岡山みゆきは、昔、隣に住んでいた、いわゆる幼なじみ。僕が5歳の頃みゆ姉は12歳だったらか...今は24歳だ。
「理事長!なんで賢人、いや、男がここに?」
「訳ありじゃ。本人から聞くといいさ。」
「とりあえず時間がない。行くぞ栗崎クン。あと、みゆ姉ではなく、教官と呼べ!」
俺はとりあえずうなづいた。
教室に着くまでにみゆ姉の補足をしよう。
みゆ姉は僕が6歳の頃に引っ越してしまった。
その後も僕達は手紙のやり取りを続けていた。
しかし2年前、QM出現と同時にみゆ姉は消息を絶ってしまった。
まさかこんな所にいるとは...。
「おい栗崎。ここで待っていろ。」
僕は教室の前の廊下で待たされた。
今見た感じだと、やはりまだSっ気は強い。
教室の中から声が聞こえる。
「貴様等!ホームルームを始めるぞ!」
『はい!』
「今日は転校生を紹介する。」
『ザワザワ』
「教官!その子はどんな子なんですか?」
「んー、そうだな、普通だ。とても普通だ。見た目は決して悪くないんだが...。」
確かに僕は茶色の髪に、濃い紫のぱっちり二重。昔スカウトされたこともあったが...。
「とても普通でつまらん。」
みゆ姉が言うと、教室から笑い声が聞こえた。
「入れ!」
みゆ姉が教室から声をかけてきた。
「し、失礼します...。」
僕はゆっくり入って行った。
「えっと...栗崎賢人です。よろしくお願いします。」
僕は自己紹介をしながら周りを見回した。
1部は驚いていた。
1部はなんだかうきうきしているようだった。
1部は自分で言うのもなんだが、頬を赤らめてこちらを見つめていた。
1部は...。
「どうゆうことですの?私は認めませんのよ!」
声の方を見ると、赤い髪に黄色い瞳の子がいた。
「みゆ姉...あの人は...?」
「みゆ姉と呼ぶな!」
と教科書で叩かれた。
「あの子は外国の金持ちの子だそうだ。」
「ふーん。」
と言っていると、
「QMを使ってようやく男性に認めてもらえる時代がきたの。QMがちょっとほかの男子より強いからってここに入ってきたのでしょ?ここはそんな甘いところじゃないのよ!私はあなたに決闘を申し込むわ!あなたが負けたら、Bクラスに落ちて貰うわよ!」
僕は何も言えなかった。
すると、みゆ姉が、
「1〜2限はQMだ。そこでやるといい。私もこの男の実力を見てみたいと思っていた。」
そして続けて、
「栗崎、貴様の席はあそこだ。」
と、1番後ろの角の窓際の席に案内された。
「今言った通り、1〜2限はQMだ。皆速やかに移動するように。以上でホームルームを終わる。」
「起立!礼!」
こうしてホームルームが終わった。
僕は制服のまま闘技場に向かった。
途中で迷ってしまい、ギリギリになってしまった。
みんなはなんだか不思議な服を着ていた。
「栗崎、貴様パイロット服はどうした?」
「パイロット服?」
「貴様、今までどんな格好でQMに乗っていたのだ?」
「えっと...ピチピチのボディースーツみたいなやつかな。」
「それがパイロット服だ。」
「なるほど!『展開!』」
僕の服はパッとパイロット服になった。
「栗崎、貴様何者だ?」
「何者って...ただの高校生だけど?」
「普通はパイロット服に着替える必要があるのだがな...。」
そこに、
「さぁ、準備は出来てますか?」
「まぁ一応。あ、まだ名前を聞いてないんだけど。」
「ローズですわ。」
「ローズね。おっけー。確かにローズの言いたいこともわかる。でも僕はBクラスに落ちる訳にはいかないから、全力で行かせてもらいますね。」
「フン!私の強さにひれ伏しなさい。ブルーサンダー展開!」
ローズはQM『ブルーサンダー』を展開した。
「さぁ、えっと、栗崎、準備しなさい!」
「わ、わかりました...。サンダー!」
僕はサンダーを展開した。
「オーッホッホッホ。サンダーの上位QMにサンダーでかかって来る気ですの?」
「上位だからといって勝てるとも限らない。」
「今に見てなさい!すぐに負かしてあげる。せめてもの情けとして、できるだけ早く終わらせて上げるわね!」
こんな会話をする中、みゆ姉は他の生徒を客席に避難させていた。
そして、みゆ姉も、審査席に着き、
「これより、栗崎賢人VSローズの模擬戦を開始する。各機、準備はいいか?」
「僕は大丈夫だ。」
「私もよ。」
「うむ、では、開始!」
みゆ姉の声と同時にローズは高く飛び上がり、上空から無数の弾を撃ち込んできた。
「おいおいまじかよ...。」
僕は地面から離れずに回避した。
むこうはバックコアまでフル展開だ...。
僕はまだバックコアを展開していない。
「QMはバックコアを展開しないと飛べないのですよ?」
と話しかけてきたのを無視していると、
「私の話を無視するとは何事ですの!?」
すると、ローズはサンダーの最終奥義、ギガサンダーのチャージを始めた。
しかし、チャージをしながら攻撃もしていたため、チャンスがなかった。
そして、ローズのギガサンダーが溜まったので、ローズはサンダーに思いっきりギガサンダーを当てた。
ブルーサンダーの武器、サブマシンガン二丁のうち一丁から出た、巨大な光の光線は、サンダーに直撃した。サンダーは押されて闘技場の壁にめり込んでしまった。
「これはもう戦闘不可能で、私の勝ちですわね!」
と浮かれたローズの背後から、
ガチャ。
というリロード音が聞こえた。
「チェックメイトだ。」
僕はそう言いながらサンダーの武器、スナイパーライフルをローズの後頭部に突きつけた。
闘技場が静まり返る。
「な、なんですの...?」
とローズが虫の音の様な声で聞いてきたので説明した。
「基本的に整備の時しか使わない、『ボディー保存』というパイロットが降りてもQMが元の形に戻らないようにする技を使って、僕の背中にバックコアを部分展開させたんだよ。」
説明しよう。黒騎士、白騎士を除くほとんどのQMは、『メインコア』というパイロットが乗る所や手足がくっついている所と、『バックコア』というQMを飛行可能にするという2つのコアがある。黒騎士や白騎士は、バックコアを展開しなくても飛行ができる。
さらに全QMに置いて、『右手』、『左手』、『右足』、『左足』、『武器』、『バックコア』と、それぞれの部分を展開する、部分展開というものがある。
1〜2限のQMも終り、一コマ60分の三限開始3分の1、僕は限界だった。
実は黒騎士には弱点がある。普通のQMは燃料で動くのだが、黒騎士は、パイロットの体力をエネルギーとする。
とは言っても、黒騎士には体力補助装置が着いている。例えば、その辺を1時間ランニングする体力を黒騎士に使えば、地球3周は出来るだろう。
楽じゃないかって思うかもしれない。
移動に関しては正直言って楽だ。しかし、いざ攻撃となると話は違う。もしも攻撃にその辺を1時間ランニングする体力を使っても、持って10~15分だろう。
さらに僕は昔から、体力を使った後、凄い睡魔に襲われる体質である。
その上、今朝現れたミュータントは、最近現れ始めた『ミュータント亜種』と言う強いやつだ。
しかも季節はここと逆だから、
そこそこ冷え込んだ秋の早朝に1時間位全力疾走したような感じだ。
だから僕は限界なのだ。
ついに僕は寝てしまった。
少しして、みゆ姉に叩き起された。
「おい栗崎。貴様の番だ。」
「...はい?」
「貴様、話を聞いてなかったのか?」
「えっと...まぁ。」
クラスから笑いが起きる。
「ったく。転校初日から度胸のある奴だ。今は、『いまだに分かっていない黒騎士のアビリティとタイプについて』だ!そういや、お前、黒騎士が出現した時、近くにいたらしいじゃないか?」
とみゆ姉に聞かれた。
「黒騎士...。」
僕は必死で考える振りをした。
「答えは出たか?」
と言われたので焦って、
「黒騎士のアビリティは攻撃特化型だと思います!」
と本当の事を答えてしまった。
クラスから笑いが巻き起こる。
みゆ姉はため息をつきながら、
「あのな、栗崎。そんなアビリティは存在しない。」
と言いながら前に戻って行った。
僕はとりあえず一安心した。
すると、横から小さな紙切れが飛んできた。
横を見ると、いかにもゆるふわな感じの美少女がいた。
美少女が、紙を開くようにジェスチャーしてきたので、紙を開いてみた。
~どうも、私は森山アズサです。良かったらお友達になりませんか?~
と書いてあったので、
~栗崎賢人です。こちらこそよろしくお願いします。~
と書いて渡した。
三限が終わって休み時間に入ると、
「えっと...、賢人くん。」
「ん?あぁ、森山さん。」
「アズサで結構です。 」
「アズサさん、どうしたの?」
「あ、あの、あなたが寝ている時、首のチョーカーが見えてしまったのですが...。」
僕は焦って首を手で覆った。
「だ、大丈夫です!一番後ろの席だったので、私しか見ていません!」
「ほ、本当ですか...?」
「大丈夫です。」
「あ、あの!誰にも言わないでください!お願いします!!」
僕が深々と頭を下げると、
「あ、あの、か、顔を上げてください!だ、誰にも言いませんので!ルームメイトの秘密は絶対にま、守ります!」
「...?今なんて?」
キーンコーンカーンコーン。
チャイムがなってしまった。
そして4限が終わり、アズサにさっきの事を聞こうとした時、みゆ姉に呼ばれた。
僕がみゆ姉の所に行くと、
「ちょっと来い。」
と、理事長室に連れていかれた。
みゆ姉と一緒に理事長室に入ると、
「よぉ、賢人。」
「なんだよリーリス。」
と言うと、
「おい栗崎、理事長だぞ!口を慎め!」
「あれ?ミユキちゃんにまだ言ってないの?」
とリーリスに聞かれた。
「あぁ、教室に行った途端に決闘を申し込まれたからな。」
「ローズか?」
「あぁ。」
すると、みゆ姉が
「何の話ですか?」
と理事長に聞いた。
「ほら賢人。言ってやれ。」
「えー。めんどくさい。」
「ったく、本当に理事長室に来ると人が変わるよな。」
「自分より立場が上の相手にはどうも強気になっちまう癖があるみたいでね。」
「その話は後でいい。とりあえずミユキちゃん。君は恵まれているよ。」
「どういうことですか?理事長。」
「君の憧れが昔隣の家に住んでいて、今は目の前にいるなんてねぇ。」
「何をおっしゃっているのですか?確かに賢人は強いし意外と頭も切れるけど、私が尊敬しているのは黒騎士と白騎士のパイロットだけです。」
「どっちもいるではないか。」
「...?」
リーリスは困ったようにこちらを向いてきた。
僕はため息をつきながら、
「黒騎士、白騎士、ボディー保存で展開!」
「YES、master。」
「了解、ご主人。」
と僕は黒騎士と白騎士を展開した。
みゆ姉は腰を抜かしていた。
すると、リーリスが、
「なぁ賢人。ここの学校のルールとして、QM兵養成学校以外のどこにも所属しないっていうルールがあるのだから、そんなに秘密にする必要はあるのか?」
「僕は、あまり自分が強いからって威張ったりしたくないしら威張りたくなくても、強いと言う理由だけでいろんな人から敬われる様なことはされたくないんだ。」
「じゃあ、わざわざ隠さないで、堂々としていればいい。そして、聞かれたら、答える。こんな感じでどうだ?」
「悪くはないけど、なんでそんなに僕のハイネックやらを取ろうとするんだ?」
すると、理事長が、大量の紙の山を机に置いて、
半泣き状態で、
「見てくれよこれ!全部転校生の子がハイネック付けてるズルいだのひいきだのってすごいんだ!」
と言ってきた。
僕は、ため息をしながら
「ったく、しょうがないな。」
と言いながら、ハイネックと、手袋を渡した。
リーリスが改まって、
「ミユキちゃん、大丈夫?そろそろ本題に入りたいんだけど?」
「は、はい、何とか...。」
僕は黒騎士と白騎士を戻して、席に着いた。
しかし、授業開始の時間になってしまった。
「残念、放課後だな。」
「しかし、理事長。私は放課後出張がありまして...。」
「そうか、なら賢人だけ来い。」
「わかった。」
そう言って僕達は教室に戻った。
放課後...。
僕はリーリスの所に向かった。
「きたな、賢人。」
「んで、なんだよリーリス?」
「まずこれだ。」
そう言いながら、リーリスは大きなトランクを渡してきた。
「これは?」
「これは賢人の荷物だよ。栗崎ユウが持ってきてくれた。」
「荷物?」
「忘れたのか?ここは全寮制だぞ?」
「そう言えば...。」
「Aランクが四人部屋なのは知っているだろ?」
「実際の戦闘を4人1組でやるからだろ?まぁ、僕は1人で充分だけどね。」
「そう言うと思った。賢人、お主はすごく強い。それは誰もがしっている。だから学校なんて来なくていいとか思ってしまわないか?」
「たしかになぁ。」
「そこで、お主には、協調性を学んでもらうために四人部屋に入れることにした。」
「おいおいまじかよ。それってつまり...。」
「あぁ、お察しの通り、女子3人だ。」
「おいおいまじかよ...。」
「部屋割りは同じくらいの強さの人が集まっている。」
「つまり...。」
「ローズがいるな。」
「おいおいまじかよ...。」
「まぁ、頑張ってくれ。」
「おいおいまじかよ...。」
僕はなんだかんだで理事長室から出された。
僕は自分がこれから暮らす部屋に向かった。
部屋に着いた。
「おじゃましまーす...。」
と言いながら恐る恐る入っていくと、
「お兄!遅い!」
「ユウ?!」
僕はリビングに引っ張られた。
「あ、アズサさんも?!」
リビングにはアズサもいた。
「賢人くん。さっきルームメイトって言ったじゃないですか。」
そこに割って入るように、
「ちょっと!私はまだですの?」
「あー、ローズか。」
「賢人!なんですかその反応は!」
という中、
「お兄、お腹空いたー!」
とユウに言われた。
「もう6時かって、なんでみんなで作らなかったんだ?」
と聞くと、みんないっせいに視線を下に落とした。
「あー、なるほど。」
僕は台所で、パッと作れる簡単な料理をいくつか作って出した。
僕は部屋を色々回った。
「おいおい、まじかよ...。」
トイレはある。台所もある。洗面台もある。リビングもある。が、個室がない。
僕が悩んでいると、アズサが、
「どうしたの?」
「ん?あぁ、着替えたいんだ。」
「そっちに寝るための大部屋があるよー。」
「ん、あぁサンキュ。って!おい!寝るための大部屋ってなんだよ!」
「そのまんまの意味だよー。」
「おいおいまじかよ...。」
僕はとりあえずそこで着替えた。
ある程度落ち着いたあと、僕は素朴な疑問が出た。
「なぁ、料理出来ないって今までどうやって生活してきたんだ?」
すると、ローズが、
「そそそ、それは、しょ、食堂に行ってたのよ。」
「今日もそうすれば良かったのに。」
「そ、それはその、なんというか...。」
と、あたふたするローズの前に出て、
「ローズちゃん、賢人君の料理を食べてみたいって言ってたよ。」
とアズサが言った。
すると、ローズが慌てて、
「いや、それは、その!ユウちゃんがお前の料理を褒めていたから、その、あ、味を確かめてやろうかと思って...。」
「ふーん。」
僕が言うと、ユウが、
「大丈夫。お兄は鈍感だから。」
とローズに耳打ちした。
僕は、
「なぁ、アズサ、後でちょっといいか?」
「いいよー!」
と言われたので、少しあとに寮の裏に呼び出した。
「さっき、アズサこのチョーカー、気になってっていただろ?まだ気になっているか?」
「うん。まぁ。」
「わかった。黒騎士!」
「YES、master。」
僕は黒騎士をボディー保存で展開した。
「これは...?!」
「黒騎士だよ。」
「凄い...?!」
僕が黒騎士を指差すと、左手の指輪が光った。
「そ、その指輪は?」
「ん?これか?」
アズサはうなづいた。
「白騎士!」
黒騎士の横にボディー保存で白騎士を出した。
すると、アズサは、
「な、なんで白騎士が?!」
「これが僕の秘密だよ。」
「た、確かに賢人君は学活の時間の黒騎士やら白騎士の話に関して全く興味無さそうだったもんね。」
「そうだな。あと、あんまり言わないでくれ。」
「うん!分かった!」
僕達は部屋に戻った。
それから約1ヶ月が過ぎた。
僕が黒騎士と白騎士だということを知っているのはリーリス、みゆ姉、ユウ、アズサだけである。
寝る時の大部屋は、やっぱりなれない。
そんな時、ある事件が起きる。
「いやー、疲れたー。」
自主練が終わって帰ってくると、
「おつかれー。」
とアズサが声をかけてきた。
ローズとユウは僕の作り置きの飯を食っていた。
着替えなどを済ませ、僕が一段落していると、
「ミュータント波を確認!場所、本校校庭!AランクSクラス以下の者は避難せよ!AランクSクラスの者は至急司令室に集合せよ!」
と緊急放送が流れた。
僕達は急いで向かった。
説明しよう。ミュータントが現れる前兆として、約15分前にミュータント波と言う時空の歪みが生じる。この歪みが大きいほど危険度がD~SSとなり、Dほど弱く、SSほど強くなる。
司令室に着いた。
みんな集合したのを確認し、みゆ姉が、
「まずいぞ。災害レベルSだ。」
ちなみに冒頭のミュータントはAだった。
「皆、そこの窓から出て、QM戦闘の準備だ!」
『了解!』
僕はサンダーを準備した。
ドゴーン!
凄い音と風と共にヘビのようなミュータントが出現した。
「ユウ!お前はあのヘビの後方に回れ!」
「わかった!」
「アズサはヘビの真上で待機!」
「了解!」
「ローズ!その場で待機だ!」
「嫌ですわ!私は突っ込みますわ!」
第2話 終