表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

決断

5∽決断

父が、亡くなってから5ヶ月が過ぎた。母、姉、弟も少しずつ落ち着いて来た。

私は、考えていた。バレーボールを一旦辞めようと。中学で部活に入る事にしようと。姉は、某実業団のバレーボールに入団していた。

中学を卒業したら、レールは、引かれていた。

実業団の監督達から目を付けられていた。

でも、私は自分の人生自分で決める❗️と常に思っていた。

とりあえず、家の事をしようと。

小学校のバレーボールの監督は、

『送り迎えするから、辞めるな❕』

と、言ってくれた。が、迷惑掛ける事は、出来なかった。

中学に入学して、顔見知りの先輩達に

『久しぶり元気だった?』

と、声を掛けて貰ってやはり部活は、バレーボールに決めた。

3年の先輩にも知ってる顔が、あって、

『こんにちは』と挨拶をした。

(3年高先輩)「あれ?花じゃん❗️家の姉ちゃんから聞いたけど、大変だったね。」

(花)「はい。大丈夫です。ありがとうございます。」

(3年野崎先輩)「えっ?何かあったの?」

(3年高先輩)「家の姉ちゃんと花の姉ちゃん同級生なのさ。で、お父さん亡くなった。と聞いたのさ。」

それを聞くなり、2年の先輩達は、知らなかったと言う雰囲気を出していた。

2年の先輩達とは、小学校の時一緒に戦ったチームメイトで、まだ、父は、生きていて試合に良く皆を乗せるバスを運転していた。父を知らない人は、いなかった位だ。

(2年咲先輩)「何で?教えてくれないの?いつ、亡くなった?」

(花)「6年生の7月31日です。兄の誕生日。」

(一同)「えっー!」

(花)「なので、6年の冬にバレーボール辞めて、家の事してました。中学に入ったら、また、部活でバレーボール出来ると思って家で、夕食の準備日したり、掃除したり~」

(3年高先輩)「もう…もう…いいよ❗️」

ふっと見ると何故か、皆泣いていて、びっくりしたのを覚えています。

楽しい時間が過ぎて、また、バレーボールが出来る嬉しさがあった。

2年の先輩達が少ない事から、1年の私達にも、新人戦のチャンスがあった。2年の先輩は、5人内3人が

小学校からで、3人もしくは、2人は、レギュラーとなれる。また、補欠でも4人が入る。

凄く頑張って、すぐに代われる準レギュラーとなり、先輩達と一緒に試合に出れる日々が、続いた。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ