最後の闘い、そして約束。
天界
冥王軍、ティターン族、人間軍が多数宮廷に侵攻する
ティターン族は位階が高すぎるせいかカード化はしなかった
ソシャゲでもスキルカード扱いだった様に
この世界でもせいぜいスキルカードとしてしか使えないみたいだね。
ダイヤの2のスキルカード「ティタノマキア」のカードを見る。
......なるほど、ゼウスとオリュンポス十二神はこのカード
を使うと、大ダメージを与えられるのか。
圧倒的戦力の前にゼウスは為す術も無く倒れた。
ローブの胸に真紅の染みを残して横になっている。
そして最高神はカードになった。
「やはりジョーカーだったんだ」
ミオリはジョーカーのマークを確認する。
スキルカードを見る。
「神の進軍」スキル能力、使用者の望む様に宇宙に干渉する。
......これでハーデスを人間界に出せる。
下級の生物は東京のゲートからもう出しているが、やはりハーデスクラスは
無理だった。
「ハーデス、これでこの世界の時空を破ろうか
この宇宙を破壊しきったところでこのスキルカードは消える
だから君は好きなだけ僕の世界で暴れなさい
全ての人間を殺すの、王の座はあげるよ
そしてユウと僕だけの空間を作ってくれないか?」
「了解した、ミオリ」
冥王はミオリに従う。
「多分、君の使役権も向こうに行っても変わりないよ
僕に歯向かったらどうなるかわかっているだろ?」
「分かっているさ、私が干渉しない限り
ミオリも干渉しないこともな」
「では進軍を始める」
冥王を横に従えて、冥王軍、人間軍に命令を下す。
ティターン族はスキルカードとして使った後に消えた。
ギリシア神話の世界下界に行き彼らは人間界への進軍の準備を始めた。
ミオリ 役割 ハートのK SS アプロディーテー 美と戦の女神 魔力、武力、魅了超絶強化
装備 クラブのK SS アテナ 鎧アイギス 万能の鎧 防御超絶強化
能力 クラブのA SSS ポセイドーン 身体能力超絶強化SSS
使役魔 スペードのA SSS ハーデス 冥王 SSS
その他 スキルカード多数。
天界 宮殿への道
ユウとリナとレオとレベッカは
スキル、神で単独行動持ちのヘラに案内され宮殿への道を駆け足で進む。
「レベッカ達は着いてこなくていいのにッ!!」
「ジョーカーがかかってるのよ?、四の五の言ってられないじゃない?」
血塗られた天界。
神や神兵達の無残な姿がある。
スキルカードにしない位余っているのか......?
ふざけるな、こんな虐殺許せるかッ!!。
こんな事を人間界の......
僕の大切な人達にさせる訳には行かない......。
ミオリを止めなければ、この人類を......
この世界を救うためッ!!。
着いたッ!!ゼウスのいる王の間!!
リナが叫ぶ
「ミオリッ!!」
「君は、ヤリ○ンのリナ?......それとレベッカにレオ?」
「だからヤリ○ンじゃないってッ!!
何......その姿?」
「ミオリは僕が止めるってうわあああああああああッ!?
エッッッッ!!、エッッ!!、エッッッッッロおおおおおおおおおおおッ!?」
やたらと露出の多い衣装、股間に至っては極小の鎧で申し訳程度に隠れている
胸を強調した暗黒の鋭い鎧に角の生えた兜にマント。
剣は使わないのか、手には漆黒の鉤爪。
そして何より格好もドエロイのだが、
顔はミオリの顔だがもの凄く美形に見える、
バストも以前はAカップ位だったのが、今はIカップ位ある。
胸元も露骨にバストを強調している、半乳だ
上は鎧の乳マスクで隠れて下半分生乳が出てる
それにミオリの雪の様な真っ白な肌と、
細長のウエストと共に黒と白のコントラストが
物凄い造形美を生み出し
何処までもシャープになっている
繰り返すがドエロイ、どうしてこんなにエロいのかって位
ドエロイ。
真っ赤な血の様な唇に
睨まれるとスパッと切れてしまいそうな
切れ長の瞳。
ミオリがユウを見て舌なめずりをした、ドエロイ。
バサッと髪を右手の爪で宙に浮かせて、後ろに携えると
髪に溜まっていた官能的な匂いが漂ってくる。
(クソッ駄目だ)
(エロい)
僕はリナにバチンッとぶたれた。
「なんで、股間おっきくしてるのよ!?」
「だって仕方ないだろ!?、
僕以外の男だってこうなるよッ!!ほらッ!?」
レオも股間を抑えている
「さいってー」
レベッカがレオを見る
「......こ、これはその」
ミオリがユウを愛おしそうにこっちを見ながら、鉤爪を舐める
目が真っ赤になる。
ユウの股間が爆発しそうになる。
「もう無理ッ!!、リナ達だけでとりあえず戦ってくれ!!」
「あれは魅了のスキルね、......まずいわ、
ユウやレオ達男性はちょっときついかも知れない.....」
レオはケイローンを出す、魅了耐性があるのか、レオの膨れ上がった股間は
どうやら落ち着いたみたいだ。
「あら、いいわね」
ヘラが言う、そしてリナ達にに合図を出す。
「行くわよリナ、ロリっ娘、ブラピ下位互換」
ねぇねぇそれって私達の事?って顔でレベッカ達はヘラを見る。
「オッケーさぁ行くよッ!!、最後の決戦位言わせてね!!」
リナは片腕を突き出し、客達をめがけてハートを射抜くアイドルの様に
ポーズを取る。
「ようこそッリナの舞台へッ!!、いでよ我が使役魔!!ハートの10
ゴルゴーン三姉妹ッ!!」
「リナの役割は、クラブの6、セイレーン、魔道士ッ!!」
ポンッと、とんがり帽子にミニスカ、マントの萌え魔法使いの姿に変わる。
「武器はハートの9、エキドナ、猛毒の弓ッ!!」
カードを持ってない方の腕に弓と矢が現れる。
「そして能力はダイヤのJ、ペガサス、ランクSS、最上級風属性、疾風の加護ッ!!」
「ナイス文字数稼ぎ!」
ヘラは言った
レベッカとレオは今回ばかりは
「役割 ハートの10、デルピュネー、大僧侶。
装備、ハートの6、天使、弓
能力、ハートの6、天使、中級回復
使役魔、ハートのJ、ラミア」
「役割 スペードの8、神軍の兵、騎士
装備、スペードの8,神軍の兵、神の剣
能力、ハートの6、天使、中級回復
使役魔、ダイヤJの、ケイローン」
と言った。
ミオリは両手を下に携え
「はじめようか、リナ、女同士......最後の戦いをッ!!」
と叫んだ。
「私は後方に回るわ、リナ達の事ずっと回復させてる」
レベッカが言う
「俺は前線にケイローンはリナとレベッカと射撃を」
目を真っ赤に見開き
爪を構えミオリが駆け足で来る。
ヘラ達の間合いにくるまでごく僅か。
リナはヘラに魔力を共有していた
ヘラがすぐに魔力生成された短剣で
ミオリの爪の一撃を止める。
ズガァンッ!!ととてつもない音を立てる
魔力で強化されてもなお短剣は砕け散った。
(......なんて重い一撃ッ!!)
レオがミオリに勢い良く斬りかかる
ゴルゴン三姉妹も三方から応戦する。
その隙にヘラはまた魔力で短剣を精製する。
「少し踊るわ......」
4方向からの攻撃を優雅にステップを踏みながら
くるくると回りながら弾いて、さらによけるミオリ。
ミオリに弾かれよろめいた所で
爪を持ち直しグルンと周り弾き飛ばす。
なんとかみんな剣ではじいたみたいだだが
ヘラもようやく参加する。
ミオリはめちゃめちゃなスピードで5人相手に爪を振るいまくる
みんな満身創痍で、繰り出せられるミオリの鉤爪をかわしている。
その攻防で、何人か強く打ち付けたり、爪で少しえぐられたりしたが
すぐにレベッカが回復魔法をかける。
また起きてみんな剣を握る
リナは魔力を練り終わった
,,,,,,私の準備は整った、疾風の矢を放つ。
(今がチャンス......!!)
5人がリナのアイコンタクトを受け取り
一斉に避ける。
ズザァンとミオリに直撃する
しかし
(......全く効いてない!?)
ミオリは平然としんがら言う。
「......アイギスの鎧、攻撃を直撃したのは初めてだけど
この鎧がある限りQ以下の攻撃は私に通じない」
ミオリの目がまた赤くなった、詠唱を始める。
ミオリの胸元に魔力が溜まり始める
周囲の空間がぐにゃりと歪む。
(あれを食らったら三姉妹はひとたまりもないッ.....!!)
ヘラはリナにアイコンタクトを送った。
(ヘラお願い......!)
ハートのAのヘラの攻撃ならミオリにダメージを与えられる
それに私の魔力も加われば。
ゴルゴン三姉妹とレオが短剣を持ちミオリの詠唱を
止めに入るも、アイギスの鎧の前に弾き飛ばされる。
「死ね」
爪を鳥の翼の様にかかげると辺り一面に衝撃
が走り地面や柱が砕け散る。
魔力供給をれたヘラが衝撃の魔法を放つ。
しかしミオリの衝撃の魔法は相殺できない。
全員吹き飛ばされる、三姉妹とラミアの体が消え始める。
ケイローンは咄嗟の判断でレベッカとレオをかばったみたいだ、体が消滅しはじめる。
レベッカは気絶している、レオも頭を強く打ったのか、頭から血を流し朦朧として立てないでいる
ヘラも一番前にいて重症を負ったらしい、呻いている。
でもリナは立ち上がった、あばらが折れてる?
......苦しい。
......痛みで腕が上がらないッ!!
でも
(私がやらなきゃ、だれがやるのよ......!!)
すぐ目の前にはミオリの爪があった。
「さよなら」
「リナッ!!」
ヘラが叫ぶ。
(終わった)
ミオリの爪がリナを貫いた......
とヘラは思った。
「......ヘラクレスッ!!、リナを守れッ!!」
全裸の巨体の剛力が棍棒でミオリを止めた。
「役割、ハートのj、アマゾンの女王、密林の兵の長、武器、クラブの9 、ヒュドラ、猛毒の短剣、能力クラブのJ、アポロン、超感覚
使い魔は......ダイヤのAヘラクレス、......ミオリ僕が相手だ」
「......ユウ、何故その女を守るの......?
それにヘラクレスは君が所持していたの......?」
「......そうだ」
「......ユウ.....?」
リナは目の前の人物を疑う様に目をこすって見た。
(魅了効果が効いてない?、そんなにその女の事が大事だから?)
リナは呆然としている。
「どうしてッ!!、どうしてッ!!、その女なのッ!!」
ミオリがまた半狂乱になり始めた。
「どうしてこんなに好きなのに僕じゃないのッ!?」
「ミオリ、僕にとってはどっちも同じ位大事だッ!!」
「うるさいッ!!」
「僕の物にならないなら、世界ごと壊してやるッ!!」
ミオリは両手の爪を開き、上を向いて絶叫する。
怒り狂ったミオリの余りの魔力とプレッシャーに
宮殿が崩壊し始める。
「ヘラ、レオ、リナとレベッカを連れて逃げろ......!!」
「ユウ、貴方は?」
ぐったりとしているリナをなんとか傷を回復させた
ヘラが抱き上げる。
「僕はミオリとケリをつける」
「ユウ一人じゃ無理だッ!!」
なんとか自分に回復魔法をかけたが、満身創痍のレオが言う
「いいから逃げろッ、ヘラみんなを連れて行け」
「ミオリ行くぞッ!!」
超感覚で突撃してくるミオリの爪を避ける、
胸の下部を斬撃する
(......浅いッ!!)
アイギスの鎧、こんなに硬いのかッ!!
ヘラクレスにアイコンタクトして二方からミオリを攻める.
ありとあらゆるカードで強化しているミオリ。
また軽くステップを踏むと、踊る様に避ける。
が、こちとて超感覚と最強の使役魔ヘラクレス。
暴風のような猛攻で、ミオリのリズムをかき乱す。
「さっきとは比べものにならないだろッ!!ミオリッ!!」
ミオリも余裕を無くし、僕ら二人の攻撃によろめいた。
「ハーデスッ!!、僕を助けろッ!!」
ミオリが叫ぶと腰のカードケースから
魔力でカードが中に浮かび上がる
ピカァッと閃光を放ち
「御意」
冥王ハーデスが現れ、暗黒の剣を抜く。
「ヘラクレスはハーデスの相手を」
「了解した、ユウッ!!」
ヘラクレスが口を開く。
「ミオリ、お前の相手は僕だッ!!」
「......このおッ!!」
ユウとミオリが互いに剣と爪を振るう
何百回にも渡る、剣と爪の攻防の中
僅かにミオリが押していた。
一瞬の隙、ユウの目の前ににゅっとミオリの爪が降り掛かった。
(......駄目だ、手数で負けた、.....これで終わりか)
ぷつんとユウの超感覚が研ぎ澄まされる、自分の中で何かが
弾けた。
(何だ?......急にスローモーションになった?)
ミオリの爪を剣で弾き飛ばす。
その後のミオリの矢継ぎ早の爪を全ていなす
逆転して押されるミオリ。
「......どうして、僕の方が位階が圧倒しているのに?」
冥王ハーデスも接近戦ではヘラクレスには到底敵わない。
棍棒と剣の闘いに敗れて、腰から倒れて棍棒をつきつけられている。
「......ぐうぅ」
ハーデスが呻く。
ユウは尻もちを着いたミオリに剣を突きつける。
「......僕らの勝ちだ......」
「私の負け?」
ミオリの目が涙を大粒の涙をポロンと流した。
するとミオリの目が急に真っ黒に死んだ。
,,,,,.ミオリはカードを手にする。
「スキルカードジョーカーをはつど......」
「ミオリ早まるなッ!!」
ハーデスが言うと同時にユウは言った。
「ミオリ結婚するぞ」
「へ?」
ハーデスとミオリが同時に言う。
ミオリはスキルカードを床に置いた。
「......なんで急に」
「......ミオリの思いはよく分かったんだ
こんなに僕の事好きになってくれる子は他にいないだろ、
だからいいよ僕はミオリの物だ」
「ふっ」
「ふははははははッ!!」
ミオリは泣きながら笑っている。
「やっぱりユウはいい男だよ」
ミオリの顔つきが変わった。
「ハーデスカードに戻って!!」
「......うむ」
「......どうした?急に?」
「......惚れ直しました!
だからお断りします、貴方とは結婚しません、
そうだね友達ならいいよ?
今の関係のままだけどね、ふふふっ」
「これ渡すよ、ジョーカーのカード」
「いや、それはミオリが持っててくれ、このタイミングでは
受け取れない」
「どうして?」
「......なんてか、それ受け取ったら、
リナとエッチする約束になってるからな
僕は今そんな気分じゃない
もうそんな事どうでもいい、
まぁ僕の事だから明日には気分変わっているかもしれないけどな」
「......ふふっユウは本当にいい男だね
これからリナと僕は恋のライバル同士だね」
さっきから起こってた地震が強くなる。
天界の様子がおかしい。
「......あ、そろそろ天界ごと、墜落する、捕まって!!」
「ヘラクレス、カードに戻れッ!!」
ギリシア神話の世界 新宿 ダンジョン出入り口
「世界の崩壊が始まったみたいね、......ゼウス......」
ヘラはゼウスの事を気にかけている。
「ヘラはカードに戻って」
「リナッ......」
心配してくれるヘラを無理やりカードに戻した。
「......ユウ」
ミオリの魔法で、ダンジョン出入り口までやってきた。
スポンっと地面に着地する。
「うおっと」
「ユウッ!!それに,,,,,,ミオリ」
リナは涙目になりながら、僕たちの名前を読んだ。
「いいから出入り口へ戻るぞ」
崩壊する世界を背に僕たちは急いで出口に戻った。
「おつポン☆」
隣接する待合室で待っていた
エリが朗らかに出迎える。
「ゲッ、ミオリちゃんッ......!!と誰?」
ミオリを見るとエリがぎょっとする。
......それにだれかしら?その金髪ロリッ娘とブラピ下位互換みたいな男は?
「エリさんゲートを確認して」
リナが慌てて言う。
「......ち、ちょっとどういこと?」
エリがゲートを覗く。
「ギリシア神話の世界が破壊されて行く......!?」
世界が崩壊し、宇宙空間の様な闇に飲まれていく
「監督者の方、閉めて下さい」
ミオリが言った。
エリがゲートを閉めた。
その後ダンジョンの扉を開けても
岩盤があるだけだった。
「??」
「ジョーカー手に入れましたよ......」
僕は言った。
「えッ!?、あぁッ!?、......えーどうしましょ?」
びっくりして慌てふためいている。
「まず、一息つきましょ」
コーヒーを淹れ始めるエリ、手が震えている。
僕たちは一部始終を話した。
「.....ごめんなさい、リナ、エリさん、ユウ
それにレベッカ達も」
「......ヘラ曰く、ハーデスの暗黒の属性が
関与して、ミオリの歯止めが効かなくなったって話
でしたよ」
「......今回の事は、政府にはミオリはハーデスに操られたと報告します
しっかり反省してくれてるみたいだしね......」
「......ただ、それどうする?」
エリはミオリの持つジョーカーのカードを指差す。
「僕はどうでもいいんですけど」
「そう言われてもな~売ってくれる?」
とエリは困りながら言う
「ユウも受け取ってくれないし
エリさんに預けます、ただ預けるだけですけどね
これは僕達が持ってて
もし次のダンジョンが出現したら
その時使用します、その機会が無かったら
政府に渡します、お金は僕はいらないので
ユウとリナにあげて下さい。」
「そ、そんな受け取れないよ......」
「......ちょっと一応私達も戦ったんだけど?」
「レベッカ、ユウのおかげだ、今回は
ありがとうユウ感謝する」
「......まぁ、そだねありがとユウ」
レベッカとレオが言う
「僕が18歳超えたらドエロい事に遠慮なく使うよ
リナの分も貰う」
「あんたね~」
やれやれとした顔でリナが言う。
「私達は日本のホテルに泊まるね、政府に用意してもらったわ
明日には迎えが来るってさ、ドイツに戻るよ
融通利かせて貰って日本を観光しよっかレオ?
あ、ユウ達も時間あったら日中遊ばない?」
レベッカが言った。
レベッカ達とみんな連絡先を交換した。
「さて、帰りますか」
と僕が言った。
「......はぁー、そうね、
今日はご飯たべてゆっくりお風呂に浸かって
ぐっすり寝なさい、タクシーを呼ぶわ
そして近々LINEで集まるように連絡するわ
プライベートで明日にでも会いたいけど
それじゃリナちゃんに迷惑でしょ?」
「いえ、私あんな記事書かれちゃったし
もうアイドルとして、やってけないので大丈夫ですよ」
僕はギクリとした。
「じゃあ明日の夜、食事しながら話しましょう、詳しくは連絡するわ」
新宿 ビル 地下 駐車場
リナのパパラッチの一件でここにタクシーを呼ぶ様になったのだった。
「それじゃ僕失礼します」
ぺこりと頭を下げ、ミオリがタクシーに乗る。
レベッカ達もタクシーに乗り込んだ
「エリさん」
リナがエリに声をかけた。
「わかっているわ」
「ユウ離れた所にタクシー止めてるから、すこし歩かない?」
なんでそんな事するんだ?
「......別にいいけど」
新宿の街、通り過ぎる人々にリナは指をさされるが
リナは全く眼中にない。
.....僕と一緒なのにいいのか?
「......色々とありがとね、
......まさかあんたがヘラクレスもってたなんて
......ジョーカー、狙ってたでしょ?」
リナが意地悪く言った。
十数分程歩いた、気付くとここはラブホテル街だった。
僕は動悸が激しくなった。
「......それじゃ約束通り、してあげよっか?」
リナの顔が赤い、彼女の手が震えている、緊張しているみたいだ
僕も動悸が激しくなった、自分の心臓の音で何も聞こえない。
でも
「......いやいい、ジョーカーは、ミオリから貰った物だ
それに僕がラスボス倒した訳じゃない倒したのはミオリだ」
断るのも失礼かもしれないが、今の僕にはそんな事できない
「......そっか、やっぱり優しいんだねユウって」
全てを見透かした様な目で、目の前の少女は僕を見てくる。
「......じゃあはい」
リナは上着のニットをゆっくりと上げて、
薄いピンクのブラジャーにつつまれた胸を僕に見せた、白い肌が少し火照っている。
くびれたウエストに桃色のレースの入った布につつまれた大きな乳房。
リナは恥ずかしそうにしながらすぐにニットを着て、微笑む。
「.....それじゃね、ユウ」
軽く手を振り
少女は都会の闇に消えていった。
「......エロい」
僕は軽く笑った。
第一部、ギリシア神話編 完。
読んでくれてありがとうございます。
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こういうところ直してほしい、こういう文体がいいなど
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