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箱の中の祝福  作者: 海華
40/41

8フィルス王と未来への一太刀「其ノ玖」

160

 そして目の前には人がいた。

 「誰?」

 そこにいた人は振り向いた。

 そこに居たのは天だった。

 「咲楽ちゃん」

 天は手を伸ばした。

 しかし私はこの手を取る資格ない。

 「私は天との約束もみんなとの約束も守る事が出来なかったしかもフィルス王前にして恐怖で腰が抜かして泣き叫んで本当に最悪」

 私は自分で言っていて涙が出てきた。

 「私はみんなが思うような強い人間でも誰かの為に動ける人間じゃないんだ、結局自分の事しか考えてないただの自己中だったいっそ私なんてし…」

 私は天に殴られた。

 「いい加減にして」

 天は私の胸ぐらを掴んだ。

 「自分の為?そんな訳ないでしょ?みんなの為に命を捨てようとする人でしょ皆が幸せの為に戦える人でしょ?何言ってるの?自分に嘘ついて何になるの?」

 「だって私は2人を殺したような物だよそんな私が強かったら守るれたのに」

 「そんなことないみんなフィルス王に向けて必死に訓練や作戦を練ったりしてたじゃん?ここで諦めちゃうの?」

 「私は」

 「確かにフィルス王は強い」

 前を見ると天の後ろには肆神のが居た。

 「強いがお前諦めない人間であったしかし今のお前はなんだガッカリだ」

 「本当にガッカリだぞ俺はお前の皆の為に命をかえりみず戦う所が好きだった」

 「そして、仲間との絆で結ばれた君を尊敬していた」

 「今の君は私が好きだった咲楽ちゃんじゃないよ」

 天は私を抱きしめた。

 「私は」

 私が何か言おうとした時だった。

 今までフィルスと戦った記憶や映像感覚などが一気に私の頭の中を走っていた。

 「本当に君は無茶をするね」

 そうだ私は無茶をしてでも皆の為に戦っていた。こんな所で怖気付いている場合じゃない。

 「天そして肆神のみんなありがとう」

 私は立ち上がった。

 「私はフィルス王を倒すよ必ずそしてこの地をフィルスから救うよ」

 「それこそ咲楽ちゃんだ」

 天と肆神は白く光1つの白い玉となって空へ飛んでいってしまった。


 私は目を開けると目の前にはハイドロポンプのレーザーが当たる寸前だった。

 しかし、目の前に白いバリアが張られた。

 「ほう」

 そして、私の体で何かが動きだした。

 ユニコーン翠のメダルと黒刀のメダルそして真琴かま持っている万炎龍のメダルと白竜のメダルが私の手元まで飛んで来た。

 「待って!メダル」

 そしてフィルス王の使いと戦っていた皆がフィルス王の間へ来た。

 「あれ!」

 そして私の体でもう1つ動くものがあった私がコスモスから貰った水色の貝殻だ。

 そしてこの全てがメダルと貝殻が白く光り始め黒竜のメダルに吸い込まれた。

 そして黒竜のメダルは銀色と変化した。

 そそて私はそのメダルをホープドライバーにセットした。

 すると私の体力は回復して行った。

 「フィルス王ここらで終わらせよう」

 フィルス王(ほう俺に勝てると)

 「祝福!」

 私は銀色に光始めた。

 装甲も変化した。薄いピンクの装甲に銀の翼が生えていた。

 ん?翼?!

 そして武器は刀の二刀流だった。

 「なんだその力は」

 私は悠お兄ちゃんに手を添えた。

「リーフエナジー」

 悠お兄ちゃんは黄緑に光始めたそして息を吹き替えした。

 「はっふうふう」

 次に綾先輩の方へ行き手を添えた。

 綾先輩も怪我が和らいでいった。

 「はっここは」

 そして私は真琴の方を向いた。

 「真琴2人をお願い」

 私は地面かね根っこをだして2人を真琴の方へ運んだ。

 「何それ?!」

 私は薄々気づいていた。

 この力は肆神の力全てが使えるという事だ。

 「そ、その力は」

 私はフィルス王を睨み付けた。

 「ここで終わりだよ」


 161

 フィルス王は私を掴もうと腕を伸ばした。

 しかし、私は翼を広げて空に飛んだ。

 「小賢しい」

 フィルス王は私に殴ろうとした。

 「ふっ!」

 私がフィルス王を睨むと翼が赤くなりフィルス王の腕目掛けて真っ赤に燃え上がる隕石が降ってきた。

 「熱いぃ」

 フィルス王に当たりフィルス王はダメージを食らった。

 「人間の分際で」

 今度はフィルス王が剣で殴ろうとしてきた。

 「んっ」

 私はフィルス王の剣をを2つの刀で止めた。

 そして私の翼は黒くなった。

 「闇雲」

 フィルス王の剣は闇へ包まれた。そして剣は暗闇の中で壊された。

そして、剣の残骸が地面へ落ちて行った。

 「すごいよ咲楽ちゃんあんな大きい剣を止めて壊すなんて」

 「神様になっちゃったみたいね」

 「こうなればお前の仲間をぶっ殺す」

 フィルス王はみんなの所へ走って行った。

 しかし、私の翼が黄緑に変わった瞬間地面から大きな樹木が出てきてフィルス王を拘束した。

 「クソ、離れろクソ」

 「雷樹」

 フィルス王は電撃と樹木の拘束によって仲間の方へ行くことは無かった。

 「クソクソ人間風情が」

 「双龍降臨!」

 フィルス王の後ろから2体の竜が出て私に襲いかかった。

 そして私は瞬きをしたら翼が白くなった。

 「ハイドロポンプ!」

通常のハイドロポンプよりチャージ時間が短い。

 そして2体の竜に向かって発射した。

 2体の竜は消滅した。

 「そろそろ終わりにするよ」

 私は高く飛び上がった。


    ─────ホープ! ─────

 

 私の後ろから肆神と黒竜が出てきた。

 「雷樹!」

 「流星!」

 「闇雲!」

 「ハイドロポンプ」

 「ハイドロポンプ黒」

 肆神は次々と必殺技を繰り出した。

 「双龍降臨!」

 最後に2体の竜がフィルス王を襲った。

 「ヴォォオ」

 フィルス王は悲鳴を上げた。

 そして私の2つの剣は銀色に光った。

 「待て私は私はまだ死ぬわけには」

 私はフィルス王の言葉へ耳を貸すことなく2つの刀でフィルス王をお腹から横に斬った。

 「ヴォォォォ」

 フィルス王は消滅し黒い灰となって消えていった。

 私は地上へ降り立った。

 ありがとうみんな私は心の中で肆神にお礼を言った。

 「咲楽ちゃん!」

 真琴がこっちへ来ようした時だった。

 城が崩れ始めた。

 「やばいぞこのままだとら城ごと私達も落ちるぞ」

 「どうしよう」

 「早く!ヘリを」

 「今からヘリを呼んでも崩れる方が先だ」

 どうしようかいや、私にはえがあった。

 「みんな待って!」

 私が翼を出した。

 それを合図に黒くなり私の姿は黒い竜となったみんな私の背中に乗って!

 「咲楽ちゃん大丈夫なの?」

 「私は大丈夫だから早く乗って」

 「ここはみんな乗ろうそれからの事はあとからかんがえよう」

 みんな私の背中へ乗った。

 そして私は飛んだ。

 「飛んだ!」

 「凄い高いね」

 「夜風が気持ちいいぜ」

 そして私は花ノ山学園の校庭でみんなを下ろした。

 みんなが降りた事を確認して私は元の姿になった。

 私は着装を解除した。

 そして、堕天城のあった方を見ると少しづつ堕天城崩れながら落ちていった。

 「終わったんだねこの戦いも」

 「咲楽ちゃん!」

 後ろから真琴が抱きついてきた。

 「最後凄かったよフィルス王で1人で倒しちゃったなんて凄いよ」

 「1人でじゃないよみんなの力があったから勝てた本当に感謝しなきゃ」

 「あと咲楽ちゃんに話したことがあるんだけど実はね」

 真琴も戦ってる時天に助けられたらしい。

 「え?咲楽ちゃんも!しかも他の肆神にも助けられたなんて」

 「うんでも怒られたけどねでもそのおかげで目が覚めたよ」

 「おい大丈夫か?」

 「ああ、心配ない」

 「僕も大丈夫だよ」

 「大丈夫なもんか、1人は潰され1人は腕無くしてるんだぞ絶対に大丈夫じゃないだろ」

 2人が心配されていた。

 「もう、無理しないでください」

 真琴が皆の所へ走っていった。

 私はその後ろを歩いてついて行った。

 「うっ!」

 「咲楽ちゃん?」

 私は急なめまいに襲われその場で気を失った。

 「咲楽ちゃん!」

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