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エピローグ(後日談)





「柚炉」

「何、馬鹿女?」


 柚炉と鈴菜の2人きりのリビング。

 2人はソファーに座りながら、羅々が買い物から帰ってくるのを待っていた。


「本当は、あの院長…横領してただけでしょ?お金」


 その言葉を柚炉が聞いた瞬間、ぴくっと体を振るわせた。

 まるでその事実を今知ったかのように。


「…何の話なのです?」


 とぼけても無駄、と鈴菜は笑う。


「子ども達を実験体なんかに使っていない。てか、あの院長って超能力者じゃないでしょ?たぶん私達の記憶まで操って、『あの院長はそういう奴』っていう記憶をすり込ませた…みたいな」


 にやにやと鈴菜は言葉を紡いでいく。


「まぁ、そうでもしないと、羅々は罪悪感でまたトラウマになっちゃうからね~?」

「…本当、貴方って無神経女ですね」

「あんたも、あの院長が人々から寄付されたお金を自分勝手に使っていたことがわかって、自分の罪悪感が取れたんじゃない?」


 鈴菜はこういう奴だ、と柚炉は思う。

 いつも人の神経を逆なでするようなことばかりで、人のことを気遣いすぎて、人のことを知ったような口調で、全部最初から分かっているっていうような人間で。


(だからこの女は嫌いなのですよ、まったく…)


 といいつつ、柚炉は少し自分の中にあった『罪悪感』がいつの間にかなくなった気がした。







というわけで終わりました、誤字脱字等がございましたらお手数ですがご報告をくださると嬉しいです*´ω`*


超能力の少女たちの物語は、こっそりと続いていくと思います。

いつか超能力メインで話を書きたいです、いつか…


感想待ってます*´ω`*

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