魔法戦士オイフェ
ギルド
レベッカ達はスイートタイムのシングル「甘い時間と蒸れる股間」を聞いてる。
「ビショビショなの私達~、雨でずぶ濡れ、いや違う?」
「貴方を見る度私達~、股間がじわっとするわ~」
「「こんな調子じゃ......蒸れちゃう?」」
「「痒いわ~ッ!!」」
「お父さんのオロナイン~、汚いからなんかヤダ」
「薬局行くのは、乙女ゴコロがゆ・る・さ・ない〰ッ!!」
「Wunderbar!!最高よ!!、私の股間も蒸れてきたわ!!」
レベッカはノリノリだ、振り付けもおそわっている。
「最低だ」
レオンハルトは顔を歪めている。
「こんなものは置いといてさ、レベッカにレオに説明するよ」
僕はレベッカの耳からイヤホンをポイっと抜き、あの少女の事とスカアハの事を話した。
「なるほどね、このギルドのランキングカンストしてるのがあの子か
ちょっと常軌を逸した強さだったわよ?」
確かに僕も手合わせしたが、とてつもない強さだった。
それに加え、スカアハの遠距離の魔法攻撃。
「しかし、スカアハの狙いはなんなのかしらね?」
「心辺りがある、スカアハは人間界への侵攻を僕にぼやいてた」
「でもハーデスみたいにあれだけの魔力だと人間界に行けないんじゃない?」
ミオリが言う
「ミオリのペットのハーデスは神だからな、概念的に無理があったんじゃないのか?
スカアハは神では無い、メイブも実際に行けてただろう?そこらへんの詳しい事は知らんが」
僕は言った、それにスカアハも今のままだと、軍に囲まれて終わりだろう
ただ軍の方にも甚大な被害は出るかもしれないが。
魔力を蓄えながら何処かで、準備をしているだろう。
「スカアハが一番恐れていたのは破壊、殺戳、戦いの女神モリガンだ、僕は今回のジョーカーが
モリガンでは無いのかと睨んでいる」
「いずれにしろ、なんとかスカアハを追跡して追い詰めて、ソラを取戻さないと」
「二手に分かれて探索しよう、個々の強さに合わせて」
「そう言えばギルドの報酬ってなんなのかしら?」
僕はマスターの所に言った
「レベルが上がるとまずクエストの支給が受けられるな、それとカードを
各レベルにあったの一枚持ってていいぞ」
カードに関しては大したカードは無いな......、メリットはギルドのサポートを
受けられる事位か、しかし70レベルからはファイアードレイククラスのカード支給か
これは助かる。
レベッカ、ユウ、ミオリ
レオ、シュウ、リナ、メイブ
この構成ならちょうどいいし、スカアハのクエストも受けられるな。
さぁスカアハを追い詰めるぞ
「......無様ねぇ姉さん、私の元に来るなんて」
スカアハと似た顔立ちの女が満身創痍のスカアハを見る
「......オイフェ、クーフーリンを持っているわ、ソラ使役しなさい」
ソラはクーフーリンのカードを使役魔として出す
「......オイフェ、......それにスカアハ」
召喚されたクーフーリンは二人を睨む
「ソラの使役権がある限り、クーフーリンは反抗できない
意識改造でもなんでもすればいい、どう?、貴女の夫のクーフーリンを渡すわ
組みましょう?姉妹じゃない」
オイフェは不敵に笑った。