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大名古屋万博物語  作者: 名瀬口にぼし


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21.刈谷駅前のスーパーマーケット

 二〇〇五年七月十八日、月曜日、夕方。


 透一は母親におつかいを頼まれて、刈谷駅前のスーパーマーケットにいた。


 地元の大手流通企業が経営している灰色と黄色のツートンカラーの看板と建物のそのスーパーは、五年ほど前にリニューアルオープンしたため真新しい雰囲気を醸しているが元は何十年も前からここにある建物だ。


(ええっと、母さんから頼まれたのはパン粉と牛乳と……)


 母親からのメールを思い出しながら、透一は買い物かごを片手に食料品コーナーを一周する。

 頼まれた商品を揃えてレジに行くと、ちょうど帰宅のついでに買い物に来ている人が多いせいか列はかなり長かった。


 しばらくかかりそうだと思った透一は、鞄のポケットから携帯を取り出して開いた。

 するとちょうど、サフィトゥリからメールが入っていた。


(こんばんは、テスト勉強は捗っていますか? 透一さんの考査期間が終わったら、また二人でおでかけができたらいいなと思っています。今度は名古屋の観光名所巡りというのはどうでしょう……)


 サフィトゥリからのメールを読んで、透一は彼女の意図について考えた。


 おそらく透一がサフィトゥリともうそろそろ腹を割って話したいと思っているように、サフィトゥリもまた透一と包み隠さずお互い何を考えているのか伝えたいのだろう。


(名古屋の観光名所……。なかなか難しい注文だな)


 透一はそんなことを気にしながら、サフィトゥリにメールの返信を打った。

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