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見え隠れする本心

泪とグレイフェズとメーメルは拘束したリーダー風の男を連れ市場街にある空き家にいた……。

 ここは市場街の空き屋。あれから私はグレイとメーメルと、拘束したリーダー風の男を連れここに転移してきた。勿論、メーメルの魔法でだ。


 グレイは封印を解かないと転移の魔法が使えない。そのためメーメルの魔法を使ったのだ。


 ここに転移してからメーメルは人間の姿になる。



 それとムドルさんは、拘束したトゼルっていう人を連れてコルザの屋敷に転移した。


 魔族の姿で直接、向かって大丈夫なのかなと思う。だけどグレイが、考えがあるんだろうと言った。それを聞き私は、そうだと思い納得する。


 だけどその時、メーメルは不安な表情を浮かべていた。



 そして今、私たちは今後のことについて話し合っている。


「デビルミストのことは、ドルバドスさん以外に言うな。あの人は知っている。だが、他の連中は知らないはずだ」


「うん、分かった。それで、このあとどうするの?」


「そうだな……とりあえず、ギルドに戻ってドルバドスさんと相談してから判断しようと思う」


 それを聞いたメーメルは、難しい表情を浮かべた。


「うーむ……。それが良い、と言いたいのじゃが。そんな、ゆっくりもして居られぬのではないのか?」


「そうかもしれない。だが、なんの策……情報もなく動く方が危険だ」


「そうなのじゃが……」


 メーメルは更に表情を曇らせる。


「メーメル、何か気になることがあるの? それとも、ムドルさんが心配なのかな」


「それはない。ムドルは大丈夫じゃ。心配なのは、厄災がデビルミストだけじゃないという事……」


「確かに……厄災は、他にもある。だが……ああ、クソッ!! 俺は……」


 そう言いながらグレイは、なぜか私の方を不安な表情でみた。


「ルイが心配みたいじゃな」


「えっ? どういう事……」


 メーメルがなんでそう言ったのか理解できない。私はグレイの方を、チラッとみる。


 俯きグレイは考えていた。若干、顔が赤いようにみえる。


「そうだな。メーメルの言う通りかもしれない。これ以上ルイを、危険なことに巻き込みたくないと思っている」


 そう言うと真剣な表情でグレイは、私の方に視線を向けた。


「え、えっと……心配してくれるのは嬉しい。だけど、私なら大丈夫。もし足手まといって思ってるなら、ならないように気をつける」


「……足手まといなんて思っていない。俺が言いたいのは……そういう事じゃ……」


 グレイは私から目を逸らし悲しい表情になる。



 どうしてだろう。足手まといじゃないなら、一緒に行動したっていいと思うんだけど。グレイ、何を考えてるか分かんない。

 ……私は傍にいたい、だけ。何ができるって訳じゃないけど……。



 そう思いながら私はグレイをみつめる。


「うむ、妾が居る。もしもの時は、ルイを逃がすことも可能じゃ。一緒に行動しても、問題ないと思うがのう」


「……そう、だな。その時はメーメルじゃなくても……俺が、ルイを守ればいいだけのことだ」


 そう言いながらグレイは、真剣な顔で私をみた。私はそれを聞きグレイにみられ、なぜか鼓動が速くなる。……顔が熱い。


「あ、ありがとう。なるべく邪魔にならないようにするね」


「そうしてくれると助かる」


 グレイは意地悪気味に言う。だけど、つらそうな顔をしていた。気になるけどそれ以上、聞かない方がいいと思いやめる。


 そしてその後も私たちは、どう行動するか話し合っていた。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『んーグレイ……何が言いたいの?』…by泪


『い、いや……そうだな言ってスッキリするか。悪いルイ、お前の剣をうっかり壊した!』…byグレイフェズ


『……剣、そっかぁ。じゃあ、グレイ買って来てね(。-∀-。)……一番高くて良いやつだよ( ´艸`)……』…by泪


『(ꐦ ^-^)…オイ……そんな高い剣、そんな高級で良い物を持ってたってお前じゃ使い熟せん! 買ってはやるが、お前にあった剣をな。そういうう事だ……ついてこい』…byグレイフェズ


『えーヤダー、なら自分で買ってくるからいい!』


『『いいから……こい!(・_・ )=C(o_ _)o.....ズルズ……』』…byグレイフェズ、泪


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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