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読んでおきたいレビューの心得  作者: 杏仁みかん
第一章:小説レビュー編
2/9

1:レビューと感想の違い

 「なろう」で、とても応援したい小説があるとしよう。でもレビューと感想ってどう違うの? と思われる方も大勢いることだろう。

 何となく、「レビューは感想よりも難しい」とか思う人もいるかもしれない。それはある意味間違ってはいない。

 だが、レビューというのは、根本的に感想と意味が異なるものだ。


 先に述べたように、レビューは批評や推薦の類を表している。その商品(作品)の価値を文章にて決めるものだ。他人に向け、こういう作品でオススメだ、と広めるものだ。

 感想は、ほとんどの人が小学校から読書感想文という形で体験しているように、読んで感じたことをそのまま文章としてまとめるものである。レビューと違って「誰か」はこの際関係なく、自分がどう思ったかが大事。どちらにせよ、作者にとっては戴く事でスキルアップが望める。


 つまり、感想は主観(自分が中心となる考え)、レビューは誰にとっても平等である第三者からの観点であることが最低条件なのだ。

 よって、「私は~」「~と思う」という主観的な内容ではレビューとは言えない。


 例えば、「~の表現がとても分かりやすい」と書いたとしても、人によっては分かりにくいと思うかもしれない。或いは、わざわざそのように記載するほどの技量が明確であれば、書いてもいいだろう。


 また、厳密に言えば本の帯に書いてあるようなものも、小説のあとがきに書いてあるような他者のコメントもレビューではない……はずなのだが、「どこそこがオススメである。ぜひ読んで欲しい」という内容で〆るのも含め、この際、「なろう」であればまぁまぁアリではないかと、僕は思う。


 ぶっちゃけ、レビューとは広告だ。

 テレビショッピングの「新製品になってどこが凄いのか」の解説とか、ゲームレビューなんかが、そのままレビューだと思えばいい。

 ただし、作品紹介とも違うのは注意して頂きたい。

 「こういう作品です。内容はこうで~」と書くのは作品紹介であって、レビューなんかではない。……これは、僕自身が散々注意させられた部分である。


 この作品のここが凄い。

 この作品はこれがウリだ。

 どうしておすすめできるのか。

 どういった部分に注意して読んで欲しいか。


 僕なりに考えた一例だが、こう言った内容で構成してみては如何だろうか。

 ただし、よくあるジャンルで比べて違いを出すのはいいとしても、余所様の作品に具体例を挙げて直接的に比べるのは絶対にやってはいけない。

 ましてや、どっちが凄いか、等というのは論外。そもそも作品は唯一無二のものであり、同一作者のシリーズ以外で何かと比べるのは最低のレビューだ。

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