戦場での生き方
早朝俺達20人は小型艇に乗り込んだ。空母で上陸する訳にはいかないからである。先ずは先遣隊と合流のハズだ。
「貴方達がRise8の方ですか?」
「あぁそうだ。俺はRise8隊長の黍野だ今回はよろしく頼む」
「こちらこそよろしくお願いします。申し遅れました私はFirst Heroの隊長の翔希です」
First Hero傭兵部隊の中でも最古参の1つだ人数がとても多く制圧戦を得意とする傭兵部隊だ。戦車や装甲車なども使う傭兵部隊の中でもトップクラスの部隊だ。
「確認だが今回そっちの部隊が敵を左翼と中央に集中させその隙に我々が右翼側から侵入そして制圧占拠これでいいんだな?」
「その通りです。捕虜は出来ればで結構です。別に皆殺しにしてしまっても構いませんそちらの現場での判断にお任せします」
「了解だ。では作戦開始まで時間も少ない。私は隊に戻るよ。お互いの健闘を祈っている」
「ええ私も祈っています」
First Heroの隊長との話が終わると隊長が帰ってきた。
「我々は早速山の方へ向かう各自無線はオープンにしておけ。敵に出会うまで銃は絶対に撃つな侵入する2人は俺の合図で侵入してくれ。後は各自絶対に死ぬな絶対だぞ!」
そういうと隊長は水谷さんと一緒にスナイプポイントに向かった。俺は伸介さんと一緒に侵入の為前線より少し後ろに居る。
「お前等大変だろうが絶対に死ぬなよ隊長が悲しむからな」
「おっと自己紹介が遅れたな俺は土谷だ今回はお前等の後衛だがよろしく頼むぞ」
その時遠くで銃声が聞こえた。間髪入れずに隊長からの無線が入った。
「左翼で戦闘が始まった!皆気を引き締めろ!俺達も進撃開始だ!」
隊長の声がヘッドホンを通して聞こえる。
「俺達はまだ気付かれて居ないハズだ奇襲をかけるッ!陽動隊は一斉に進撃開始だッ!」
周りで仲間達が一斉に進撃を始めた。いち早く気が付いた右翼側を守っていた敵兵が声をあげた。
「マズイ右翼からも敵が来たぞ!」
と言い切る前に敵兵は頭を撃ち抜かれて脳髄をぶちまけながら地面へ倒れこんだ。その声に気が付いた敵兵達が一斉に攻めてくる。一人また一人と敵兵が倒れゆく中侵入部隊に合図が送られる。
「行くぞ」
そう告げると福井さんは一斉に駆け出した。福井さんは走りながら敵兵の頭を各自に撃ち抜いていく。そして敵兵の居ない所を見つけ出し侵入した。基地は広く哨戒兵も今は前線に駆り出されており基地内に居る兵士の数は少ない。残りの2人も続いてやってきた。目標は建物内の敵兵の制圧だ。入口前に立つと紘翔が「ドアを開けてスタングレネードを投げ込む爆発したら俺を先頭に皆続いてくれ」と言った。
ドアを開けスタングレネードを投げ込む2秒後爆発音がした。
「続けッ!」
ショットガンを構えると錯乱している敵兵に向かい引き金を引いた2人の敵兵を仕留めると建物内に警報が鳴った。
「東3番から敵兵が侵入!繰り返す!東3番から敵兵が侵入!至急殲滅せよ!」
建物内に残っていた敵兵が一斉にこちらへ向かってくる。曲がり角とカウンターの裏に隠れると銃撃戦が始まった。俺も引き金に指をかけると狙いを定め引き金を引いた。敵兵の頭に当たりどうやら即死らしい。10人程を片付けると敵兵が来なくなった。
「ここからは2手に別れよう俺と怜司は西の倉庫へ向かう。お前達2はこのまま上の司令部を叩け!」
「了解だ」
福井さんに遅れを取らない様に追いかける。
後衛部隊。部隊と言ってもこの俺と水谷の二人だけだ。敵兵の頭を狙い引き金を引く。
「どれぐらい殺った?」
「僕ですか?まだ10も殺ってませんよ?」
「まぁ確かに敵の殆どは中央と左翼側だからな」
「そう言う隊長は何人殺ったんですか?」
「多分15人だな」
「早いですよ隊長」
「喋る暇があったら敵兵をとっとと殺れ」
水谷と話ている間にも2人を殺った。瞬間、目の前に着弾した。
「ヤバイ水谷見つかったみたいだ!逃げるぞ!」
「マジっすか?ヤバイっすよ!」
そう言うと俺と水谷は近くにあった大きな岩の影に隠れた。
「そろそろポイントを変えよう。
いいポイントはあるか?」
「ここから西へ300mほど行った所に良さそうなポイントがあったっすよ」
「よーしじゃあそこに向かって移動しよう」
俺達は木の間を駆け抜けた。幸い敵兵にも見つからなかった。
「ここか確かにいいポイントだな」
「でしょ?とりあえずさっき狙ってきた敵見つけたんで殺っときましたよ?」
「何時の間に?」
「移動してる途中にです」
「やっぱりお前昔からだけどスナイプ技術凄いよなびっくりした」
「隊長には及ばないっすよー」
相変わらずとてつもない野郎だ。
侵入部隊。西倉庫へ向かっている途中5人の敵兵に出会ったがサブマシンガンとショットガンの前に倒れていった。倉庫へ続く最後の廊下を進もうとした時ドアが開いたすると重機関銃を構えた大柄なモヒカンの男が重機関銃を乱射しながら出てきた。間一髪の所で避けた二人は廊下の角へ隠れる。
「どうする怜司?ヤバくないか?」
「多分あの男にサブマシンガン程度じゃ効かないね。とりあえずスラッグ弾を装填しといて。
「何かいい作戦でもあるのか?」
「僕がスタングレネードを投げるその隙に銃を持っている方の腕を狙うその隙に頭に一発撃ち込んでくれ」
「随分信頼されてるな俺…まぁいい死ぬよりマシだ一発で決めてやる」
「じゃあいいか3秒後に投げ込むよ」
3・2・1
怜司はスタングレネードを投げた。敵は一瞬怯み乱射を止めた。
すかさず怜司は敵の腕に鉛弾を撃ち込んだ。敵兵は流石に効いた様で身をかがめたその隙に紘翔は敵の頭目掛けてスラッグ弾を叩き込んだ。敵の頭は無残にも飛び散り辺りは血に染まった。
「なんとか殺れたか…」
「さぁ先に進もう」
そう言って倉庫に侵入した。倉庫内には既に敵兵はおらずさっきの大柄な男が最後の敵兵だった様だ。




