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LASTMEMORY

作者: はーふぉん


大好きな君はいつも嬉しくても悲しくても悔しくても私を泣かせるんだ。



大好きな悠翔と喋った最後の言葉は大嫌いの言い合いだった。




TO悠翔

-------

ばか

-------




そう打ってみたら案外早く送信ボタンが押せた。


『二文字でもこんなにドキドキしてたんだ……。』



そう思ったのは桜、今年の春、中学を卒業する。




FROM悠翔

-------

ばか

-------




そう返ってくるのも無理はない、あいつは私のことが嫌いだから、多分ばかくらいなんとも思わないだろうなぁ、と考えて12時を廻った空を仰ぐ。




「明日は素直になれますように」そう言って携帯を閉じた。



今もずっと好きな悠翔への最後のメールだった。




明日私はフられに行こうと思っている。




TO悠翔

-------

大好きだったよ。


ばいばい。

-------




そう打ってから後悔した。



大好きな君への最後のメール。




それは二年経ってもまだ返ってこないままで、ばいばいの文字を繰り返す。




さようなら、また、来世でお会いいたしましょう・・・。



この物語はフィクションです

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