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箱の中の祝福  作者: 海華
18/41

6黒い侍とフィルス王の力「其ノ参」

98

これは後から天から聞いた話だけど実は昨日真琴が天に相談してたらしいそして怒ったのも天の提案だったのこと本当に大変だったよ。

 でも、ありがとう天、真琴私はこの2人の大切さに改めて知った。

 この日は何事もなく学校生活を終えて帰宅した。

 「おかえりもう、怪我の方は大丈夫なのね?、」

 「うん、お陰様で」

 「そっ、それより綾先輩から聞いたよ真琴に怒られたんだって?」

 「うん」

 「ちゃんと仲直り出来た?」

 「うん、大丈夫」

 「じゃ良かった喧嘩したままだとフィルス退治にも影響するから」

 チーム戦だもんね。

 「ただいま」

 噂をすればなんとやら。

 「真琴も帰ってきたのね」

 「真琴にも聞くけど咲楽とは仲直り出来たの?」

 「うん、出来たよ」

 「それは良かったわ」

 「ねぇ2人とも夜ご飯ってもう食べた?」

 「まだだけど、真琴は?」

 「私もまだ食べてない」

 「良かった、さっきオムライス作ったら作り過ぎちゃってさ、もし良かったら食べる」

 「うん、食べる」

 「私も貰うね」

 「ありがとう」

 「三鶴ちゃんの手作り料理なんて初めて食べるよ」

 「楽しみだな」

 「素人が作ったから味の方は多めに見てちょうだい」

 私達は3人で三鶴のオムライスを頂いた。

 ああは言ったものの凄く美味しかった。

 食べ終わったて少しお話してる時のことだった。

 警告音がなったフィルスが現れた。

 「場所はここから5km先の工事現場です」

 「みんな準備して行くぞ」

 「ご飯食べたばっかりなのに帰ったらお腹すくやつじゃん」

 「ほら、文句言ってないで行くよ」

 「はぁい」

 「食器は私が洗って起きます」

 「千織さんありがとうございます」

 「3人とも何か食べてたの?」

 「三鶴の手作りオムライス」

 「いいな〜今度私にも作ってよ」

 三奈美は羨ましそうだった。

 「そうね、今度作ってあげるわ」

 「ほら、話してないで行くぞ」

 私達は現場に向かった。

 

  99

 現場には強そうなフィルスは居なく弱いやつばっかりだった。

「弱そうなのばっかだね、これならお腹空かないかも」

 「弱そうなやつばかりだと言って気を抜くな!本気で行け!」

 私達は着装した。

 「はぁっ!」

 綾先輩がフィルスの群れに突撃した。

 「はい!」

 三奈美がみんなに攻撃アップの魔法をかけた。

 「えい!」

 真琴が狙撃した。

 「綾先輩しゃがんでください」

 綾先輩はしゃがみ前にいるフィルスを三鶴が槍で投げ払った。

 「ナイスだ!」

「咲楽行くぞ」

 「はい!」

 私と綾先輩は力を溜めて必殺技の準備をした。

 その間真琴と三鶴が時間を稼いでくれた。

 「は!」

 「青弾!」

 真琴の必殺技で敵の大幅に減った。

 「咲楽行けるか?」

 「はい!」

 「はぁー!トルネードクラッシュ!」

 「桜居合忍!」

 綾先輩の必殺技で全ての敵が空中に飛び!その敵を私が全て倒した。

 「フィルス全滅です」

「よし!」

 真琴がガッツポーズをしている。

 「やっぱ全然歯ごたえなかったね」

 「まぁ最近強い奴らと渡り合ってばかりだからなたまにこういう日もあるだろう」

 「それより、2人ともいつの間に必殺技の合わせ技なんて出来たんですね!」

 「あれは咲楽が合わせてくれただけだ」

 「なんか上手く行きましたね」

 「そうだな!定期的にみんなで合わせ技の練習をするのもいいかもな」

 「確かにいいですね!それに私と三奈美は必殺技の習得もしてないんだしいいと思いますよ」

 「まぁ必殺技に関しては焦る必要はない習得はゆっくりでも構わない」

 「そろそろ帰りません!帰ってアイス食べたいですし」

 「さっきオムライス食べたばっかでしょ?」

 「お腹すいた」

 「はぁ」

 三鶴は呆れている。

 私達は帰ろうとした時後ろに気配を感じた。

 後ろには黒ロングでピンクの瞳の女の子と黒ロングで黄色い瞳の女の子が立っていた。

 「綾先輩後ろに子供が」

 「いつの間に」

 綾先輩は2人の女の子に近ずいた。

 「2人とももう帰った方がいいさっきまでここに奴らが現れたばっかりだからな!また現れてもおかしくない」

 真琴(2人とも家は遠いのだったら送って行こうか?)

 「フッやっぱり天理の人はお人好しだね」

 「そうだね!これなら今から全員倒せそうだね」

 「2人とも何言ってるの?」

 「えい!」

 女の子1人が杖を出して真琴に攻撃を仕掛けてきたが真琴は間一髪で避けた。

 「君たち天理なの?」

 「ねぇお姉ちゃんこの人達私の事天理だと思ってるよ」

 「まぁ仕方ないよ何も言ってないんだから」

 「はじめまして私は私はメイそして隣の妹がユイ」

 「そして私達は天理ではなくフィルス王に使えるもの」

 「なんだと」

 「ふふっやっぱそういう反応になるよね!」

 「だね!実は2回ぐらい君たちの近くに居たことあったんだけどな」

 「もしかして、ユニコーン翠を撃破した時に感じた気配って君たちだったの?」

 「そうだよ!」

「私達は君たちの様子を見に来たんだよ!特に君にね」

 ユイは私を指さした。

 「でも、全然フィルス王の力使わないからびっくりだよ君にはフィルス王や肆神器には相応しくないと思ったけどこの前の万炎龍の撃破した時感じたよ君はフィルス王の器にふさわしいとね」

 「だからフィルスを巻いて君をおびき寄せたんだよ」

 「さぁ一緒にフィルス王に会いに行こうそして、時期フィルス王としてフィルスになろう」

 二人は手を差し伸べた。

 「咲楽ちゃん)」

 「分かってるよ、真琴約束したからね」

 咲楽(2人ともごめんフィルス王になるつもりもフィルス王の力も今後使うつもりはないから」

 「そっ」

 「じゃ決まりだねお姉ちゃん」

 「そうだね!なら」

 「ここで殺すまでだね」


 100

 「みんな気を抜くな!」

 「はぁっ!」

 ユイは黒いモヤをメイにかけた。

 「ありがとうユイじゃ行くよ!」

 メイは私の方へ走ってスピアで殴りかかってきた。

 「くっ!」

 私は刀で攻撃を防いだ。

 「結構やるんだね、てっきりフィルス王の力がないと何も出来ないんだと思った」

 「そんな事ないよ!咲楽ちゃんはそんな力使わなくても強いんだから」

 「へ〜そうなんだ!」

 私とメイは離れた。

 「じゃこれは」

 ユイは炎の弾を私に放って来た。

 「…ッ!)

 私は避けたが肩に少し当たった。

 「三鶴と三奈美はユイの方を頼む!私と咲楽そして真琴らメイを倒すぞ」

 「だってお姉ちゃん」

 「いいよ!どうせ出来やしないんだから」

 「はぁぁっ」

 綾先輩はスピアで突くが避けられた。

 「甘いよ」

 メイは綾先輩の肩にスピアをさした。

 「うっ」

 「綾先輩!えい!」

 「そんな所で撃っててもつまらないでしょ?こっち来なよ」

 「くっ!」

 「ほら早く来ないとこの2人殺しちゃうよ?」

 真琴はサブマシンガンに持ち替えて撃ちながらメイの方へ向かった。

 メイは全弾避けた。

 「はぁっ!」

 三鶴はユイへ攻撃するも軽々と避けられた。

 「えい!」

 三奈美と攻撃するも避けられた。

 「遅い遅い!それって攻撃?」

 ユイは2人を煽っていた。

 「うるさいわね!黙ってなさい」

「はいはい!」

 「三奈美」

 「はい!」

 三奈美は三鶴にスピードアップの魔法をはなった。

 「はぁっ!」

 三鶴が攻撃するもまたも避けられた。

 「少しは早くなったね!でもほぼ変わらないねーそんなんだったら攻撃に魔法割いた方がいいと思うよサポーターのお姉さん」

 ユイは相変わらず煽ってる。

 「はぁぁっ!」

 三奈美は攻撃魔法をユイにはなった。

 ユイの髪の先に少し当たったぐらいでほぼ無傷だった。

 「てか、お姉さんの方が早いし強いじゃん前線の方が向いてるんじゃん?てか、髪少し燃えたんだけど最悪!」

 「はぁぁ」

 三鶴がユイの足目掛けて槍を振る。

 「そんなの当たらないって言ってるのじゃんてか、君じゃま」

 ユイは三鶴の魔法で吹っ飛んでいった。

 「くっ」

 「三鶴ちゃん!」

 「雑魚は居なくなったし2人で戦おうよ!」

 「ユイもやるね!」

 「よそ見してる場合」

 真琴は撃続けた。

 「よっと!」

 メイが飛んだ瞬間私はメイに斬りかかった。

「へ〜やっぱ君はやるね!他の人達よりも強いね」

 「君がこのリーダーやればあの弱いスピアの人よりよっぽどいいと思うよ」

 「綾先輩を馬鹿にしないで!」

 「そういうのいいや」

 私とメイは再び離れた。

 「トルネードクラッシュ!」

 その瞬間綾先輩が必殺技をはなった。

 「危ないな!」

 メイは黒いバリアを貼った。

 「何!」

 「その距離で必殺技撃っても効かないでしょ?馬鹿なの?そんなんでよく指揮官なんてやってられるね?」

 「くっ!」

 綾先輩は相当来た!みたいでイライラしてる様子だった。

 「そういえば君、ワープの召使いの天理に似てるね!」

ワープの召使い?何の話だろうか?

 「まぁいいや!3人でかかってきなよ1人ずつだと弱くて話にならないんだから」

 「ほらっ撃って来なよ!」

 ユイは手を伸ばして余裕ぶっていた。

 完全に舐めていた。

 「はぁっ!」

 三奈美は攻撃魔法を連続して撃った。

 「へぇ!そんなもん?」

 ユイは全弾避けた。

 「はぁぁっ!」

 三鶴は槍でユイの顔面目掛けて突いたが、間一髪で避けられた。

 「君まだいたの!」

 ユイは雷の魔法を三鶴に撃った。

 「あああっ!」

 「三鶴ちゃん!」

 「君も必殺技ないの?」

 「私には……ない」

 「そっかじゃ終わりにするね」

 「えい!」

 

  ──────黒雨こくう!──────

 

 ユイは黒い雨を三奈美目掛けて撃った。

 「ひゃっ!」

 三奈美に命中してその場に倒れてしまった。

 「はっはっざっっこ!」

 

 「はぁぁ!」

 「はぁぁ!」

 「はぁぁ!」

 綾先輩は顔面目掛けて突いて真琴は足の方を撃って私はお腹に斬りかかった。

 「へぇ!三人居てもこんな感じか」

 全て避けられてしまった。

 「真琴頼む!咲楽行くぞ!」

 真琴はメイに撃ち続けた。

 「あたれぇ!」

 「等々自暴自棄になったのかなこの子は」

 私と綾先輩は力を貯めた。

 真琴は離れた瞬間。

 「トルネードクラッシュ」

 さっきより近距離で撃ったが避けられた。

 「甘いよ!指揮官!」

 「桜居合!」

 私も必殺技をはなった!

 「へぇ〜考えたじゃん!」

 だが、防がれてしまった。

 「そろそろ終わりにしよう!」

 メイはスピアに黒い霧を纏ったそして!

 

 ──────影の一撃!──────

 

 その黒い霧を放った。

 3人とも吹っ飛んでしまった。

 「お姉ちゃんこの人達弱いね」

 「仕方ないよ所詮人間だし」

 「トドメ刺していい?」

 「いいよ!」

 クソっこのままだとやられてしまう。でも紫のメダルはもう使わないって誓ったどうすれば……

 そう考えていると後ろから足跡が聞こえた。

 誰だろう。

 そして私達の前に塞がるように立った。

 え?なんで君がここに。

 そこにはクラスメイトで友達の中央天が立っていた。


 111

 「天!」「天」

 「メイ、ユイ今ここで君達を倒すよ!」

 「だれ?」

 「さぁねでも、かかってくるなら容赦はしないよ」

 「天離れて」

 天は一瞬こちらに振り返って笑顔を見せた。

 そして

「混沌タイム!」

 腕に時計状の物をつけていた。

 しかもそれから音声が流れていた。

 まさかこれは!

 天はその時計状の蓋を開けて白いメダルをはめた。

 「白竜!」

 またも音声が流れた。

 「堕天!」

 天は銀の装甲を纏った。

 この子があの時助けてくれた銀の装甲の正体だったなんて。

 「ふっ!」

 天はレーザー銃で2人の足元を撃った。

 辺りに煙がまった。

 「ゲホッゲホッ!前が見えないよ」

 その煙に天は突っ込んでいった。

 「ふっ!」

 ユイを蹴飛ばした。

 「痛い!」

 ユイを吹っ飛んでいった。

 「咲楽ちゃん!ユニコーン翠のメダルを貸して!」

 なんで私がユニコーン翠のメダルを持ってる事知ってるんだろう?でも今はそんな事考えてる場合じゃない。

 私は天にユニコーン翠のメダルを投げた。

 天はさっきの時計状の物にユニコーン翠のメダルを装着した。

 「樹雷!」

 樹雷?その技はユニコーン翠が得意とする技だ。

 天の下から枝が出てきてユイに巻きついた。

 「なにこれ!離れないんだけど」

 そして、次の瞬間ユイに電流が流れた。

 誰も使う事が出来なかった肆神のメダルは天は使う事ができた。

 「いたたた!」

 ユイは痺れてしばらく動けないようだ。

 「やるね!君っ!」

 メイがスピアで刺しに行くが見切られて。レーザー銃の柄で殴られた。

 「痛っ」

 「君達は私の大切な人を傷つけた絶対に許さない!」

 天はメイの顔面を殴った。

 「いやぁー!」

 メイは吹き飛んだ。

 「真琴!万炎龍のメダル貸して!」

 「わかった!」

 真琴は万炎龍のメダルを天に投げた。

 天さっき同様に時計状の機械に万炎龍のメダルを入れた。

 「龍流!」

 空から燃えてる!鱗がメイの頭上から降ってきた。

 「危ないお姉ちゃん!」

 ユイはメイの周りにバリアを貼った。

 メイは攻撃を防いだ。

 「お姉ちゃん1回退いたほうがいい良さそうだね」

 「そうだね!」

 「えい!」

 ユイは黒い霧を出した。

 「何処だ!」

 辺りは何も見えなかった。

 霧が晴れると2人はいなかった。

 「逃がしちゃった」

 天は私達の方へ向かってきた。

 「咲楽ちゃん、真琴ありがとう」

 私達に肆神のメダルを返した。

 天はどこかへ行こうとしたが私が足を掴んだ。

 「待って!話したい事があるの行かないで」

 「そうだよ!お礼も言えてないし」

 「その通りだ!君は2年の中央天だな?一時的でいいから蒼月寮に来てくれないか?」

 「はぁ、仕方ないねこうなったら私からも説明の義務があるよね」

 天は分かってくれた。

 私達は天を連れて蒼月寮へ向かった。

 向かってる途中天は着装を解かず終始無言だった。


 112

私達は寮へ戻った。

 「ここが私達の寮だよ天」

 「うん」

 何故かいつもよりテンションが低かった。

 「すまないが着装を解除してくれないか?」

 「……」

 何か解除出来ない事情でもあるのかな?中々着装を解除しなかった。

 「このままだと話しづらいしここは安全だから解除しても大丈夫だよ」

 「うん」

 天は渋々着装を解除してくれた。

 「確か君は真琴と咲楽と同じクラスの子だな?」

 「はい」

 「立ち話もなんだそこに掛けてくれ」

 やっぱり天はいつもより元気なかった。

 「色々聞く前にお礼たけ言わせてくれ!」

 「うん、ありがとうね天助かったよ」

 「うん」

 やっぱり様子がおかしい。

 「ねぇ天大丈夫?」

 「うん大丈夫だよ咲楽ちゃんちょっと疲れただけ」

 「わかった夜ご飯食べてないとか?」

 「そういう訳じゃないけど」

 「まぁ確かにフィルスと戦った後ってお腹空くもんね、私はフィルスと戦った後はお菓子食べて体力を回復させてるよ」

 「だから、太るんでしょ」

 「太ってないもん」

 「ふっふっやっぱり真琴は面白いね」

 天はいつも通りに戻った。

 「では本題に入ろうまずは君が持ってるその時計状の着装器具についてだ」

 「それかっこいいよね!なんかかっこいい機械音なってたし」

 「天理が着装できるのはホープドライバー以外は開発してないと聞いているがそれは自作か?それとも誰かが作ってくれたのか?」

 「うん、これは混沌タイムって言う器具でこれは今は亡き研究者が作ってくれたやつだよ」

 「その研究者はもしかして」

 綾先輩何かを察したようだ。

 「うん元ハピネス研究所の人だよ名前までは教えてくれなかったけど」

 「しかもそれホープドライバーでは使えなかった肆神のメダルも使えてたよね?」

 「私も詳しく事は分からないけどホープドライバーでは肆神のメダルの力を使う事は出来ないと思う」

 「それは何故だ」

 「恐らくホープドライバーは着装をメインにした器具で混沌タイムは攻撃をメインにした器具だからかな?」

 「やっぱり宗次郎さんが言っていた信号の関係なのかな?」

 「恐らくそうだろう」

 「あと君は何処かの寮やチームに属してるの?」

 天は首を振った。

 「個人でやってるってやつか?」

 「私はフィルスを退治するのがメインじゃないからね私はある人を守る為に天理になったんだ」

 「それは誰だ?」

 天「それは鹿黒咲楽ちゃん君を守る為に天理になった」

 「それはどういうこと?」

 疑問だったでも、最近の行動を振り返って見ると私が死に直面した場面にだけ天は現れた。

 「私はあの人に咲楽ちゃんを守るように言われたから天理になった」

 「私からも質問、なんで掛け声は堕天なの?」

 「それは特に意味はないよ混沌タイムが答えてくれる言葉がそれだっただけ」

 「本当に、堕天は私が紫のメダルを使う時にホープドライバーが答えてくれる言葉と一緒だからもしかしたら」

 「咲楽ちゃんが考えてる事はきっと違うよこれはフィルス王の力ではないよ」

 「それと何故真琴と咲楽が肆神のメダルを持ってるってわかった?」

 「それはねこの混沌タイムは肆神のメダルや肆神の活動に反応する仕組みになってるのそれで2人が持ってるってわかった」

 「それでは次肆神が現れる位置とかも分かるのか?」

 天は頷いた。

 「それは何処だ?」

 「ここから北の廃校に肆神は現れるよ」


 113

 「そこって?」

 「ああチーム黒水の近くだな」

 「そいつの特徴とか分かる?」

 「ごめんね真琴そこまでは分からないや」

 「でも、良い情報が聞けた別に急ぐ必要はない」

 「私からも聞きたい事があるんだけど、紫のメダルについて何か分かることはある?」

 「うん、フィルス王の力のメダルは普通黒か赤黒の2択でも何故か君のメダルは紫これはもしかしたら君はフィルスになる事はなく次の肆神かフィルス王の使いあるいわフィルス王に直接なれる力だと思う」

 「それとその力で理性が無くなる理由分かる?」

 「それは君の心が弱い証拠だよフィルス王の力に振り回されてるだけ」

 「フィルスは人の弱みにつけ込むのは得意だからね」

 「咲楽ちゃんは強いよ」

 「咲楽ちゃんは強く見せてるだけで本当は臆病で1人じゃ何も出来ない」

 「そんな事ないぞ、彼女は」

 「その証拠に咲楽ちゃんはお兄さんを追い求めてる」

 「行く先走しでお兄さんの事を聞き回ってる大半な人はもう亡くなったと割り切ってる中君だけは生きてると信じて追い求める恐らくお兄さんに色々して貰って帰ってきても色々して貰うつもりなんでしょう?」

 図星だった。

  私は昔からお兄さんが大好きで大好きでたまらなかった。

 しかも、1人で何も出来ずなんでもお兄さんに頼りきってばっかだった。

 天は間違っている事は何1つ言ってないただ私が弱いだけだ。

 そう思うと涙が出てきた。

 「咲楽ちゃん大丈夫」

 真琴が駆け寄ってきた。

 ここで泣いてる訳には行かない。

 私は涙を拭った。

 「ねぇ、天私はどうしたら紫のメダルを使いこなせるの?」

 「咲楽ちゃん!」

 「おい」

 「分かった本当に使いこなしたいなら明日の夜9時に貴方の部屋に伺うねそこでどうすればいいか教えてあげる」

 「ありがとう天」

 「咲楽ちゃんあの力は」

 「違うよ真琴!あの力を使う為じゃなくて私は兄との決別の為弱い私を捨てる為に天に色々教わるよ」

 「お願いみんな」

 私は頭を下げた。

 「わかったでも危険だと判断した場合その場で止めるいいな」

 「はい」

 「それと最後に中央君は何処にも所属してないならこの寮に所属するのはどうだ?」

 「それは遠慮しますごめんなさい」

 「でも、その方が咲楽を守り安いんじゃない」

 「守るとはいってもそんな近くに居たら咲楽ちゃんは成長しないからね」

 「まぁ強要はしない何処の寮に入ろうと入らなくても君の自由だ」

 「ただ、その力悪い事に使った場合私は君を止めるそれだけは覚えておいてほしい」

 「わかったよ綾生徒会長」

 「私は帰るよ」

  天は帰ろうとした。

  「ねぇ天」

  真琴は呼び止めた。

 「これからもずっと仲良くしてくれる?」

 「うん、もちろんだって真琴とは一生友達でしょ?」

 「それに友達だからこそ色々な事を教えたしこの前だって相談に乗ったし心配しないで」

 「そうだよね、ごめんね変な事言っちゃって」

 「じゃあねまた学校でねバイバイ」

 天は帰って行った。

 「しかし、色々聞けたが問題はチーム黒刀にいるフィルスだな」

 「あそこだけは連絡手段がないからな直接会いに行くか宗次郎さんに伝えて貰うかの2択だが肆神関連となると緊急だ、今度直接伝えるしかないな」

 「え!またあそこ行くの?次こそ殺されちゃうよ」

 「でも、行かなきゃ伝えられないでしょ?しかもあそこのリーダーは話通じる人っぽかったし大丈夫でしょ?」

 「ねぇ咲楽ちゃん?」

 「ん?どうしたの?」

 「明日私も横で見守ってて良い?」

 明日の訓練の話しだよね?

 「うん、いいよ」

 「あと、気をつけてねどんな訓練か分からないから」

 確かにでも部屋でやる訓練だからそんなきついものじゃないでしょ?

 次の日学校で天はいつも通り接してくれた。

 天理の人は何事もなかったかのように接するのが上手だね。

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