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ゲイボルグ、ゲイボルグⅢ

レベッカ達の馬鹿みたいな爆撃にスカアハは動揺していた。


何なのあの兵器、......馬鹿みたいな火力

しかし、ここで悠長にしている訳にもいかない。


兵士達はあの飛び道具の前じゃ全く役に立たない

あの子を出すか......どっぷりと私と交わり魔力漬けにした

私のお人形、あの子を前線に出して私は後方支援に回ろう。


「ソラ、準備はいいかしら?」


槍を構えた、ドレス姿の美少女がこくんと頷く、その目は真っ赤に

染まっていた。


「ちょーっと、攻撃やめッ!!」


レベッカが手をかざすと、みんな射撃を止める

一人のドレス姿の女の子が正門から出てきた......綺麗な子。

あの子、敵かしら......、あんな姿のキャラクターは

ケルト神話にはいない筈だけども,,,,,,。


少女はカードをかざす

「......スペードのkアルトリウスを使役する」

かのアーサー王、アルトリウスが現れた。


......?、何をする気なの?政府が見てる中

私闘は禁じられてるのに......

それにあれはアルトリウス?、アーサー王?

どう位階を低く見積もってもJ以上はあるんじゃない??


少女も2つの槍を構える。

「ゲイボルグ、ゲイボルグⅢ」

そう呟くと、こちらに突撃してくる。


......なッ!?、戦う気、規約違反じゃない

しかしここは私達もやるしか。


「レオ見ての通りよ、あの子やる気よ」


「......そうだな俺たちも戦うしか無いな」


私達はマシンガンで目の前の敵の足を狙い連射する

しかし、華麗に避けられる


「......あの反応速度アルトリウスはともかく

あの女の子はカードを使ってるから攻略者でしょ?

相当な位階のカードを使っているの?」


すぐに二人はこちらまで間合いを詰める

フィンがマシンガンを捨て、剣で止める


政府の軍も私達が避けない限り、兵器は使えない

後ろで困っている。


私はファイアードレイクのカードを使う、魔術師として

レオはフィオナ騎士団のカードを、騎士として

いつもの通り、後方で私が回復と遠距離攻撃をしながら

騎士タイプのレオのサポートをする。

それにフィオナ騎士団団長のダイヤのKのフィンも居る


レオとフィン二人で槍使い達の槍を止める

が辛うじて弾くだけで、槍使いとアルトリウスは息を合わせて

すぐにまた間合いを詰めてくる。


ファイアードレイクの火炎の魔法を打ち込むが

槍使いは、アルトリウスの前に出て、くるくると回転させ

火炎を薙ぎ払う。


......まずいわ、なんて手練、狙いを私達に定めているから

政府の軍も射撃できない、私達に当たる。


アルトリウスはなんとかできるけど、問題はあの女よ

化物じみてる位私達の猛攻をいなしているわ、このままじゃ危ない。


そう思っている内にレオの剣が弾き飛ばされた


「レオッ!!」


レベッカが叫ぶともう流星の如く、何かが槍使いの女を

弾き飛ばす。


それに続いて、女が剣を持ち、アルトリウスを圧倒的な

手数で交代させる。


レベッカの肩をポンッと叩くその男は


「ユウッ!!」


「久しぶりレベッカ、なんか凄い事になってるけど

今は説明してる暇ないからな」


レベッカの後ろから火炎と氷の塊が次々とアルトリウスと槍使いの女に

目掛けて飛び、二人は後退する。


「ミオリにリナッ!!」


レベッカが振り向くと懐かしい友の姿があった。

レベッカは味方全員に後退の合図を出す。

アルトリウスと槍使いがひるんでいる


「一斉射出ッ!!」


「ちょっレベッカそれはやめ......」


ユウの止める声を遮り

政府のレーザービームを筆頭に軍が城を跡形も無く破壊する。


「......な、なんてことだ」


ソラ大丈夫か?、ユウは唖然としたまま、煙が落ち着くのを

待った。


硝煙が消えたそこにはスカアハが魔力結界をはっている

こちらを鬼の形相で睨みつけてくる、ソラとアルトリウスを抱えて

どこかに飛んでいった。


「覚えておきなさいッ!!、全員このままじゃすまないわッ!!」


と捨てゼリフを残して。


レベッカはこちらに来て聞く


「なにが一体どうなってる訳?」


こっちのセリフだとユウは思った。

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