表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
箱の中の祝福  作者: 海華
1/41

1覚醒と初陣

01

私は今日からこの街に住むことになった華の高校生

名前?そうか名前がなきゃこの先困るもんね。

私は鹿黒咲楽かぐろさくら今年から花ノ山学園2年生になる。

この言い回しで気づいたと思うけど転校生です。

急に学園長から呼び出されてびっくりしたよ、、まさか転校なんてね。

 

またこの街に来ることになるなんて


02

次はニュータウン、ニュータウンお出口は右側です。

 アナウンスと共に電車のドアが開いた。

  電車から降りて改札を出るとあの風景が広がる。

 昔と変わらないな。

 駅前ではコンビニとお店が2軒しかないそこも昔と変わらないな。

 スマホで待ち合わせ場所を確認すると。

 え〜とロータリーで待ち合わせだっけ?

 「鹿黒さんですよね?」

 黒いスーツに黒いネクタイの服装の人が私の名前を呼んでいた。

 「はいそうですけど」

 「お待ちしていました、今日から貴方が住むことになる寮の寮長の千織裕太ちおりゆうたです」

 「お迎えに上がりましたさぁこちらの車にお乗りください」

 千織さんの後ろには車は黒いハイエースが止まっていた。

 私は案内されたハイエースに乗り込んだ。

 「寮はここから10分くらいで着きます」

 「昼ごはんは食べられましたか?」

 「はい来る途中食べてきました」

 「では真っ直ぐ寮に向かいますね」

 「お願いします」

 車がゆっくりと発進した。

 

 

03

 車では無音が続いた。

 私は車でどんな寮なんだろうとか次の学校では上手くやって行けるかな?とかくだらない事を考えてきた。

 「こちらには何故お引越しに?」

 「学園長に言われて、来週から花ノ山学園に転校するようにと」

 「そんな急にですか?でしたら大変だったでしょう?」

 「はい、そんな短期間で引越しの準備等するのも時間が無くて今日になってにずくりもギリギリでした」

 「それは大変でしたねお疲れ様です」

 「今日は疲れたでしょう寮でゆっくり休んでください、月曜から学校も始まることですし」

 「はい、そうさせてもらいます」

 着くまで千織さんに寮の事を少し聞こうと思った。

 「寮にはどのくらいの生徒がいるんですか?」

 「寮は小さくて駅から離れているのでそんなに沢山はいないです 大体4人くらいです」

 「なので経営困難になる日も近いかも、知れませんね 」

 千織さんは何故か笑っていた。

 絶対笑い事じゃないと思うんだけど。

 「さぁ着きました!今日から鹿黒さんが住むことになる寮、蒼月です」

 咲楽(蒼月)

 そう、その名前に聞き覚えがあっただってここは昔失踪したお兄さんが住んでいた寮だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ