リナとミオリの新しい友、女神と冥王
ギリシア神話 冥界 二層
少年は困っていた。
(こんな事ってはじめてだ......)
そこまでボインでは無いが
人形の様に整った顔のボクっ娘美少女ミオリに
全身全霊で告白された。
それどころか「子供を産みたい」と言われた。
少女は泣いている
何故?
生まれて初めての恋心
それも大型トラックなんかよりも
遥かに重いものを僕はやんわりと断ったからだ。
(重すぎる......)
ミオリは確かに可愛いのだがそういところがタイプじゃない
僕は愛するよりも愛したいし何より好きな人が居た。
(どうしたらいい......)
オリュンポス十二神の最高位のヘラも
困っていた。
冥界の裁判官二人に冥王ハーデス
冥界の女王ペルセポネに囲まれて
睨まれている。
使役魔としてミオリと契約した以上
ミオリの命令がないと上級魔法は使えない。
逆にミオリが命令すれば
本来の自分の力以上のものが出せるのだが
そのミオリは振られて泣いている
それどころか半狂乱で大騒ぎ
そのせいで、こいつらがきた。
(ミオリが元に戻れば、コイツらなんて......)
香椎リナは混乱していた
馬鹿なセクハラ野郎と見下していたユウに
そんなユウにミオリの突然の「出産願望」
冥王ハーデス、女王ペルセポネの出現。
(ついていけない......)
中村ミオリは狂乱していた。
ヤリマン香椎リナにユウを寝取らるし(妄想)
ユウは私の好意をこれっぽっちも受け止めてくれない
私と赤ちゃん作ってくれない。
(どうして私の気持ち分かってくれないの......)
伊集院シュウは気絶していた。
ミオリに八つ当たりで
強く握った拳で顎を殴られた後
とてつもない化物が現れたからだ。
(......)
「に.....して、いかがなものか?ヘラ?」
ハーデスは口を開いた
その度に冥界の空気が揺れる。
髑髏に角を生やし、少し長めの白髪を生やしている
真っ白な顔の反対に体は漆黒の鎧とマントで覆われていいる。
使役魔にもクラスがある特にヘラやハーデスレベルだと
自分の設定した使役魔以外にも神は特別の単独行動が許される
それだけの存在なのだ。
リナはその威厳に押されていた、ハーデス、ゲーリュオーンの
比じゃないカードにしたら位階はK?それともAもしかしたらジョーカー
かもしれない。
そんなやつがいきなり......?
ユウはハーデスの事なんて目に入らず、キャンキャン泣くミオリの
事で精一杯だった。
ヘラは考えた
ここで使役魔とバレたら、何をされるか
分からない......。
ハーデスに交渉するか?
今の私だとこの4人を相手にするのは
無理だ、ミオリが魔力供給してくれたら
なんとか互角に持ち込めるが、それでも戦闘は
回避したい。
「最近人間界との扉が開いたのは分かるわよね?
それで、仲良くなった人間とちょっと冥界に来たのよ」
「私が今の人間界に侵攻しようとしているのは承知している
だろう?」
「えぇ、でもこいつら面白いわよ?」
「うえええええええええええん、僕を孕ませてよ、ユウッ!!」
「ミオリ、ごめんまだ早いよ......それは、まだ高校生だしさ
例え子供ができたとしても進学とかどうするんだ?」
「ユウと、はだらぐぅ......愛があれば何もいらないのぉ......」
「ミオリ、だからまだ友達としか見れないって言ったろ?」
「どこがだ?」
ハーデスはヘラを見る
クッ......こいつら、今どういう状況か分かっているの?
子供とか愛とかより命の危機なのよ?
「ちょっと待って下さい、我が君、話をききましょう
少女よ、一体どうしたのですか?」
冥界の女王ペルセポネが問いただす。
ミオリはリナを指差す。
「そこのヤリ○ン女に好きな人が寝取られました......ヒック
彼は私と赤ちゃん作ってくれるって言ったのに」
「なんて酷い」
「話を歪曲するなミオリ」
ユウが言った。
「あのー、もうぶっちゃけって言うと
そこにいる少年に振られて、半狂乱しているんです」
リナが単刀直入に言う
「なんと」
ハーデスが驚く
「振られてない!!」
ミオリが叫ぶ。
「どっちが本当なの?」
ペルセポネがヘラに聞く。
「......ミオリごめんね、そこの少女が言う事が本当よ
冥界を騒がしてしまってごめんなさい、ペルセポネ」
「うわあああああああああああんッ!!」
ミオリがまた馬鹿みたいに泣き始めた。
「我儘な愛の押し付けは良くないわよ」
無理矢理ハーデスに妻にされて情で側にいる
ペルセポネがチラッとハーデスを見た。
「だが、焼ける様な思いでいるのも辛かろう
気持ちは分かるぞ
ミオリとやらの気持ちも分かる
何か力になれないか......。」
ハーデスをペルセポネを無視して話を続ける。
「......ジョーカーを倒せば
振り向いてくれるかもしれない......」
「何を根拠に」
ユウが言った、ミオリのやつ半狂乱して
適当な事言ってるな......。
「ジョーカーって何?」
ペルセポネがヘラに聞く。
「この世界のラスボス、多分ゼウス
私と人間達の討伐する相手」
ヘラが言った。
「多分って何?」
ペルセポネが怪訝に聞く。
ヘラの個人的な嫉妬ではないのか?
「ふむ、ジョーカーを倒す事が目的とな、それと人間界では
まだ私の様な最高位の神は、上手く具現化できぬ
機会がきたら人間界に私を召喚して貰い人間界を滅ぼしてもいいか?」
さらっと恐ろしい事をハーデスが言う。
「「......愛の為なら!!......私とユウ以外の人間なんて滅びても構わないッ!!」」
ミオリが叫ぶ。
ユウは今まで生きてきた中で、一番の恐怖を感じた。
なんて事だ......、勘弁してくれぇ......。
「了解した、では私の力を貸そう、ペルセポネお前もだ」
「また無理やりですの?」
ハァとペルセポネはため息をついた
しかしなんだかんだいってずっと側にいた
夫の言うことだ仕方あるまい
「我らは汝の力となろう、使役するが良い、......我が主ミオリ」
ミオリと契約してシュンと
ハーデスとペルセポネはカードとなった。
アイアコス、ラダマンテュスも困った末にハーデスに従って
カードになった
(ちょっとッ!!、どうなっちゃうのよッ!!)
リナが慌てる。
(とにかくユウを引っ張って逃げる準備を......)
残るカード、ミーノースのカードをヘラが拾う。
「ハイ、ミオリ、良かったわね?」
ミオリにカードを渡す。
リユウは呆然としている
リナはユウの方に向って逃げる準備をした。
「世界を滅ぼしてユウと私が、アダムとイブになるわ」
ミオリは少し落ち着いた様だ、にこりと笑う
ミオリの顔と言葉を聞いて
ユウの顔が引きつった、全身に悪寒が走る。
「じゃあ、私はこっちに着くわ」
とことことヘラがリナの方に来た。
ヘラがこっちに来ると言い出し近くに来てリナは驚いた。
どういう事?
「なんで?、そんな事できるわけないじゃん?」
瞬き一つせず、目を丸くして、ミオリが言う。
「絶対服従は倒したカードのみ、
私は交渉で政府についてカードになったの?
契約してね、ゼウスを痛い目に合わせるって
貴方の目的、世界を滅ぼすになってるじゃない?
ついていけないわ
感情的になりすぎよ
私達が類友だからなのかもしれないけど、私ミオリの
事もう好きじゃないわ。
はい契約破棄、そしてよろしくねリナ(はぁと)」
「よろしく......お願いします」
リナは呆然としながら礼儀正しく挨拶をする。
「クラブのA冥王ハーデスを使役する
そのヤリ○ン共を
グチャグチャにしろおおおおおおおおおおおおッ!!」
ミオリの声が冥界をめちゃくちゃに揺らす。
ハーデスからの魔力供給も重なって、冥界が
今にも崩れそうになる。
ハーデスがカードから現れて、マントから
ぶしゅーっと霧と漆黒の手を何数も出す。
「リナ、風属性魔法を!!私がサポートするから、
逃げるわ、ユウも来てッ!!
あと私もヤリマンじゃないッ!!」
ヘラがそう言い、詠唱すると
ユウ達は勢いよく風に押され、冥界の入り口まで進みだした。
後ろから黒い霧がものすごい勢いで迫ってくる。
亡者の手がユウ達を掴もうとするが
流石魔力供給を受けたヘラ
器用にかわし、風のブーストをかけて表の世界に来た。
そこまで来ると、黒い霧の勢いは弱まり
翼をはやしたヘラはユウとリナを高台まで運ぶと
黒い霧は完全に見えなくなった。
ギリシア神話の世界 高台 渋谷 ダンジョン出入り口前 高台
「とりあえずここに着地ね」
トンッ三人は地面に着地した。
ポカンとしている二人にヘラは言う。
「改めてよろしくね、ここしか知らなかったからここに
来たけど、すぐにミオリ達も追いつくと思うから
貴方のダンジョン出入り口を教えてくれる?」
リナはハートのAヘラを手に入れた。
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