なつかしい記憶
おめでとうを繰り返す
夢の中、
それとも現実か・・
突然思い出した、キミの誕生日
たぶん、あれから時は流れていって
思い出くり返すたびに
大人になったからと無理やり押し付けて
迷ってたココロを見せないようにしてた
そのあいだ、
どれくらいの幸せがあったのかな
キミよりは当然に少ないはずで
でも、
たしかめること、できないくらいが
いまの僕にとっては
ちょうどいいのかもしれないね
なつかしい記憶
どうぞ、寄せては返す波間へ預けたから
僕は遠い波の音だけを聞いている
寝坊するんだよね、と
よくキミが言っていたから
プレゼントした置き時計
いまは、どこかで時を刻みながら
それも分からないけど
僕は相変わらず
波の音を聞きながら