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星観詩の届け先  作者: いろは箱
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プロローグ

薄暗く霞んでいく視界に船内に響き渡るアラート音。

仲間に引きずられながらぶち込まれる脱出用ポッド、負傷し止血したが流れた血が多かったためか意識が持たない。仲間が何か言ってるがあまり聞こえないしどうせ恐らく覚えていないだろう。


「いいか少尉!お前は負傷しこれ以上戦う事のできない足手まといだ!足手まといはささっと退場して貰う決まりでな狭苦しいと思うが悪く思わないでくれよ。ポッドを射出するがこの戦闘の中だドコに落ちるかわからない、最悪このだだっ広い宇宙をさまようかもしれないがいつ爆発するかわからない船内よりかは快適に過ごせるだろうよ」


仲間が船内に揺られ体勢を崩しながらもポッドを射出する、脱出用ポッドの中は確かに狭いが所々故障や炎上してる船内よりかは確かに過ごしやすい場所だった。

ポッドは射出され小窓からみえる船艦はしばらくして赤い光へと変わっていった。我が軍は恐らく負けたのだろう仲間の船艦も戦闘機も落とされていく、周りには同じ脱出用ポッドが射出されていく様子が見える。

仲間同士のくだらない約束、家族に出し忘れた手紙、もうすることの出来ないことを後悔していた。視界が暗くなり瞼が重くなる、ポッドの休眠システムが作動したのか単純に意識が持たなかったのか暗い闇の中へと意識を落とした。



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