4ユニコーン翠の思想「其ノ弍」
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「はい、喜んで引き受けますみんなそれでいいよね」
「うん、ユニコーンと戦う前に腕試したかったし」
「やろう私も新しくなった刀試したいし」
「そうか、みんなありがとな」
「では、編成を言うぞ!」
「まず三鶴!君は後前線だ」
「はい!」
「そして、涼太君は後方支援を頼む」
「わかりました」
「そして真琴君にはサポーターをやってもらいたい」
「サポーターですか?私やったことないです」
「大丈夫だ!、ほいっ」
優子先輩は真琴に弾薬を投げた。
「これは」
「サポーター用の弾薬だ!左から回復、攻撃、スピードアップ、バリアとある頼めるか?」
「はい、やれます」
「よしそのいきだ!そして最後は咲楽!君は私と前線だ!キツくなったら後前線の三鶴と交代しろ」
「わかりました」
「よし行くぞ」
私達は徒歩10分で着く公園に向かったそこにはフィルスがいたがいつもみたいに大きいフィルスはいなかった。
「みんな行くぞ!」
「祝福おらぁあ」
「祝福」
「祝福!」
「祝福!」
「祝福っ」
みんなは着装した。優子先輩は赤い装甲に赤いメダルで、涼太は赤紫の装甲に赤いメダルだったここの人達は全体的に赤かった。
「突撃だ!」
優子先輩の掛け声で前線組はフィルスの方へ走って行った。
「みんな行くよ!おりゃあ」
真琴はみんなにバリアの弾丸を放った。
「ナイスだ真琴!」
「真琴いい調子だ」
「おりゃ」
優子は大剣で敵をふっ飛ばした。
「ナイス先輩」
涼太はふっ飛ばした敵を狙撃した。
「凄い」
完璧な連携だった。
「ほら、関心してる場合じゃないよ私達も」
「うん、ふっ!」
私はフィルスを流れるように切りつけ、三鶴は後ろにいるフィルスを槍で突いた。
優子先輩が直してくれた武器凄く等身が輝いて斬っても斬っても刃こぼれしなかった。
「やるな咲楽!私も負けてられないな!」
そ優子は大剣を振り回した。
「ぁああ」
たくさんのフィルスが後ろの方飛んでった。
「涼太!」
「はい」
涼太は機関銃に持ち変えフィルスを蜂の巣にした。
「よし私も、みんな受け取ってえい!)
真琴は攻撃アップの弾を放った。
「よし、咲楽そろそろ終わりにするか」
「はい」
──────豪炎!──────
優子の大剣が燃え始めた。
「やっぱ優子先輩は凄い」
「私も負けてられない」
私は力をため始めた。
「そう言うことねOK」
三鶴は時間を稼いでくれた。
フィルスが私達の方へ走ってきた。
「よし今だ!おりゃあ」
優子は大きな炎の斬撃を飛ばした。
「三鶴!」
「分かったは思いっきりやりなさい」
「桜居合!」
私は複数個フィルスを桜居合で切りつけた。
「ぁぁぁあぁ)
フィルスは一匹残らず消えた。
「よし、終わった」
「みんな無事か!」
「はいみんな大丈夫そうか」
「よし帰るか!蒼月のみんなもありがとうな!ん?なんだ」
空から手のひらサイズの鱗が優子の近くに落ちてきた。
「またこれか」
「優子先輩それってなんですか」
「いや、これが不思議のものでな最近ここらのフィルスを倒すとこれが落ちてくるんだしかも朝にこの鱗は消えてるんだよな〜不思議だよな」
「には消えるってことはもしかして」
優子(そうだフィルス関連だ!だが今はこれしかヒントがないし鱗の正体も分かってない、まぁ焦ることはないだろう」
恐らくこれは肆神関連の何かだろうか。
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あのあと私たちは千織さんの運転で蒼月寮へ戻った。
「ただいまぁ!」
「ああ、戻ったか」
「三鶴から報告は受けたぞ!みんなご苦労だった」
「それと鱗の件だが、今度三つの寮長が集まる時にでも話合ってみるとしよう」
「その鱗も肆神の誰かかもしれない」
「肆神?なんだそれは」
「あ、そういえば話てなかったですね」
私はコスモスに聞いたことをみんなに教えた。
「そうか、じゃ肆神はあつ三体いるのかう〜ん」
「咲楽!それを早く言いなさいよ」
「ごめん」
「でもユニコーン翠の弱点も分かった。よくやった)
「じゃもしかしたら肆神を倒したらフィルスもこの世からいなくなるかもしれないね」
「確かに一理あるね」
「まぁ何によせこれからもフィルスを倒さなきゃ行けないのは変わりない」
「そうですね」
「それより優子先輩やっぱかっこよかったねな〜私優子先輩が戦ってるの初めて見た」
「確かに、かっこよかったね戦いのお手本になったね」
「うん、私達も優子先輩みたいなれるよに頑張ろうね咲楽ちゃん」
「うん、頑張ろ!」
「はぁ〜できれば優子の戦い方は真似しないでほしいな」
「私も綾先輩に賛成だわあんな荒々しい戦いされたらついて行くこっちが大変だわ」
「え〜」
真琴は残念そうだった。
「え〜じゃない」
何にせよ今日は色々と勉強になった。
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あれから4日が経ち明日は風翠との合同でフィルスを戦う日だ!風翠の寮長も荒々しいのかな?まぁ言ってみないとわからないか。
「綾先輩が15時から合同会議するから14時にはロビーに集まってだって」
「分かった、それまで部屋で武器の手入れでもしておくね」
「私も一緒にする」
私は刀の鍔の取り付け具合や刀の刃こぼれ等確認した。
真琴は何をしてるんだろう。
「えい!」
真琴はライフルとサブマシンガンをバラバラにし始めた。
「真琴何してるの?」
「ん?1回バラバラにしてるの?」
私には分からないな。
「なんでそんな事するの?」
「それはね銃の筒やハンマーの部分にたまに火薬のカスとか詰まってる時があるからそれを掃除するためにだよ」
銃も大変そうだ。
「しかも今回は肆神と呼ばれるフィルスだからね気合い入れてやらなくちゃね」
確か肆神は普通のフィルスと違うらしい手入れを怠って本番で使えなきゃ意味がないもんね。
集合時間まで真琴と武器の手入れをした。
「もうそろそろ時間だね」
「うん行こう」
私達はロビーに向かった。
私達より先に三鶴と三奈美がいた綾先輩がまだきてない。
「綾先輩はまだきてないの?」
「なんか準備があるらしい」
「そうなんだ、てっきり寝てるんかと思った」
「あんたじゃないんだから」
噂をしていたら綾先輩が来た。
「すまない待たせた」
綾先輩が遅れてきた。
「それでは明日の話をしよう」
「明日は10時に風翠寮集合だ、そのため明日の9時30分にロビーへ集合だ時間厳守で頼む」
「わかりました」
「それと、最近君たちはよくやってくれてるだが、次のフィルスは神と言われてるぐらいだ気を抜かずにやってくれ」
「私からは以上だ他にみんなに伝えたい事がある人はいるか?なければ解散だ」
「特にないせすね」
「私もないです」
「私もないです」
「私も」
「じゃ解散とする明日に備えて早く寝るように」
綾先輩は自部屋へ戻って行った。
「一言だけだったね」
「確かにてっきりもっと長い話とかあると思ってた」
「じゃ時間余ったしボーリングでも行こう!」
「真琴バカなの?」
三鶴ちゃんナイスツッコミ!
明日肆神を倒すのか今までの奴らとは違うか!気を引き締めていかないと。
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その日がやってきた私は準備をしてロビーに向かった。
「おはよう咲楽ちゃん」
「おはよう張り切ってるね」
みんなもう集っていた、いや三奈美がいない。
「三奈美は?」
「なんか忘れ物したって言って裏庭に行ったよ」
「珍しいね三奈美が忘れ物なんて」
「確かに珍しいね、やっぱ緊張してるんじゃない?」
「まぁそうでしょうね何せ倒すのはいつものとは違うんだから」
「みんなごめん」
三奈美が慌ててきた。
「時間ぴったよ」
「三奈美ちゃん大丈夫?緊張きてる?」
「うん、少しね」
「大丈夫だよいつも通りやればいいんだよ」
「そうだよねありがとう真琴ちゃん」
「みんな集まったか?よし出発するか千織さん送迎お願いします」
「はい、かしこまりました」
私達は風翠寮に向かった。
車で30分くらい走らせ到着した。
「本当にここ?」
「確かに人が住んでない廃墟みたい」
「いや、外観はこんなんだがしっかり住んでいるはずだ」
壁には草やツルなどがついていてまるで人が住んでない廃墟のような見た目だった。