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鏡の怪異
麻衣(遅くなっちゃったな…暗いし不気味だよ)
部活動で遅くなってしまった。
すっかり空は真っ暗だ。
部室棟の階段の踊り場には鏡がある。
そこを通らなければ部室棟から校舎へ行くことはできない。
麻衣『怖いけど勇気をだしていく!』
独り言を小声で放ち歩む。
階段の踊り場に差し掛かると鏡が光った。
驚いて振り返るとそこには無数の骸骨がこちらに向けて手招きしていた。
麻衣『きゃあああああああ!!』
すっ転ぶが慌てて体制を整えて階段を降りる。
私がどうやって家にまで帰ったか全く覚えていない。