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箱の中の祝福  作者: 海華
13/41

5燃える予告龍「其ノ参」

80

 私達は決戦場となる野球場へ向かった野球場には事前に準備してある大砲3台と弾が準備されてる。

 「まだ、来てないようだな」

 「ああだが、気を抜くないつ来てもおかしくない」

 「ん?なんだこれ?」

 湊が何かを見つけた。

 「湊何か見つけたか?」

 「優子先輩これはもしかして?」

 湊は龍の鱗を見つけた。

「奴はもうすぐくるな」

 「そうだな」

 噂をしていると空から龍がこちらへ向かってきた。

 こちらに近ずいてくる、その肆神は全身が赤く炎に包まれていた。

「みんな行くぞ!」

 「祝福おらぁ」

 「祝福ヴヴ」

 「祝福!」

 「祝福」

 湊と由佳子先輩の装甲は初めて見た。

 湊は青いメダルに黒い装甲だったで由佳子先輩はオレンジのメダルにオレンジの装甲だった全身オレンジコーデだった。

 「私達も行くぞ) 」

 私達も着装した。

 「ん?炎塔のやつだけじゃないな?」

 「ああ、貴様を倒すために助っ人を呼んだ」

 「ほう、人が何人でかかろうと同じだがな」

 「ん?」

 そいつは私の方を見た。

 「これはたまげたフィルス王候補者がいるじゃないか」

 「これは強力な助っ人かもな」

 やつは笑っていた。

 恐らく余裕なんだろう。

 「そちらの人たち初めましてだな、知ってるだろうが肆神万炎龍だ!」

 「予告通りこれから君達も殺されて貰う」

 「ふん、それはこっちのセリフだ行くぞ!」

 「全力かかってこい」

 優子の一声でみんなが配置に着く。

 みんな大砲に弾を装填し始めた。

 「ほう大砲か考えたな」

 万炎龍は相変わらず余裕ぶっている。

 万炎龍に標準を合わせて次々と撃ち込んでいく。

 大砲の音が響き渡る。

 空中はまるで昔の戦争のようになっている。

 「えい!」

 「当たれ!」

 「はい!」

 万炎龍に全弾とは行かないが当たっていた。

 しかし、攻撃は効いてる様子はない。

 「はぁいつまで同じ攻撃をしてくる?」

 「クソッ効いてないな」

 「みんな棘の方も使ってみろ」

 みんなは棘の弾を装填して撃ち込んだ。

 着弾した瞬間棘が出たさっきよりかは聞いているんじゃないか?

 「クッ中々やるじゃないか?」

 「だか、流石にこれを受け続けたらマズイっな!」

 万炎龍でもこの弾を受け続けたらマズイらしい。

 「そろそろこっちからも行かせて貰う」

 万炎龍は隕石のようなものを大砲目掛けて撃ってきた。

 その隕石は燃えていて当たったらひとたまりもない。

 「みんな退避だ」

 私達は隕石から避難した。

 隕石で全ての大砲は壊れてしまった。

 「クソッ大砲が」

 万「所詮地上の物は空にいるものには勝てん諦めて死んで貰う」

 「クソッ」

 「優子先輩、あれを」

 「そうだな、まだ希望はあるな!咲楽頼むぞ」

 私達は咲楽大砲を試みることにした。

 「咲楽いいぞ」

 私は優子先輩の方へ走り、大剣を踏み台にして飛び上がった。

 「なんだ?あれは?」

 この距離なら行ける。

 私は万炎龍の顔目掛けて桜居合を放った。

 「桜居合!」

 「ふん」

 「クッ」

 万炎龍の前歯で刀を止められてしまった。

 「甘いぞ、フィルス王候補者そんなんじゃ私を倒すこともフィルス王になる事も出来ないぞ?」

 (フィルス王にはならない」

 私は地上へ落ちて行った。

 「クソッどうすれば?」

 「青弾!」

 真琴は必殺技を万炎龍に撃ち込んだ。

 「優子先輩考えても仕方ないですよ、装甲が剥がれるまでひたすら攻撃するしかないですよ」

 「そうだな、よし後方支援とサポーターの人は万炎龍にひたすら攻撃してくれ」

 「前線組はこれを使って攻撃してくれ」

 優子はアサルトライフルを出てきた。

 「もしものために準備しておきました」

「流石由佳子よし前線組も攻撃するぞ」

 これでみんな撃ち込める、銃撃戦の始まりだ。


  81

 ここから第2回戦だ真琴、三奈美、涼太、由佳子先輩はそれぞれの武器で綾先輩、優子先輩、湊、三鶴、私は優子先輩は借りたアサルトライフルで万炎龍を撃った。

 「当たれ!」

 「当たって)

 「ッ……」

 「えい」

 当たりがするが効いてる様子はない

 「はぁぁ」

 「おりゃゃ」

 「えい」

 前線も撃ち続けるが普段から遠距離武器を使う人じゃないため命中率がそこまで良くない。

 「みんな違う所撃っていても装甲は剥がれるはずもない」

 「はぁっ」

 涼太はペイント塗料が塗ってある矢で万炎龍の首元を撃った。

 「今ペイントした所をみんなで狙ってください」

 「さすが涼太ね、みんなお願いします」

 みんなはペイントした万炎龍の首元を狙った。

 「クッ」

 万炎龍の首元の装甲が少し剥がれた。

 「どうやら本気を出さなければならないな」

 万炎龍は下に降りて来て尾で私たちに攻撃を仕掛けてきた。

 「危ない」

 真琴は間一髪で避けた。

 「降りてきた今がチャンスだよ」

 「させるか」

 万炎龍は自分の周りに火のブレスを吹いた。

 「避けろ」

 みんな何とか避けた。

 「しかし下に降りたのはチャンスだ前線組はいつもの武器で攻撃してくれ、遠距離部隊は前線組のフォローを頼む」

 「受け取って」

 「受け取ってください」

 三奈美は攻撃アップ、スピードアップの魔法を由佳子先輩はバリア、ジャンプ力アップの魔法をかけた。

 「こっちだよ!」

 「こっちだ」

 真琴と涼太はひたすら撃ち続けた。

 「おりゃぁ」

 優子先輩はペイントされた所を大剣で殴った。

 「優子先輩俺も行くぜ」

 湊は剣で切りつけた。

 「くっ」

 「続けるよ」

 「はぁっ」

 三鶴は槍で切りつけ、私は刀で切りつけた。

 「綾先輩」

「あぁ、行くぞ」

 綾先輩はスピアに風を溜めた。

「トルネードクラッシュ」

 必殺技を放った。

 装甲がまた少し剥がれた。

 万炎龍は上へ飛び上がった。

 「ちょこまかとこれでも喰らえ」

 万炎龍はさっきよりも燃え始めた。

 

  ──────龍流──────

 

 万炎龍はさっきよりも燃えている隕石を降らせた。

 しかもさっきよりも早い。

「みんな避けろ」

 みんなそれぞれ避けた。

「クソ早いな」

 「湊!」

 湊の近くに隕石の破片が飛んできた。

 由佳子はダッシュで湊の近くへ走った。

 そして、

 「由佳子先輩!」

 由佳子先輩は湊を押し助けたが由佳子先輩が破片をくらった。

 「由佳子」

 「由佳子先輩」

 由佳子はその場に倒れた。

 「由佳子しっかりしろ由佳子」

 「優子私は大丈夫だから絶対に倒そう」

 「ああ、由佳子お前は休んでろ」

 「寮長、由佳子を頼む」

 「うん、治療は任せて」

 「湊、倒すぞ」

 「おう」

 「みんな力を貸してくれ」

 「もちろんです」

 「ありがとうな」

 「まだ、マーキングは消えてないそこをひたすら攻撃しよう」

 「でも、見て万炎龍さっきより燃えているよ」

 三鶴の言う通りであるさっきより燃えている。

 「攻撃通る?」

 「ッ!」

 涼太は矢を放ったが万炎龍付近で燃えて消滅した。

 「攻撃が全く通らないな」

 八方塞がりになってしまった。

 「私のトルネードクラッシュで火を消せるかもしれない優子私を飛ばしてくれ」

 「それにかけるしかない」

 「よし、来い綾」

 優子の方に綾先輩は走って行った。

 そして、大剣を踏み台に飛んで行った。

「トルネードクラッシュ!」

 飛距離が足らず攻撃はかすりもしない。

 「クソッ」

 どうしてらいい?

 このままでは負けてしまう。

 ここまで来て終わりなの?

 いや、あの力にかけるかでもあの力はフィルスになる可能性が。

 今はそんなこと考えてる場合じゃない。

 あの力そう、フィルス王の力を使うしかない。


 82

 「優子先輩私をまた飛ばして貰えないですか?」

 「何か作戦はあるのか?」

 「お願いします」

 私は優子先輩に深々と頭を下げた。

 「分かった何かあるんだな」

 「よし、来い)

 私は優子先輩の大剣を踏み台に飛んだ」

 そして。

 「光は闇へ消えてゆく」

 ピンクのメダルは紫へ変化した。

 「あれは」

 「咲楽ちゃんダメ) 」

ダメでもやるしかないやらないとみんなが殺られる。

 「堕天」

 私は久々に紫のメダルを使った。

 紫の装甲を纏ったそして武器は大釜へ変化した。

 そして、体の制御も効かなくなってきた。

 「フッ」

 私はニヤリと笑っていた。

 「来たか!フィルス王の力!だがその力は身を滅ぼすぞ?」

 「関係ないね、お前を殺せれば」

 私は万炎龍の方へ大鎌を向けた。

 「そうかやってみろ」

 私は万炎龍の背中になった。

 「あの灼熱の龍の背中に乗ったぞ」

 「咲楽ちゃん」

 「バカやめろ!咲楽!」

 みんなの声が聞こえるがもう、自分で制御出来ない。

 私は万炎龍の頭の上に乗った。

 「チッちょこまかと」

 万炎龍は暴れて私を落そうとしたが落ちる事はなかった。

 「ふんっ雑魚が暴れるんじゃねぇ」

 私は万炎龍の片方の角を大釜で切った。

 「キュュュ」

 万炎龍は悲鳴をあげている。

 「攻撃は効いてるみたいだな」

「てか、キャラが変わりすぎだな」

 「今は止めることもできないな、無闇に止めに入ったら私たちも咲楽に殺されるからね」

 「今は様子見だな」

 「でもこのままだと咲楽ちゃんは」

 「気持ちは分かるが別に咲楽の事を諦めた訳じゃない分かってくれ真琴!」

 「はい」

 「よくもよくも俺の角ぉぉ」

 「ほう片方じゃ不満か?、じゃもう片方も行っとくか」

 私はもう片方の角も切った。

 「キュュュこの野郎が!」

 万炎龍は相当痛がってる。

 そして万炎龍の体はさっきより燃え始めた。

 「チッこの炎も邪魔だな」

 私は大鎌に力を込めた。

 徐々に大鎌が紫に光って行った。

 「行くぞ万炎龍!」

 「はぁっ」

 私は紫の光を放った。

 万炎龍の炎は消えて行った。

 「クソ、人間ごときが」

 万炎龍は徐々に地上へ落ちて行った。

 万炎龍はその場で気を失っている。

 「ふん、肆神がこの程度か」

 私が万炎龍にトドメを刺そうと大鎌を振り上げた。

 「咲楽ちゃん元に戻って」

 「咲楽ちゃん?馴れ馴れしく話しかけるな」

 「予定変更だ」

 私は大鎌でみんなの方に向けた。

 「お前が最初だ!」

 私は真琴を指名した。

 「咲楽ちゃん、元に戻って!」

 真琴の声は聞こえる。

 このままだと真琴に攻撃してしまう。

 体の制御が全く効かない戻って私の体。

 「おい、お前さっさと武器を構えろ次はお前だ!」

 「分かった」

 真琴は決心が着いたようだ。

 「三奈美ちゃん私に支援魔法を」

 「は、はい」

 三奈美は真琴に攻撃アップ、スピードアップ、バリアを張った。

 「真琴どうするつもりだ」

 「私が咲楽を止めます、メダルを取りさえすれば着装も解除されるはずです」

 「みんなは私がダメだった時のために準備をお願いします」

「しかし、1人奴には」

 「勝つ必要はないです、助けるです咲楽ちゃんを」

 真琴はサブマシンガンを持った。

 「ほぅやる気になったか」

 「うん、絶対止める」

 「やってみろぉ」

 「絶対に止める」


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