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スガさんとカタキの旅  作者: あーく
第一章 出会いと敵打ち
5/20

4話目 ~謎の生命体とスガさんの剣~

どうも、あくりる!です。今回はシリアス成分多めでお送りします!二人は一体何者なのか!?とかね。


 新しい星に着いた様です



 シュウウウ


 プシュー……


 タイムマシンが着陸し、ドアが開く。


「はー着いたー!!」


「ここでも無駄な時を過ごす事になりそうだな……。ま、いっか。つか俺はトイレ行って来るから。カタキ、新聞買っとけー」


「今っすか? じゃあ行ってきてください。買っときますから」


「へーい」


 そう言うと、スガさんはTM(タイムマシン)の中へ、カタキは近くの便利なお店(コンビニ)へ入っていく。





            (中略)





「はー出たぞーカタキー」


「大の方ですか……。それよりこれ見てくださいよ!便利なお店(コンビニ)で買ったんですけど、ほれこの一面!」


 TMから出てきたスガさんに、カタキは新聞を渡す。

「あ? 何?」


 スガさんは新聞を広げ一面の記事を見る。そこには……。


「え、ちょ……。謎の生命体人々を襲うって……。」


 驚きを隠しきれないスガさん。一面記事にはこう書かれていた。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


謎の生命体、人々を襲う!!


先日、開拓中の星にて、謎の生命体が現れた。その生命体は、あっという間に人々を蹂躙していき、取りこまれてしまったという。目撃者の証言だと、


「黒い塊でした。だけど飲み込んだ人になれるようです。私は怖くて見ている事しか出来ませんでした」


黒く、憎しみに満ちたような体と、飲み込んだ人になれる力。この事を交えて、専門家の方は、


「おそらく、希望が壊れてしまい、全てを憎むようになった人の心が原点でしゅ。倒す事は出来るでしょうが、希望がある限り、人がいる限り、戦わなければいけない存在でしゅね。また、人間化はとても危険な能力でしゅ。人ごみの中で突然元の姿に戻れば、厳戒態勢を敷いていようが無意味でしゅからね」


最後に、こうも付け加えた。


「この生命体の名前は“X”。謎の生命体Xでしゅ」


多少言葉づかいがおかしい点には突っ込まないでほしい。そしてこの謎の生命体Xは、現在SAS(うちゅうぐん)が破壊作戦を実行中である。皆さんにも危険がないとは言い切れない。ぜひ、気をつけて行動してほしい。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――




「はーん……」


「なんだかシリアスな話っすね……」


「それ今言う!?」


 なんとなーく真剣な気分になっていたのに、カタキの場を読まない一言のせいで、スガさんはがっくり肩を落とす。


「はい!だって……出番少なくて……」


「……お前目立ちたがり屋だな」


「そーすね」


「ま、どーでもいいよ。どっか行こう……ぜ!?」


 歩き始めようとしたスガさんを、横に人が通り、思わずその人の向かった方を振り向く。


「ん? スガさん?」


「―――ッッ!!」


 カタキが呆けた様子でスガさんを呼ぶが、スガさんは構わず走っていく。


「はぁはぁ……!!」


 やっぱり三十代後半の体力じゃあきついか……!!とスガさんは思う。既に息は絶え絶えであるが、走っていく。


 追いかけている人が路地裏に入ると、スガさんも路地裏に入り、剣を顕現させる。


「来い、Truth・ブレード……!!」


 顕現したその剣は、スガさんを歴戦の猛者と言える重圧感があった。どちらかというと、日本刀の様にスラッとした刀身。柄は色が赤く滲んでいるほどである。

 そして柄を握り締め、剣を両手持ちにし、スガさんは、その人に斜め右上から一閃。どうでもいいが、スガさんは一刀流使いだった。


 スガさんの、速く、空気をも斬る一撃に、その人は振り返る。



 ―――――ヒュウン……


 

 スガさんが剣を振り終わったときには、その人は消えていた。


「んな訳ねーもんな……!!」

 

 そう呟くと、剣が光の粒子となり、虚空へ消える。

 

「スガさーん!! 何やってんですかー!!」


「あーそうだった。うん。いやなんでもねーよ」


 カタキがスガさんの元に近づいてきて、止まる。少し小走りで来たせいか、息が少々上がっている。


「ま、どっか行こうぜ」


 そう言って、スガさんが再び大きい通りに出ようとした。


 だがしかし、


 ヒュン


「……おいカタキ、一体何の真似だ」


 スガさんは剣独特の冷たい空気を後ろ首元に感じ、思わず歩を止める。そして、スガさんは、剣を突き付けているカタキに向かって、少し厳しく言った。


「いや、スガさんのさっきの力ですよ。あれの詳細が知りたくて」


 いつもの調子で笑って聞くカタキなのだが、いつもと何かが違う。


「聞きたい事なら答えてやるぜ? その前にそっち向くぞ」


 首元にあった剣が下ろされ、スガさんはカタキの方へ向く。そこには、双剣を持ったカタキがいた。


「ほーん……、二刀流使いか」


 少し肩をすくめてみせるスガさん。まさかカタキがそんなものを持っているなんて夢にも思わないだろう。


「だったら僕の事も後で説明しますよ。ちゃんと知っときません?お互いの事を」


「ああ、そだな」


 何時にも無く威圧感を発している二人。しかしそれはスガさんの方が勝っている。少しの沈黙の後、スガさんは口を開いた。




切っちゃったwwwうっわこれ気になるwww少数民族消失事件ってなんだwww(あれ?ネタバレじゃねこr)みたいな感じで読んだいただければ嬉しい所存でございます。感想もらえると作者、嬉しがりますので。よかったらくださいね!



お知らせ;5話目は3月2日未明に投稿

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