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箱の中の祝福  作者: 海華
37/41

8フィルス王と未来への一太刀「其ノ陸」

153

 「喰らえ!」

 私は岩壁に大砲を撃った。

 しかし、岩壁はビクともしなかった。

 「やっぱり硬ぇな」

 「なんか作戦はあるのか」

 「ある、まずはあの硬い岩を砕くそして核を攻撃するそれだけだ」

 「途中それ以外に弱い所を見つけたら報告お願いします」

 「分かった」

 「よし、頑張ってください」

 京香は私達に支援魔法を送った。

 「よし、私と一葉は左から颯太と涼太は右から攻撃してくれ」

 みんな頷き作戦を実行した。

 「よし、一葉私の大剣に乗れ」

 「は?ふざけてるの?」

 「マジだ私が飛ばしてやるスピードを増せば攻撃力も増すだろうお前の武器は」

 「ああ、じゃ頼むぞ」

 私はこの作戦で咲楽達は飛ばして万炎龍を倒した。

 今回も行ける。

 私は大剣を構え一葉を飛ばす準備をした。

 「いくぞ!」

 一葉は私の大剣に乗ったそして一葉は宙を舞った。

 「螺旋降葉!」

 一葉の必殺技は命中した。

 「なんだ?今のは効かないぞ」

 岩壁は拳を振り上げ一葉を殴ろうとした。

 「あぶな」

 一葉は避けた。

 「ふっ!」

 涼太は狙撃したが弾は弾かれてしまった。

 「水砲黒切!」

 颯太の必殺技が命中した。

 「無駄!」

 岩壁の前では無駄だったか?

 私はひたすら大砲を撃ち続けたしかし効いてる様子はない。

 「ったく効いてるないぞ」

 「キズ1つ出来ないなんてな」

 「このままじゃこっちの体力が先に無くなっちゃいますね」

 確かにそうだな。どうすればいい?

 「みんな弱いな!攻撃はこうするんだ」

 岩壁どこからが持ってきたおおきな岩を投げて拳で砕いた。

 その破片が高速で私達の方へ向かってくる。

 「危ねぇ」

 京香はみんなにバリアを張った。

 バリアのおかげで今の攻撃は無傷ですんだ。

 当たりはやつの投げた岩でぐちゃぐちゃだ戦闘する立地は最悪になった。

 いや、待てこの岩は。

 私は岩を拾って観察した。

 「岩なんて拾って何やってるだ」

 「ちょっとな」

 私は高速でその岩を削り弾丸の形にした。

 そして大砲でその弾丸を岩壁に向かって撃った。

 「ぐはぁ」

 「効いてるぞ」

 やっぱりださっき投げてきた岩はあいつの1部だもしかしたらやつの防御を崩せるのは奴自身だけなんだ。

 ってことは私は奴を観察した。やつの体は1つの岩で構成されてるよりかは複数の岩が乱雑にくっ付いてるだけ。

 だからどこか隙間が大きい所があるそこにこの岩を刺して押していけば岩は崩れる。

 あった左胸だまさか心臓の部分が位置手薄なんてな。

 私はまたその岩を高速で削って今度は大きな釘の形にした。

 「みんないいか」

 私はみんなを集めた。

 「この中で1番早く動ける人は誰だ?」

 「恐らく一葉だと思う」

 「よし、一葉これを」

 私はさっきの大きな釘を渡した。

 「なんだこれは」

 私はみんなに作戦を話した。

 作戦はこうだ1番隙のある左胸の隙間にこれを刺してそこを攻撃してどんどん奥にやっていくそうすれば岩同士のバランスは崩れて岩が全て剥がれるであろうと言う作戦だ。


 「本当に優子は頭の回転が早いな」

 「それはそうだろう毎回テストは学年2位だからな」

 「1位は誰なんだ?」

 「綾だよ綾」

 「さすが生徒会長だな」

 「じゃその作戦乗った」

 みんなこの作戦同意してくれた。

 「じゃ行くぞ」

 「私はユニコーン翠を倒した時に学んだスピードとパワーそして仲間を思う事が出来る人が強いってなそしてそれを全て持ってるのはこの世でただ1人咲楽だけだとな」

 「確かになあいつは本当に仲間を思う気持ちは誰にも負けないよな」

 「本当だよな自分のチームだけじゃなくて他のチームのみんなの事も思ってくれる良い奴だ」

 「あいつは別れと出会いを1番経験して天理の中で一番辛い仕事をしてるからな強いのも無理もないな」

 「みんなべた褒めですね咲楽の事」

 「まぁ凄いからなあいつは」

 「よし!行くか」

 一葉の全身が黄緑色に光ってきた。

 そして。

 「ふっ」

 物凄い速さで岩壁へ近ずいた。

 「無駄だ!」

 岩壁は途中散らばった岩を投げたが一葉には通用しなかった全て避けた。

 「当たらないなっ!」

 一葉は岩壁の体に向かってジャンプした。

 「おりゃぁあ」

 一葉は左胸にさっき渡した物を刺した。

 「は?それが攻撃か」

 岩壁は一葉を持った。

 「一葉!」

 「このまま潰してしまおう」

 岩壁は一葉を潰そうとしたその時。

 「そうはさせない」

 颯太が岩の塊を持って岩壁の手首にダンクした。

 「痛ぇ」

 岩壁は一葉を離した。

 「大丈夫か?」

 「ああ、ありがとうな」

 「よし作戦移れ!」


 154

 「まずはこれだ!黒いルーレット!」

 ルーレットは白に泊まり岩壁にダメージが行った。

 「う、う見えない」

 「ちゃんと杭も奥に行ってるナイスだ」

 「てか、その技外れることあるのか?」

 「いや、ねぇ〜ですこのメダル特注なんでルーレットバフがはいってるから」

 「それルーレットの意味無いんじゃねーか」

 「はい、その通りです見かけ騙しです」

 「衝撃発言だな俺も初めて知ったぞ」

 颯太は同じチームなのに知らなかったのか。

 「ほら、話してないで行くぞ」

 私と颯太、一葉は走り出した。

 「懐かしいな一葉」

 「昔悠先輩に稽古つけて貰った時2人係で悠先輩倒そうとしたよな」

 「ああ、しかもあの時はまだ必殺技も習得してなかったからボコボコに殺られてな」

 「懐かしいな〜悠先輩と咲楽ってどっちが強いのかね?」

 「難しい質問だな私は咲楽に勝って欲しいけど」

 「俺は悠先輩を推すな」

 「そう来るかじゃもし悠先輩が負けたらラーメン奢りな」

 「逆に咲楽が負けたらラーメン奢りな」

 2人は昔話に花を咲かせながら岩壁へ近ずいた。

 そして、

 「おりゃ」

 「ごらぁ」

 2人は杭の心を狙って攻撃した。

 また杭は中へめり込んで行った。

 よし、私も行くか。

 「豪炎!」

 必殺技は打った。

 杭はまた奥へと進んで行った。

 これはもうすぐ砕ける。

 「涼太!」

 「っ!」

 涼太は杭目掛けて弾丸を放った。

 そして真ん中に当たって杭も奥へはいった。

 「おい、岩壁の岩が」

 岩壁の岩が揺れ始めていた。

 これは崩れる。

 「2人とも1回退避だ」

 私達は退避した。

 「う、うなんだヴぁぁぁぁ!」

 岩壁の岩は四方八方に飛び散り体が丸見えだ。

 「よしこれなら行けるぞ」

 「みんな行くぞ!」

 彼は防御力だけが取り柄だその防御力となる壁が無くなればこっちのものだ。

 私達は岩壁の方へ走って行った。

 「クソクソ!」

 岩壁は散らばった岩を投げているが私達には全く当たらなかった。

 「ちなみにさっきの話だが私も咲楽が勝つと思うな」

 「だよな」

 「確かに難しい質問だな」

 「3人同時に行くか」

 「ああ」

 「分かった」

 私達は同時に力を貯めて必殺技を撃つ準備をした。

 「豪炎」

 「螺旋降葉」

 「水砲黒切」

 3人の必殺技が重なり一つの斬撃となり岩壁に命中した。

 「ヴヴヴクソ人間ごときに俺は」

 岩壁は光を放ち消滅した。

 「やったな」

 「ああ」

 「よし」

 「やったぁ」

 「おっしゃあ」

 みんなで喜んだ。

 「よし先へ行こう!」

 私達は先を急いだ。

 この先にはフィルス王やその使いがまだいるそいつらを倒してこの街から平和を取り戻すぞ。


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