精霊の祝福、ニュンペーの泉。
「役割 ハートの10
装備、クラブの6
能力、ハートの6
使役魔、ハートのJ、ラミア」
淡々とレベッカは言う
ラミアがぬっと出てくる
僕もカードをセットした、ゲーリュオーンを出す。
「役割 スペードの8
装備、スペードの8
能力、ハートの6
使役魔、ダイヤJの、ケイローン。」
レオが言う
威厳に満ち溢れた、ケンタロス、ケイローンが現れる。
クッ......位階とマークだけでいちいちカードの名前言わなくて良かったのね
恥ずかしいわ......
(前々から注意しようと思ってたけど、言いにくくて、気づいてくれて良かった......)
とユウは思った。
「ちょっと質問いい?、何故ハートの6がそんなにあるの?
何故二人とも天使をつけているの?」
「?」
レベッカは首を傾げる
「レベッカ、こいつら知らないみたいだ、フェアに行きたいし、これ位は教えて
やろう」
「......あぁギルドに居なかったものね、ハートの6の天使ってすっごくコスパいいのよ
この前大量発生して狩られまくってギルドに溢れてるし
このカードの中級回復魔法は、そんなに魔力も練らずに使える割には
大体の傷は回復する訳、使役魔を前線に出して、距離を取って
回復させながら、弓や杖で魔法を使うのが最近のトレンドかしら
レオみたいに、自分にかけて、使役魔にサポートサせる騎士タイプもいるけど
これはレオしかできないかなー?」
リナはカードをのマークと位階を言う。
ゴルゴン三姉妹はお茶会中だった様だ。
「リナなるべく、この時間は遠慮してって言ってるじゃない?」
紅茶を飲みながらステンノが言う。
「ごめんねー......ステンノ、この前あげて喜んでたゴディバのチョコまたあげるから許してよ
あ、そのマカロン美味しそう」
でしょーっとリナ達は盛り上がる、緊張感無いな
レオンハルトもちょっと怒っているぞ。
レベッカのラミアを見る
僕のカードは
ダイヤの9 A ディオメーデース 暴君
装備 クラブの9 A ヒュドラ 猛毒の短剣
能力 ダイヤの7 B オルトロス 身体能力強化
使役魔 スペードの10 S ゲーリュオーン
ゲーリュオーンとラミアを戦わせて、レベッカを攻めるか
思ったがデュエルは何を持って勝利だ?
攻略者同士でも殺人は許されないだろう?
なら狂戦士化はできない。
投了と言わせるか、ラミアを倒してか?
リナは殺すつもりでシュウの腕をぶち抜いていたが
僕はそんな事できないぞ?
「何を考えているのかしら?」
矢が飛んでくる、あ、やばい
ゲーリュオーンが盾になってくれた
ごめんな.......ゲーリュオーン。
このままだとやばいかも知れないな......
僕はアポロンのカードを取った。
「リナ、デュエルは初めてか?」
三姉妹の石化も耐性を持つケイローンと繋がっている
レオンハルトには効かない
ゴルゴン三姉妹は次々にレオに剣で弾かれる
距離を詰められると役割が魔法使いで、武器が弓の私は何も出来ない
駄目だ歯が立たない、剣を突きつけられる、......降参するしか無い。
ギャラリーも当然だと言う顔をしている
「地形を把握して、ボスを倒すクエストとはデュエルは違うんだ
少々大人気なかった、ペガサスのカードだけでいい、ギルドに来ていればリナなら
僕等なんか相手じゃなくなるよ、レベッカ、ギルドに戻るぞ?
......レベッカ?」
「......私、負けちゃった。」
レベッカが泣きそうになりながらこっちを見る
「カードの相性が悪かっただけだよ、ロリッ娘」
レオンハルトは驚いていた
「......これは引き分けって事ね?」
ギルド
4人と周りが盛り上がっている。
「まさか俺よりも強いレベッカを負かすなんてな」
「......私、惚れちゃいそう///」
「僕に惚れたら火傷しちゃうぜロリッ娘?」
レベッカは犯罪よねとリナは思う、しかしユウのやつよく勝てたわね
ゲーリュオーンとカードの組み合わせがそんなに良かったのかしら?
「......ユウちょっと」
ギャラリーも含めて盛り上がっている、があの事を言わないと
私達は政府から注意を命じられてきたのだ
ギルドの人達は悪い人達ではないがこのままだと政府が介入して
現実世界で国家反逆罪になってしまう。
マスターがクエスト一覧をどんどん罰印をつけはじめた
「ミオリが物凄いスピードでクリアしていってる」
◆◇◆◇◆◇◆
僕達は話し合いの結果、すぐにでもゼウスのいる
天界を目指す事にした。
「その前にクエスト消化しましょう冥界はミオリの圏内だから無理ね、その奥のタルタロスも」
レベッカは
クエスト、ニュンペーの祝福を指差す、難易度SSランク
「これやってみる?、下界のクエストで一番難しいやつ」
「どんなクエストなの?」
「精霊のニュンペーが試練を出してくるからそれに乗っ取った試練を受けるの
かなり難しいわ、今回の報酬はスキルカードでも金銭でも無く精霊の祝福という物」
精霊の泉
すぐ側に結界がある、綺麗な泉だ
赤、黄色、青、ピンクと様々な花がしげっている
レベッカがニュンペーを呼ぶ
「ニュンペーいる?、挑戦したいんだけど?」
「あぁレベッカにレオじゃない、またあれに挑戦するの?、別にいいけど」
「戦士系はカード無しで私達の加護だけで、仮想のティターン神と戦って、勝敗は問わずに私達が決める
後衛系はちょっと特殊な試練ね、半日精神の拷問に処すわ」
泉にある4つの木に扉が現れた。
僕たちは入る。
......闘技場!?
僕の目の前にティターン神が現れる
おいおい剣だけであの怪物を相手にするのか?
少し動く、なるほど身体能力の強化はされているが
カード程じゃないな。
思い出そう、狂戦士の中に居た時の感覚を
足を切りつけた、攻撃をかわす、こうして距離を取って
攻めるしか無いな遠距離攻撃とかとか止めてくれよ。
雷が放出される、僕の居た場所が焦げる
......やばいな常に動き回らないと、スタミナ持つか
攻撃をよけながら足を何度も切りつけて
ティターン神が膝から倒れる、その隙に右目を剣でつく
が片手で掴まれてしまった。
ここで終わりか......。
「終了!!、はい貴女合格」
ニュンペーは嬉しそうに現れた。
リナは外に出た、姿が子供の頃に変わっている
「パパ!!」
リナの父親がいる、しかし、リナの顔をまともに見てくれない
パパは忙しいのよと母親が言う
リナはお仕事頑張らないと
リナは舞台で演じる、色んな役を
家に帰ってもひたすら勉強
頑張らなくちゃ
頑張ればパパはリナの事見てくれる
ある日、プロデューサーに呼ばられた
ママが頑張るのよと言ってくれた。
近くにおいでと言うから近くに言った
リナは体を触られる。
なに、こんなの
おかしいよ
リナの股間がまさぐられる
おじさんの息が鼻にかかる
くさい
リナは絶叫する、ありとあらゆる狂気と苦痛が連続してリナを
襲う。
その頃
ユウ達は部屋から出る、レオを見る
「レオ合格したよ」
「俺は落ちた、ティターンの炎に焼かれたよ、お前やっぱ凄いな」
リナとレベッカも出てきた。
「私は合格ね......、リナは落ちちゃったみたい」
リナは朦朧としていた、......あんな記憶は無い筈
......あれが精神的拷問か、あの後ありとあらゆる
陵辱や狂気、苦痛があったわ......それも感受性豊かな子供の頃にね。
私は絶えられず、発狂してしまった
あんな拷問にレベッカは耐えたのね......。
目の前の少女の精神力に驚かされる
「精霊の祝福をレベッカとユウ二人に授けるわ、これはあんまり実感は無いんだけど
いざという時に覚醒して、あなた達を守ってくれる、ちょっと変わってて
元々人間の潜在無意識に私達が関与するからここでも現実世界でも
永久に引き継がれるわ」
「明日、天界に行こう、ギルドに集合で」
レオとレベッカにそういうと霊鳥のカードでオリーブの木に戻った
アプリでエリさんに連絡する、エリさんが大慌ててでいる
「ちょっと、早く来てくれるッ!?」
そして元の世界に戻った。
「どうしたんですか?」
僕たちは色々な所に電話かけをしているエリさんが
ひと段落ついたところに声をかけた。
「渋谷と池袋その他の東京のゲートがみんな空いて
魔獣が漏れ出しているのよ、ここは大丈夫だけど
あなた達、あの世界にいて何も起きなかったの?」
僕のスマホが鳴った、レオからだ。
「おいッタルタロスのティターン達が開放された、それに冥王軍も人間軍も天界に向ってるぞ!!」
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