3:レビューの効果
レビューとは、先に述べたように広告であり、作者にとっても宣伝効果を狙えるものだ。
貰えば誰だって嬉しいのは確かだが、肝心の中身を紹介せずに、文章力やジャンルとしての本格か否かなど、明らかにどの作品でも使えそうな言葉で構成されたレビューは非常に残念、勿体ないように思う。
本当にその作品を、例え連載中でも最後まで読むか、或いは大まかであっても、内容を把握してからレビューを書いたのか?
そういう面では、作者としては、折角貰ったのにもやもやした気分にさせられる。でも、お礼だけは言わなくちゃ、と。
その作品にしかない魅力。
何故その作品を一推しできるのか。
それを書くのは簡単なはずだ。特に「なろう」で作家をやっている人間なら。
何故なら、その作品を面白いと思い、わざわざレビューを書こうとまで考えたのだから。
もし、どうしても主観で構成する文章になるのなら、わざわざレビューにはせずに、感想に書くべきだと思う。作者のためと思ってのことだろうが、ポイント的には違いがない(はず)。
レビューは広告文句である他に、これから作品を読む方へのメッセージでもある。
魅力を伝えるということ。これだけを守れば、決していい加減なものにはならないはずだ。
一旦消して書き直してもいい。「これ、自分が書いたんだぜ」と自慢出来るような、より良いレビューを記載出来るよう、ぜひとも心を込めて書いて頂きたい。
なお、共感して頂いた方、ぜひ感想ではなく、レビューでこのエッセイを推してみてほしい。
※と言っても、催促ではありませぬ。