表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
箱の中の祝福  作者: 海華
8/41

4ユニコーン翠の思想「其ノ肆」

51

 ユニコーン翠が出るまで残り1時間までとなった。

「みんな準備は出来てるな?」

 「はい大丈夫です」

 「拘束具もOKです」

 (物資も大丈夫です」

 「うん、行けます」

 「咲楽その怪我はどうした?」

 「これは…その…」

 言いずらいな。

 「一葉だろ?) 」

 何も言ってないに先輩は察した様子だった。

 「ほんとあいつは、すまないな大事な戦いも前に怪我させてしまって、私からあとできつく言っておくから」

 「いえ、大丈夫です色々と学べたこともあるので」

 「一葉〜」

 「ごめんね綾そのちょっとやりすぎちゃったごめんケーキご馳走するから」

 「そんなものは要らん」

 「うぅ〜助けて咲楽ちゃん!」

 「え〜」

 一葉先輩は私の腕にしがみついてきた。

 「綾先輩私なら大丈夫ですから今回は許してあげてください」

 「まぁ本人がそういうなら仕方ない今回は特別だ」

 「やった!ありがとう咲楽ちゃん」

 はぁこの先輩はなんなんだろう。

 

 「蒼月の皆さんは準備OKですか〜?」

 「ああ、問題ない」

 「じゃあ出発するの〜」

 私達はユニコーン翠が出現するポイントまで向かった。

「うむ、時間まで10分あるな」

 「そうだね〜でも、気を抜かないでね〜」

 「ミドリちゃん緊張してる」

 「はい!少しですけど」

 「大丈夫だよ!危なくなったら私が守るからね」

 「あんたが守られる側でしょ」

 「そんなことないよ私だって強くなったもん」

 「じゃその力見せてよね」

 「もちろん見ててね私の弾丸は光の速さで飛んでいくから」

 「拘束具はいつでも発動できます」

 「うん、頼もしい」

 みんながそれぞれ話してる。

 (咲楽ちゃん」

 一葉先輩が話してきた。

 「さっきはごめんねちょっとやりすぎちゃった」

 「別に構いませんよ気にしないでください」

 「そう?じゃ気にしないようにするね〜」

 そう言ったものの少しは気にして欲しいな。

 「みんな上を見て!」

 上を見上げると全体が白くて薄い黄緑の光を纏ったユニコーンが現れた。おそらくこいつがユニコーン翠。

「みんな行くぞ」

 「みんな行くよ〜」

 私達は着装した。

 

 52

 そういえばライコとミドリの装甲初めてみた、ライコは黄色装甲で黄色メダルだった、ライコっぽい色だね。

 ミドリは黄緑の装甲に黄緑のメダルだね、こっちもミドリっぽい色だね、そんなことより今はユニコーン翠だ!

 「みんな、ポイントまで誘導してくれ」

 ここからユニコーン翠が始まった。

 ユニコーン翠は私達に気づいている様子だった。

 「三鶴達は罠の準備を、他のみんなは準備ができるまで時間を稼げ!」

 「了解!みんな準備にかかるよ!」

 三鶴達は罠の準備をした。

 「そい!」

 祐介先輩は弓を放ちユニコーン翠のヘイトをこっちに向けた。

 「おりゃぁぁ」

 一葉先輩はユニコーン翠に先制攻撃したが、ユニコーン翠は攻撃を避した。

 一「クソ!やっぱ早えな」

 「えい!」

 真琴が狙撃したがユニコーン翠の胴体を少しかする程度だった。

 「早い」

「はあ!」

 綾先輩が突くも攻撃を受け流された。

 「えい!」

 私も切りかかるも凄いスピードで避けられた。

 「罠の準備OKです!」

 「よくやった!みんな罠の所まで誘導するぞ!!」

 一葉先輩の一声で誘導作戦が実行された。

 真琴が狙撃した。

 「こっちだよ) 」

 「ナイスだ!木下」

 「ほら!こっちだ!」

 一葉は双剣で攻撃して罠まで誘導した。

 「もう少しだ!」

 「こっちね!」

 ユニコーン翠が罠の到達地点まで到達した。

 「みんな行くよ!」

 三奈美達は罠を発動した!

 「そりゃ」

 「えい!」

 ライコとミドリは特製の網を投げた!

 「こっちも行くよ!」

 「うん!」

 2人はユニコーン翠の後ろ足に特製の網を巻いた!

 「あとはこのボタンを押せば!」

 「えい!」

 三鶴はボタンを押した、そうすると拘束具から針が出た。

 「ヒーン」

 ユニコーン翠は鳴き始めた、それと同時に拘束が完了した。

 「みんな時間がない急げ!」

 みんなの総攻撃が始まった。

 後方を三鶴、ライコ、ミドリ、三奈美で攻撃して、祐介先輩と真琴が狙撃して、私と綾先輩、一葉先輩が弱点部分の攻撃をした!

 綾先輩と一葉先輩と私の攻撃が角の当たった!

 「ヒューーン」

 ユニコーン翠はさらに悲鳴をあげている。

 「感覚はあったぞ!仕留めたか?」

 みんながそう思ったその時だった、ユニコーン翠が雷を放った。

 「みんな避けろ!」

 全員後退し雷をかわした。

 「もう1回だ!」

 一葉先輩の一声でみんなが総攻撃をしようとしたその時だった。

 「ヒューン」

 ユニコーン翠が拘束を解いた、

 「クソ、もう少しだったのに」

 ユニコーン翠は全体に緑の光を纏ったそして拘束で怪我した後脚を直していた。

 「再生した」

 「クソっ今回もダメか」

 「ふん、前よりはマシになったな」

 誰の声だ?どこからか野太い声が聞こえた。

 「ユニコーン翠が話してる」

 「フィルスが話すなんて聞いたことない」

 「そうか、そうかフィルスが話す所を人様は見た事ないかそれは驚いても仕方ないな」


53

 「おい!フィルスお前言葉が通じるのか?」

 「随分上からの物言いだな?まぁよいそうさフィルスは全てとは言わないが人と会話できる奴もいる」

 「お前の目的はなんだ!人から生気を吸収して、植物に渡して」

 「そのまんまの意味だな、人間のエネルギーを植物に渡す何か問題か?」

 「馬鹿か?人の命を奪って問題だろうが」

 馬だけに馬鹿と。

 ごめん黙るわ。

 「ふっ、じゃあ聞くが人は森林を伐採するわ動物を殺して食らうわしてるがそれと何が変わらない、私はそれと同じことをしてるだけだ用は食物連鎖の頂点が人間ではなくフィルスになる時代になったって事だ」

 確かに理にかなってる人は人の都合で動物を殺すし、森林を伐採してる食物連鎖の頂点が人間な時代はここで終わった弱気き者は強き者に勝てないそれはどの時代も変わらない。

 「ユニコーン翠よ!フィルス全体の目的はなんだ?」

 「目的?そんなものはフィルスは本能のまま人を襲い喰らう理由なんてない」

 「フィルスは科学者が作った負の産物、倒さな行ければならない君がどう足掻こうとな」

 綾先輩はスピアを構え直した。

 「ふん、そうかそうかでは今回は逃げずに戦ってあげるとするか」

 「リーフエナジー」

 周りの木々から緑の光の玉が出てユニコーン翠に吸収されていった。そしてユニコーン翠の周り緑の光を纏った。

 そして傷が癒えていった。

 「みんなやるぞ、やつをたおすぞ」

 「本気で来い!」

 

54

 「そりゃ」

 真琴が狙撃した。

 「ふん、甘いな」

 ユニコーン翠は銃弾を交わして、真琴に緑の光の弾を放った。

 「うっ) 」

 真琴に命中した。

 「真琴先輩!」

 ミドリが真琴の治癒を行った。

 「はぁぁ」

 「そりゃ」

 三鶴が胴体目掛けて槍を突いて、ライコもそれに続き殴りを入れた。

 「はぁそんなものか」

 ユニコーン翠は2人を吹き飛ばした。

 「おう」

 「ひやぁ」

 「祐介!」

 「はいよ」

 祐介先輩と一葉先輩が動き出した。

 祐介先輩の弓と矢がオレンジに光出した。

 

──────無限の矢!──────

 

 祐介先輩が弓を放つと矢が分裂して矢が増えて、ユニコーン翠の方に飛んで行った。

 「ふん」

無数の矢はユニコーン翠に一発も命中せずにユニコーン翠の周りに矢が刺さった。

 「今だ!螺旋降葉」

 「遅い!」

 一葉先輩の必殺技も避けられてしまった。

 「クソ!」

 「はぁぁ」

 綾先輩がユニコーン翠の顔を突くが避けられてしまった。

 「桜居合!」

 「ほう」

 私の必殺技はユニコーン翠の前足に少しかすった。

 「今のは少しびっくりしたな!まさか人間と正面から戦って傷を付けられたなんてなん?まさかお前?」

 ユニコーン翠は私の何かに気づいたら様子だ。

 ユニコーン翠は命中した所の治癒を始めた!

 「余裕ぶるんじゃねぇ!」

 一葉先輩は切れながらユニコーン翠に攻撃した。

 ユニコーン翠はジャンブでその攻撃を避した。

 「お前じゃこの私を倒す事はできないぞ!」

 「うるせぇ!そんなのやってみなきゃ分からねぇじゃねぇかよ」

 「今この調子じゃそっちの体力が無くなって負けるのがオチだ」

 「それか、お前もフィルス化するか?お前のお仲間見たいにな」

 「貴様、央風おうふうは好きでフィルスになったんじゃねぇ、央風はただ黒いメダルの力に頼りすぎただけだ」

 「ふん、まさかあの天理について何も知らないのか?仕方ない死ぬ前に教えてやろう黒いメダルとお前のお仲間について」


55

 「そもそもはあの黒いメダルは天理がフィルスの王になるために作られたメダルだ」

 「そんな物をなぜ央風が持っている?」

 「あのメダルはフィルス王様が時期フィルス王様に慣れそうな人送られたものだ」

 「だからそこにいる日本刀の子もフィルスの王になる器であるな」

 え?私がフィルスの王に?!

 「どうゆう事だ詳しく聞かせてくれ!」

 「よかろうフィルス王の候補者は黒いメダルによってフィルスになったものは現フィルス王様と戦う権利を付与される、そこで勝つことが出来ればフィルスの王になれるそこで負ければ消滅だ」

 「それを知った央風とやらはフィルスの王になって内部からフィルスを消滅しようと考えた、しかし彼がフィルスになった瞬間君たちが殺した」

 「クソ!それを知って入れば央風を倒さなくて良かったのに、クソ!クソ!」

 「一葉お前が悪いんじゃないみんなで殺したんだ央風を君だけのせいではない」」

 祐介が一葉を励ました。

 「これで分かった事がある鹿黒さんの紫のメダルは絶対に使わせないこととフィルスそしてフィルス王を天理の手で倒す事だ!」

 「ほう、良い目標じゃないかまぁ無理だろうがな」

 「いや、できる、やらなきゃ央風のためにもそして街のみんなのためにも必ずやってみせるぞ」

 「みんなここは1人でやつと戦わせてくれ!」

 一葉はとんでもない提案をしてきた。

 「正気か?!みんなで無理なのに1人でなんてもっと無理だろう」

 「頼む祐介!」

 一葉は真剣に祐介にお願いした。

 「分かったくれぐれも死ぬなよ」

 「ああ任せとけ」

 「ユニコーン翠お前は俺が倒す!」


56

 「行くぞ!!」

 一葉先輩はユニコーン翠に向かって走って行った。

 「はぁっ!」

 一葉先輩はユニコーン翠の首元目掛けて攻撃した。

 「ふっ」

 ユニコーン翠はギリギリで避わした。

 「こっちだ!!」

 一葉先輩はユニコーン翠が攻撃を避わした瞬間にもう片方の剣で弱点目掛けて攻撃した。

 「何!」

 攻撃は命中した。

 「命中した!」

 「ふっ!」

 ユニコーン翠は前足で一葉先輩に攻撃した。

 「当たるか!」

 一葉先輩は攻撃を避わした。

 「てめぁをここで消す!」

 一葉先輩は双剣の片方をユニコーン翠に投げつけたが、勿論当たるはずもなく避けられて空中へ飛んだ。

 「等々自暴自棄になったか?」

 「かかったな」

 ユニコーン翠が避けた瞬間にもう片方の剣で胴体を切りつけた。

 「ぶるる」

 ユニコーン翠は空中から落ちた。

 「今だ!!」

 一葉はもう片方の双剣を拾い空中から落ちたユニコーン翠に向かって走ってユニコーン翠の頭上に飛んだ。

 「螺旋降葉!」

 攻撃はユニコーン翠の弱点である角に命中した。

 「角にヒビが入ったぞ!」

 一葉先輩の攻撃が決まった。

 「まだまだこれからだ!」

 一葉先輩が攻撃しようとした瞬間、ユニコーン翠は立ち上がり体勢を整えた。

 「やりよるなだが、これまでだ!」

 ユニコーン翠は雷の柱を複数出して一葉に攻撃した。

 一葉先輩は全て避けたと思った瞬間。

 「ぐはぁっ!」

 一葉先輩はユニコーン翠が凄い勢いで突っ込んで来て角で一葉先輩を刺した。

 「一葉先輩!」

 「一葉」

 「クソこんな所でっ」

 一葉先輩は立ち上がろうとしたが倒れてしまった。

 「一葉!」

 祐介は一葉先輩に駆け寄った。

 「祐介…俺が着装前言葉使いが優しいくなった理由を話してなかったな」

 「一葉今は喋るな」

 「あれは央風が私を変えてくれたんだ知っての通り私は元不良だったでも央風と出会って央風は私を不良の道からまともな道へ引っ張ってくれた央風に…本当に感謝してるんだ…だから」


 ──────ありがとう央風──────

 

 一葉先輩は底で気を失った。

 祐介先輩は黙って真実を飲み込んだ。

 「詩織さん一葉の治療を 」

 「分かった」

 「ふん、どんなに頑張ってもこれまでだ!」

 「みんな一葉の攻撃を無駄にするな行くぞ!」

 祐介先輩のその一言でみんな攻撃を開始した。

 「さて、もう終わりにするか」

 

  ──────樹雷──────

 地面から太い木の根が出てきた、そして、全員を拘束した。

 「これで終わりだ天理!」

 ユニコーン翠は木の根から電流を流した、1人残らず立てるものはいなかった本当にこれで最後なのか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ